照井資規(ジャーナリスト) 【まとめ】 ・今日の軍事技術ではハイテク戦闘機による「質的優勢」は実現できていない。 ・ステルス戦闘機はレーダー以外の方法では容易に探知される。 ・ハイテク戦闘機ほど実戦配備後に墜落するおそれが大きい。 【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て表示されないことがあります。その場合は、Japan In-depthのサイトhttps://japan-indepth.jp/?p=43328でお読みください。】 11月27日、政府は最新鋭ステルス戦闘機「F35」を米国から最大100機追加取得する検討に入ったとの報道がなされた。取得額は1機100億円を超えるので合計1兆円以上にもなる。既に装備化が決定している42機と合わせて将来的に140機体制に増える見込みである。 当初は今から50年前のベトナム戦争時代の機体である「F4」戦闘機の後継としてのF