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  • “加害”した兵士をどう見るか

    なぜ兵士は慰安所に並んだのか、なぜ男性は「慰安婦」問題に過剰反応をするのか――戦前から現代まで男性を縛る“有害な男らしさ” “加害”した兵士をどう見るか ――実は私の祖父も、兵士として中国に送られています。戦後、年に1回は孫たちに戦争の悲惨さを伝えようと機会を設けていましたが、戦友の話や彼らとの交流、どうべ物を確保したかといった話にとどまり、彼自身どうしても核心に触れられないまま亡くなりました。南京事件や「慰安婦」問題の実情を知ると、祖父や日兵をどういったまなざしで見ればいいのか悩んでいます。これは長年の個人的な煩悶であるとともに、戦争を知らない世代の普遍的な問題でもあると思います。 平井氏 個人を断罪することは、歴史をやる者はやってはいけないと思っています。ただ、お気持ちはよくわかります。 大学の授業でも、戦時性暴力を兵士の個人的なセクシュアリティ問題だけとして受け止められないように

    “加害”した兵士をどう見るか
    kiku-chan
    kiku-chan 2019/08/10
    「簡単に白黒つけられないこと、前世代が残した不都合な史実にも向き合い続けることは、苦しくても、次世代に平和を引き継いでゆくための知的営み」昔は保守派もこれをやっていたのだよな
  • なぜ兵士は慰安所に並んだのか、なぜ男性は「慰安婦」問題に過剰反応をするのか――戦前から現代まで男性を縛る“有害な男らしさ”

    なぜ兵士は慰安所に並んだのか、なぜ男性は「慰安婦」問題に過剰反応をするのか――戦前から現代まで男性を縛る“有害な男らしさ” 女性史・ジェンダー研究家の平井和子氏 【特集「慰安婦」問題を考える】第1回では、「慰安婦」問題について国際的に非難されているポイントや日韓対立の質に迫った。第2回では、「慰安婦」問題の“加害者”である日軍兵士に目を向けてみたい。家族のためにと戦地に赴き、時間があれば親やきょうだいに向けて手紙を書いていた“善良な市民”である彼らは、なぜ慰安所に並び、敵地で女性をレイプしたのか? 慰安所に並んだ兵士と、並ばなかった兵士の分岐点は何か。『戦争と性暴力の比較史へ向けて』(岩波書店)の編著者の一人で、同書の中で「兵士と男性性」を記した女性史・ジェンダー研究家の平井和子氏に話を聞いた。 【特集】「慰安婦」問題を考える第1回 今さら聞けない「慰安婦」問題の基を研究者に聞く――

    なぜ兵士は慰安所に並んだのか、なぜ男性は「慰安婦」問題に過剰反応をするのか――戦前から現代まで男性を縛る“有害な男らしさ”
  • 今さら聞けない「慰安婦」問題の基本を研究者に聞く――なぜ何度も「謝罪」しているのに火種となるのか

    林博史・関東学院大学教授 「慰安婦」はいなかったとする「否定派」の主張を、資料の検証や元「慰安婦」の聞き取りを行っている歴史学者、政治学者らが反証し、問題の争点を浮上させた映画『主戦場』。4月から上映している東京・渋谷の映画館イメージフォーラムではいまなお終映日未定のロングランとなっており、現代ではアンタッチャブルとなりつつあった「慰安婦」問題への関心が高まっている。 また、現在開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」内の企画展「表現の不自由展・その後」で展示されていた少女像(※1)について批判が殺到、脅迫やテロを予告するようなファクス・電話が相次いだため、展示開始からわずか3日で同企画展自体が中止となった。これついては、「表現の自由」の制限のみならず、歴史を歪曲する動きが表出したことも懸念すべき点だといえよう。それを裏付けるように、大阪市の松井一郎市長は8月5日に記者団に対し、

    今さら聞けない「慰安婦」問題の基本を研究者に聞く――なぜ何度も「謝罪」しているのに火種となるのか
    kiku-chan
    kiku-chan 2019/08/08
    否定派はこの程度の長さの文面も読まないし、読んでも理解できない
  • 絵本・児童書の“萌え絵”論争――「子どもに悪影響」の声に、児童文学評論家が反論|サイゾーウーマン

