ハフポスト日本版ニュースエディター 特集「#だからひとりが好き」ディレクター News Editor, HuffPost Japan 7th December 1941: The USS Arizona sinking in a cloud of smoke after the Japanese attack on Pearl Harbor during World War II, Hawaii. (Photo by Hulton Archive/Getty Images)
北大生のイスラム国渡航を阻止するため、警視庁が適用した刑法の私戦予備・陰謀罪。前例のない罪名だけに、適用の可否については捜査当局でも見解が分かれる。現状では同様のケースを想定した法律はなく、海外での「日本人戦闘員」をどう防ぐか、大きな課題が浮上している。 ■放置された法律 「大学でも教えない放置されてきた領域で、判例もなく判断は難しい。現代版のテロにどう対応するかという問題を意識させる事件だ」。首都大学東京の星周一郎教授(刑事法学)は私戦予備・陰謀罪の適用についてこう評する。 同罪の原型は明治13年に制定された旧刑法にある。「外患ニ関スル罪」の条文で、交戦権が認められた国家以外による外国との私的戦闘を禁止。星教授は、江戸時代末期に薩摩藩や長州藩が外国に戦争を仕掛けたようなケースを前提にしていたと指摘する。明治40年に現行法に改正する際、「私人が国内で外国と戦争するのは想定できない」と準備だ
特攻とは何か。特攻隊員たちの遺書が自身の執筆活動の原点というノンフィクション作家、保阪正康さん(74)に聞いた。【聞き手・高橋昌紀/デジタル報道センター】 ◇ ◇ ある元海軍参謀にインタビューをした際、戦時中の個人日誌を読ませてもらったことがあります。特攻隊についての記述があり、「今日もまた、『海軍のバカヤロー』と叫んで、散華する者あり」と記してありました。部外秘の文字も押されて。この元参謀によると、特攻機は離陸した後はずっと、無線機のスイッチをオンにしているそうなんですよ。だから、基地では特攻隊員の“最後の叫び”を聴くことができた。「お母さーん」とか、女性の名前もあったそうです。「大日本帝国万歳」というのはほとんどなかった。ところが、そうした通信記録は残っていない。故意に燃やしてしまったに違いありません。“軍神”が「海軍のバカヤロー」と叫ぶ。それは当局にとって、隠蔽(いんぺ
1956年生まれ。テレビディレクター、映画監督、作家。ドキュメンタリー映画『A』『A2』で大きな評価を受ける。著書に『東京番外地』など多数。 森達也 リアル共同幻想論 テレビディレクター、映画監督、作家として活躍中の森達也氏による社会派コラム。社会問題から時事テーマまで、独自の視点で鋭く斬る! バックナンバー一覧 住宅地を少し歩く。細い路地を抜けると突然視界が開ける。異様な光景だ。敷地いっぱいに墓石が並んでいる。でも普通の墓石ではない。ほぼすべては高さ50センチメートルほどの小さな直方体(先端は少し尖っている)。台石は1枚だけ。すぐ足もとの墓碑には「陸軍歩兵加藤周一郎之墓」と彫られている。 大阪市天王寺にある真田山陸軍墓地。徴兵令が初めて発令された明治4年、当時の兵部省が設置した日本で最初の兵士の墓地だ。当初の面積は2万8040平方メートル。そして今は1万5077平方メートル。 ここには戦
ダニエル·スナイダー氏は、スタンフォード大学のショレンスタイン アジア太平洋研究センターの副所長だ。彼は、以前にクリスチャン·サイエンス·モニターの東京とモスクワの支局長を勤め、サンノゼマーキュリーニュースの外交政策担当編集者兼コラムニストでもあった。スナイダー氏は現在、東アジアの歴史記憶の形成に関する3年間の比較研究活動である「ナショナリズムと地域主義、分断された記憶と和解」プロジェクトを指揮している。彼自身の研究では、アジアにおける米国の最近の外交·安全保障政策と、日本と韓国の外交政策に焦点を当てている。同氏に、安倍首相の靖国参拝の影響について聞いた。 --靖国神社を訪問する安倍首相の動機は何なのでしょうか。イデオロギー的信念なのか、あるいは自らの支持基盤の保守層との連携を強化するためなのでしょうか? 「安倍首相にとって、これは個人的な信念の問題だと強く確信している。彼は繰り返しそのよ
