愛知県稲沢市の桜木琢磨市議が、覚せい剤所持容疑で中国で身柄を拘束された。中国の刑法では麻薬の密輸は重罪で、最高刑は死刑。見つかった覚せい剤は約3キロと大量で、今回の容疑が事実なら厳罰を科される可能性がある。 外務省によると、10月31日に在広州日本総領事館から「違法薬物所持容疑で邦人の身柄が拘束された」と連絡があった。 拘束期間中、日本側は本人に領事が面会して通訳や弁護士の紹介をすることができるというが、外務省は「裁判に向けて手続き中ということ以外、分かっていない。基本的には現地の司法制度に従う」と経過を見守る構えだ。 人権団体「アムネスティ・インターナショナル日本」によると、平成24年に死刑を執行したのは世界21カ国。中でも中国は執行数が群を抜いており、担当者は「執行数は公表されていないが、昨年だけでも千を越える可能性がある」としている。