    『にんぎょひめ (せかいめいさくアニメえほん) 』(河出書房新社) 幼い頃に慣れ親しんだ絵や児童書が、イメージと異なる新しい絵柄の表紙で書店に並んでいるのを見て、違和感を覚えた――。そんな経験をしたことはないだろうか。特に最近は“萌え絵”と呼ばれるタッチのイラストが使われた作品が増えたことから、「児童書の表紙にふさわしくない」「感受性や想像力が養われなくなりそう」などと、ネット上で物議を醸しているようだ。そこで今回、児童文学評論家の赤木かん子氏に、絵や児童書の“萌え絵化”の是非について見解を伺った。 に美しさを求めるのは日の国民性 日のアニメやゲームなどに使用されることが多い“萌え絵”。その詳細な定義は定まっていないが、「特徴的な大きな目」「等身が低い」「髪色がカラフル」「アニメ調の雰囲気」といったタッチの人物画を指すケースが多い。見る者に“萌え”を感じさせるとしてその名がついた

    絵本・児童書の“萌え絵”論争――「子どもに悪影響」の声に、児童文学評論家が反論|サイゾーウーマン
  • 『幸色のワンルーム』放送中止に批判の嵐……弁護士・太田啓子氏が「誘拐肯定」の意味を語る

    『幸色のワンルーム』(朝日放送)公式サイトより 「表現の自由はどうなるんだ」「現実とフィクションの違いもわからないなんて」「じゃあサスペンスドラマも全部放送中止だね」――テレビ朝日が6月18日、7月開始予定の連続ドラマ『幸色のワンルーム』の放送を取りやめることを発表した途端、ネット上には、こんな激しい言葉が飛び交うこことなった。 同ドラマの原作は、もともと2016年9月より『世の中いろんな人がいると言う話』というタイトルでTwitterに投稿された作品で、翌17年2月からは漫画サイト「ガンガンpixivコミック」にて連載が始まり、コミックスは重版含め累計75万部を突破している。 両親から虐待、同級生からイジメ、教師から性的暴行を受け、行き場を失った14歳の少女が、ある日、マスク姿の“お兄さん”に誘拐され、“幸”という名をもらい、同居生活を送る――というストーリーだ。原作漫画が公開されている

    『幸色のワンルーム』放送中止に批判の嵐……弁護士・太田啓子氏が「誘拐肯定」の意味を語る
  • 乙武さんの提言「労働も家事・育児も大変、だからこそ互いの立場を想像しよう」

    意外にも結婚は見切り発車だったと 話す乙武洋匡さん 結婚――それは独身時代に抱いていた“理想”を壊し合う作業から始まる、超現実的な「生活」の日々。まったく違う人生を歩んできた2人が“夫婦になる”ためには、どんな試練が待ち構えるの!? ぶっちゃけ結婚ってどうですか? ――現在、2児の父親である乙武洋匡さんは、24歳で結婚しました(当時、夫人は22歳)。今年で結婚13年目。お互い、どこに惹かれ合ったのでしょうか。 乙武洋匡氏(以下、乙武)僕はもともと、自分に自信のない人・暗い人・僕に興味がない人という3拍子揃った人が好きなタイプだったんです。なんとなく、彼女はそういうタイプかなあと(笑)。 ――外交的な乙武さんとしては、好きなタイプが意外ですね。 乙武 そういうタイプの人といると、居心地がいいんですよ。はぐうたらしてるのが好きな人で、子どもが生まれる前までは、昼過ぎまで起きてこないこともよく

    乙武さんの提言「労働も家事・育児も大変、だからこそ互いの立場を想像しよう」
    kiku-chan
    kiku-chan 2016/03/24
  • なぜ「ていねいな暮らし」に憧れる人は梅仕事にいそしむのか? 「趣味としての料理」の変遷をたどる