昭和20年(1945年)8月15日に終戦、 昭和20年9月2日に無条件降伏をした。 「戦争ポスター」は焼却せよ、 と国の決定があって、「戦争ポスター」は焼却された。 焼却されたはずだった「戦争ポスター」が、 長野県の阿智村から135枚が、まとまって見つかった。 長野県立歴史館(千曲市)の企画展、 「戦争と宣伝 阿智村ポスターが語る」では、 阿智村で見つかった「戦争ポスター」135枚のうち、 72点が展示された。複製品ではなくオリジナルである。 2012年7月28日~9月2日開催。 「戦争と宣伝 阿智村ポスターが語る」のリーフレットから。 焼却命令がでたはずの「戦争ポスター」が、 どうして阿智村に残っていたのだろうか? 「戦争ポスター」が阿智村に残っていた謎は、 阿智村役場を訪れたとき(2012年6月)に、 課長が説明してくれた。ありがとうございます。 「阿智村の原 弘平 元村長が、 保存し
🇺🇦QWB🇺🇦 @huyuhutaru いやね、被害なんかはほとんどなかったんだよ。 特攻機の奴が、殺されても殺されても襲ってくるんだ。 誰がどう見たっておれたちの乗っていた空母まで届きようがないのに、見たこともないほどオンボロ飛行機でよたよたよたよた突っ込んでくる。 2013-11-19 23:54:02 🇺🇦QWB🇺🇦 @huyuhutaru あんな低い高度から爆弾もって体当たりしてきても、当たったって被害なんか知れたもんさ。そんな程度のこと、彼らだってわかってるだろうに、それでも突っ込んでくる。 殺されても殺されてもムダ死にしにくるなんて、あいつらヘンだったよ。 2013-11-19 23:55:57
先週21日に「アサド政権は自国の反政府勢力に対して化学兵器を使用した」というニュースが報じられたのを受けて「シリアへの介入論」が高まっています。今日(8月29日)から翌30日にかけて、アメリカが攻撃を開始するという説も相当に濃厚になっているようです。 アメリカは、アフガンとイラクの戦争で大苦戦を強いられると共に、国が大きく傾くほどの経済的なダメージを受けました。これを受けて、国民の間には強い厭戦気分があります。また、9・11以降続いていた、自国の安全のためには手段を選ばずという本能的な心理も消えています。 何よりも現在のアメリカは2008年9月の「リーマン・ショック」以来の不況をようやく脱しつつある中で、「軍事費を聖域とはせず」という方針で国家財政の健全化に取り組んでいる最中でもあります。 そうした時代の流れの中で、アメリカの世論は今回の「シリア攻撃」を支持はしていません。一部の調査によれ
新潟県長岡市出身で、旧海軍連合艦隊司令長官の山本五十六(1884~1943年)が、真珠湾攻撃の直前、親交のあった長岡藩主牧野家の当主に宛てて出したとみられる手紙の封筒が発見された。 神奈川県逗子市在住の第17代当主、牧野忠昌さん(71)が6日、長岡市のアオーレ長岡で行った「五十六まつり」の講演会で明らかにした。来年同市に開館する「長岡藩主牧野家史料館(仮称)」での公開を検討している。 牧野さんによると、見つかったのは、当時東京・渋谷にいた父・忠永さん宛てに、五十六が郵送した名刺サイズの封筒。宛先と名前が毛筆で記され、「16・12・8」(昭和16年12月8日)の「后0―4(正午から午後4時)」と消印が押されている。裏には「山本五十六」の名前とともに、差出人住所の位置に、五十六が真珠湾攻撃を指揮した時の旗艦「長門」の文字が書かれていた。 牧野さんが4月、史料館開設や今回の講演会に向けて、代々引
南大西洋上のフォークランド諸島の領有権を巡る英国とアルゼンチンの対立が国際問題化しているが、国内報道を見ているとそれほど目立っているわけではない。遠い国の話だからというのもあるし、その意味がよく理解されていないというせいもあるだろう。 フォークランド諸島では1982年、領有権を巡って軍事衝突が起きた。「フォークランド紛争」と日本では呼ばれているが、英語で"Falklands War"というように普通に「戦争」であり、双方で千人近い戦死者を出したものだった。 現在の対立はいわばその30周年記念と言えないこともない。深刻な事態になるかといえば、軍事衝突はあるかもしれないが、軍事力の差から、つまり英国が最終的には十分な抑止力を持っていることから、大問題へと発展するとの見方は少ないようだ。 「フォークランド紛争」はいろいろな意味で興味深い。この地域の争いは、油田といった資源問題を含むことに加え、現
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