埼玉県で2018年1月から、県の防災ヘリコプターによる山岳遭難救助に対して手数料を徴収するようになりました。全国でも初という防災ヘリの一部有料化、どのような目的があるのでしょうか。 「登山にも救助にも危険が伴う場所」で有料に 埼玉県は2018年1月1日より、県内の一部山岳において県の防災ヘリコプターによる救助を受けた場合に、手数料を徴収するようになりました。県条例の改正を受けてのものです。 埼玉県防災航空隊による防災ヘリを使った救助活動のイメージ(画像:埼玉県)。 手数料額は、防災ヘリが救助のために飛行した時間5分につき5000円です。県ウェブサイトでは「過去の平均救助時間は1時間程度」とされており、その場合は6万円になります。対象となるのは、県西部の小鹿野二子山、両神山、甲武信ヶ岳、日和田山、笠取山、雲取山周辺で、たとえば「山頂から水平距離1km」など、特定の範囲内における救助について徴