    『小林カツ代と栗原はるみ』の著者・阿古真理さん (前編はこちら) ――『小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代』(新潮新書)は、料理研究家の歴史をひもとくという一面とともに、料理が義務から趣味になる歴史をも表したように感じました。 阿古真理さん(以下、阿古) それもあります。惣菜を買うことも外することもできる環境で、あえて作るのは「楽しみ」という意味を持ちます。昭和50年くらいに“手作りブーム”が起こり、手芸だけじゃなく、ケーキやジャムの手作りなど西洋的なものがはやった。今ほどグレードが高くなくても、外チェーン店が台頭し、持ち帰り弁当やコンビニが普及してきた時期に起こったんです。 今も同じ。女性が働き続けることが当たり前で、料理初心者よりデパートのお惣菜の方が何倍もおいしくなっている中ではやってるのが手作りです。それも、“おばあちゃんの梅仕事”的な梅干しや梅酒、味噌作り教室が人気

    なぜ「ていねいな暮らし」に憧れる人は梅仕事にいそしむのか? 「趣味としての料理」の変遷をたどる
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    kiku-chan 2015/08/01
  • Hage田ゲス子セレクト「渡る世間は鬼女ばかり」のニュースまとめ|サイゾーウーマン

    ヲチャー・Hagexが教える、個人情報流出元をたどる方法 通信教育の最大手「ベネッセホールディングス」が、自社の顧客情報を大量に流出させたと報じられています。その数はなんと最少で760万件。ちなみにベ... Hage田ゲス子セレクト「渡る世間は鬼女ばかり」 2014/07/17 15:00

    Hage田ゲス子セレクト「渡る世間は鬼女ばかり」のニュースまとめ|サイゾーウーマン
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    kiku-chan 2013/06/09
    気付くのが遅すぎたぜ!
  • 慰謝料を勘違いしている女性が多い! 妥当な慰謝料の金額とは?

    逆ギレという言葉がありますので…… ――玉石混交のネットの海で、下衆なエピソードだけを収集・観察する奇跡のヲチャーHagex。彼がセレクトした、某橋田壽賀子ドラマよろしく、読むとゲッソリする……いや人生のトラブルシューティングとしてためになるエピソードを紹介。 ネットでは「『痴』という漢字の中に『矢口』って文字が入ってる!」というネタが出てくるほど、ホットな女・矢口真里。浮気発覚後どのような展開になるか注目されていましたが、5月30日についに離婚届を提出し、結婚生活は2年で終わってしまいました。双方の事務所が連名で離婚を発表し、その文書には、 「この結論にたどり着くまで2人で何度も話し合いましたが、お互いの将来を見据えて別々の道を歩んでいこうという結論に至りました」 と説明されていました。この文章を読む限り、離婚は早々に決まり、マスコミにどこまで公開するか、今回のことで中村昌也はどこまでし

    慰謝料を勘違いしている女性が多い! 妥当な慰謝料の金額とは?
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    kiku-chan 2013/06/09
    hagexさん、連載を持っていたとは
  • JALクレーム騒動のさかもと未明、新幹線でも同様の騒ぎを起こしていた!?

    さかもと未明オフィシャルブログより 漫画家・さかもと未明が、「PHP Biz Online 衆知(Voice)」に起稿した文章がネット配信され、大きな話題になっている。搭乗した飛行機内で泣き出してしまった幼児をめぐり、その母親や航空会社に対して独自の理論を展開したことが理由だが、ネットを中心に批判の声が広がっている。 記事によると、さかもとは今年夏、日航空機(JAL)の国内便に搭乗した。その際、乗り合わせた1歳前後の赤ちゃんが、離陸から到着までの間、ずっと泣き通しだったという。さかもとは「赤ちゃんが泣き叫び通しだったのにブチ切れてしまったのだ。だって、客室乗務員さんが母親と一緒にあやしても泣きやむ気配はないし、逃げ込む場所もないんだもん」として、さらに泣き続ける赤ちゃんに耐えられなくなったのか、『もうやだ、降りる、飛び降りる!』と、着陸準備中にシートベルトを外して出口に向かって走った」と

    JALクレーム騒動のさかもと未明、新幹線でも同様の騒ぎを起こしていた!?
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    kiku-chan 2012/11/24
    やっぱり、パーソナリティ障害なのかなあ
  • 「東京は希望」「東京には何もない」山内マリコ×中條寿子の女子と地方

    『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎) 山内マリコ氏の処女小説『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎)が、地方生まれの女子の大きな共感を呼んでいる。全8章の主人公たちは、いずれも地方出身か在住者。生まれ育った田舎を肯定することができず、「ここではないどこか」を求めて悶え苦しむなか、エスケープの最大手段として、大都会へ出て行くことに憧れと希望を抱いている。 ドン・キホーテやジャスコ、ファミレスが国道沿いに立ち並ぶ、どこの田舎にもある“ファスト風土”。その中で生活が完結し、地元の仲間と結婚し出産する。主人公たちが嫌悪するこの生活は、果たして、当に絶望の地なのか――? 2005年から、地方都市のキャバ嬢たちにスポットを当て続けてきた、雑誌「小悪魔ageha」(インフォレスト)の元編集長・中條寿子氏と、山内マリコ氏が対談する。 ――中條さん、山内さんのを読んで、いかがでしたか? 中條寿子氏(以下、中條)

    「東京は希望」「東京には何もない」山内マリコ×中條寿子の女子と地方
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    kiku-chan 2012/11/22
    『六本木や歌舞伎町よりも、相模大野とか厚木あたりの地方のキャバ嬢の方が、本当にはやっているものを持っていてリアル。』 柳原可奈子の「総武線の女子高生」を思い出した。西船のららぽマジヤバイってやつ
  • 「I LOVE mama」から読み解く、自己評価の低さと早婚の因果関係

    「I LOVE mama」2012年8月号 (インフォレスト) 姉さん事件です! “産後10カ月で26kgダイエットに成功”でおなじみの白戸彩花ちゃんが、第2子出産をきっかけに18kgのリバウンドですって! 今号から格復帰の白戸さん、よくよく見れば全体的にぷにょっとしていなくはないですけど、体重50kg台が許されないのがラブママの世界。ということで今月から連載「白戸彩花です!産後ダイエット始めます!」がスタートしました。ふくれっ面の白戸さんの背景に、白戸さん自身がしたためたと思われる「デブ」「チビデブ」「肥満」「醜い」「着れる服あんの?」「豚」という恐ろしき呪詛の書が無数に貼り付けてあり、かなりのインパクト。26kg痩せて、18kg太って、さらにまた10kg減を目指すという、日のC・アギレラこと白戸彩花ちゃんのダイエットは要チェックでございますよ! <トピックス> ◎白戸彩花です!産後

    「I LOVE mama」から読み解く、自己評価の低さと早婚の因果関係
  • 「子育て」を前に結束力を高めるべき! 当たり前すぎて忘れがちな夫婦の関係

    『はるまき日記』(文藝春秋) (前編はこちら) ――今は育児に関する情報が多く、例えば育児雑誌のQ&Aを見ても、お母さん方が過剰な不安に襲われているように見受けられます。瀧波さんはどのような基準で、情報の取捨選択をしていますか? 瀧波ユカリ氏(以下、瀧波) うちの場合は、夫と話し合って決めています。子どもが熱を出して病院に連れていくか迷う時、やネットの情報の答えはまちまちなので、それで決めるのはとても無理。夫と話して、互いにいろんな情報を見た中で自分の意見を言い、落とし所を見つける。すごく普通のことなんですけどね。 ――子育て中のお母さんの悩みとして、お父さんがお母さんと同じぐらいの情報量や子育てに対する熱意を持っていないので、孤軍奮闘だという意見も多いようですが……。 瀧波 夫婦でも、言わないとわからないということはすごく多い。妊娠前に、『サレンダード・ワイフ 賢い女は男を立てる―この

    「子育て」を前に結束力を高めるべき! 当たり前すぎて忘れがちな夫婦の関係
  • 「自分の強さを守ること」瀧波ユカリ氏にママ同士の“内政干渉”への防護策を聞く

    『はるまき日記』(文藝春秋)より 赤ちゃんが1人で布団からずりあがった姿を「ずりあがり寿」と名付けたり、赤ちゃんが自身の耳いじりで恍惚とする姿を「ミミニー」と名付けたり……。『臨死!!江古田ちゃん』(講談社)の作者として知られるマンガ家・瀧波ユカリさんの『はるまき日記』(文藝春秋)は、愛娘に対する愛情を文章の端々に宿しつつ、乳児期の赤ん坊の生態を時には下ネタを交えて描き、子育ての“常識”を逆手に取って「笑い」に昇華した子育てエッセイだ。夫婦で同じ方向を見ながら子育てをする姿勢をうらやましく思う一方、現代においてはネガティブなイメージもある育児をこれほどまでに楽しめる姿を、不思議に思う人も多いのではないだろうか。そこで瀧波さんに子育てへのスタンス、ベースとなる夫婦関係について話を聞いた。 ――『はるまき日記』には、瀧波さんと旦那さんが育児を楽しむ姿があふれています。つらそうな部分はほぼ皆無で

    「自分の強さを守ること」瀧波ユカリ氏にママ同士の“内政干渉”への防護策を聞く
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    kiku-chan 2012/07/31
  • 「婦人公論」で河本準一問題をまだまだ追及! 片山さつきのしつこさに恐怖

    「婦人公論」(中央公論新社)2012年 7月22日号 「婦人公論」7月22日号の表紙、パッと見て誰かわからず、クレジットを確認したところ、長澤まさみでした。今まで見たどの長澤まさみよりもオバ……否、大女優ふうに写っています。撮影はグラビア界の林家ぺーこと巨匠篠山紀信なので、長澤サイドも写りに不満があっても「キシンだから何も言えねえ」状態なのでしょうね。もともともっさり美人なのに、さらにもさもさに撮られてしまったまさみたんを哀れに思いながら、中のインタビューを読んだら、第一文が「この6月で25歳になりました」でした。まだ25歳とは! まるでこの熟女写りを言い訳するような文に、“老害”の2文字がはっきり浮き上がって見えましたよ。余談ですがモジャモジャ具合は、スナップ界の篠山紀信こと林家ぺーが勝ってます! 別のグラビアコーナー「愛でたい男」には、人気爆発中の綾野剛が登場しています。1ページ、ワン

    「婦人公論」で河本準一問題をまだまだ追及! 片山さつきのしつこさに恐怖
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    kiku-chan 2012/07/13
    「それよりもさつきの恐ろしさが先に立って、そのイメージしか残らないという大失敗なインタビューとなっています。」
  • 支配したがる母からの自立と自尊心を取り戻す過程を描く、『母がしんどい』

    『母がしんどい』(田房永子、新人物 往来社) ド直球なタイトル通り、書は“しんどい母”にからめとられて身動き取れなくなった主人公・エイコちゃんの自立物語を描いたコミック。カラフルな表紙に描かれたエイコはミッフィー的無表情ながら、「母」はにこやかにキラキラを飛ばしながら娘をかき抱いていて、パッと見には「ん? 何がしんどいの?」という状態が、むしろ相当にしんどそう。 なにしろこのお母さん、「怒ると3秒で豹変」して怒鳴り散らしたりはするものの、「元気でひょうきんで みんなを笑わせるのが上手」であり、暴力やネグレクトのようなあからさまな虐待をするわけではなく、「怒られもするけど 抱っこもいっぱい」してくれる人だ。ハタからはごく普通の家庭にしか見えない。 正直、エイコが小学生ぐらいまでは、読んでて、「えっ……これでしんどいとか言われちゃうの!? 習い事を強制したりまずい弁当作ったりなんて、多かれ少

    支配したがる母からの自立と自尊心を取り戻す過程を描く、『母がしんどい』
  • 読者層の新陳代謝を促す「STORY」に、「お小遣い月1万円」層が登場

    「STORY」2012年6月号(光文社) 「STORY」今月の大特集は「40代的流行服で、あなたのお肉はなかったことに!」です。「流行の服をカッコよく着こなすために、さああなたも今日からダイエット!」などという女性誌的戯言をぶっこかないのが、中年女の希望「STORY」です。それどころか贅肉たちを「それは40年間頑張って生きてきた勲章」と称え、「40代ともあらば、そんな悪目立ち希少部位の一つや二つあるのが当たり前」と開き直ります。みなさん、ブラからはみ出たその肉はミスジ、ジーンズに乗ってるその肉はイチボですってよ! この特集、まさかの甲ハミ肉まで網羅していて(ババアにグラディエーターサンダルは大敵!)、精肉店の牛豚ポスターに見入っていた幼きころを思い出しましたよ。そんな肉系ならぬ、精肉系女子たちの肉林の宴を今月も盗み見しとうございます。 <トピックス> ◎大特集 40代的流行服で、あなたの

    読者層の新陳代謝を促す「STORY」に、「お小遣い月1万円」層が登場
    kiku-chan
    kiku-chan 2012/05/08
    これはもうパラダイムシフトと呼ぶべき!
  • 「an・an」の全女性風俗嬢計画が加速! 「精●を口から垂らすと彼も満足」

    「an・an」(マガジンハウス)9月 7日号 今週の「an・an」はセックス特集! そして今回の脱ぎ要員は関ジャニ∞・大倉忠義。一般的には顔がそこまで知られていない大倉くんですが、細マッチョのいい体をプリケツまるごと、そしてアンダーヘアを5センチほど披露して頑張ってます。向井理よりは良い出来と筆者周辺ではもっぱらの評判。ウォッチャーの方はご確認ください。さて、中身を早速ウォッチしていきますよ~。 <トピックス> ◎感じあう、最高のセックス ◎オトコを奮い立たせる、エロスイッチとは? ◎やっぱり気になります…。みんな、セックスはどうしてるの? ■ソープ嬢ではありません! 今回も電車でも喫茶店でも雑誌を開くことがはばかれる、卑猥なイラストと企画が盛りだくさん。そのなかでも、一番必要性を感じない企画「実は彼もドキドキしています。正しいオトコの触りかた。」をピックアップします。内容は、男を勃たせる

    「an・an」の全女性風俗嬢計画が加速! 「精●を口から垂らすと彼も満足」
    kiku-chan
    kiku-chan 2011/09/02
    「AVの見過ぎ」がこんなところにまで
  • 女子高生で母に……「I LOVE mama」に見る若ママの光と影

    「I LOVE mama」2011年10月号(イン フォレスト) 「たまひよ」(ベネッセコーポレーション)よりリアルで、「小悪魔ageha」(インフォレスト)より生活臭がある。イマドキのギャルママたちの生活に寄り添い続ける「I LOVE mama」(同)、合い言葉は「ちびコへの愛とメイクは盛り盛り、家計と体重はサゲサゲ」。ミッキーマウス型のぶり大根を作ったり、オール100均でフルメイクしたり……「I LOVE mama」から垣間見える美ママたちの日常は、素直で健気で時に危うい。そしてこの雑誌の最大の見せ場は、元ヤンチャなママたちが振り返る、刹那自叙伝です。今月はなんと! JKママ(女子高生ママ)と若ママのツラ話(ツラい話)特集。みなさん、ラブママ夏の終わりのハーモニーに耳を傾けましょうね! その前に今月のラインナップを。 <トピックス> ◎美ママは今日からズボラ主婦になる ◎美ママのための

    女子高生で母に……「I LOVE mama」に見る若ママの光と影
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    kiku-chan 2011/08/25
  • 「だからあなたは結婚できない!」、「CLASSY.」の結婚教が次のレベルに

    「CLASSY.」9月号(光文社) 最初からこんなことを言うのはレビューを書かせて頂いている者としてお恥ずかしい限りなのですが、今月号の「CLASSY.」は広告がたっぷり入っているからか、正直印象に残りません。書き出すまでに5回ぐらい読み返したのですが、それでもどこを切り取ればいいのか分からず、見切り発車もいいところでスタートしてます。自分でも最後まで書ききれるかドキドキですが、こういうのも生っぽくていいでしょ? とインスタレーション・アーティスト気どりで書かせて頂きたいと思います。 <トピック> ◎思わず彼が話題にしちゃう! デートで仕掛けるホメられトラップ ◎メークで海外セレブに限りなく近づこう ◎だからあなたは結婚できない! ■そう考えると、マサイ族ってオシャレ~ 今月号の「CLASSY.」の特集は「『キレイになったね!』は最高のホメ言葉」です。特集内の「思わず彼が話題にしちゃう! 

    「だからあなたは結婚できない!」、「CLASSY.」の結婚教が次のレベルに
    kiku-chan
    kiku-chan 2011/08/02
    『興味津々でページをめくったら、既婚者の覆面座談会やら合コンの達人やら専門家のコメントで、チェックリストに対するアンサーがない! おいおい、際どい質問に答えさせて、恥だけかかせて置いてけぼりかよ!』