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ブックマーク / honz.jp (14)

  • そうだ、インド・ネパール料理店へ行こう!『カレー難民の謎 日本を制覇するインネパ』 - HONZ

    カレー移民の謎 日を制覇する「インネパ」 (集英社新書) 作者: 室橋 裕和 出版社: 集英社 発売日: 2024/3/15 不思議だと思っていた。にぎやかな下町に住んでいるとはいえ、徒歩圏内に「インド料理店」が五軒もある。うち一軒はビリヤニなどもメニューにあるホンモノのインド料理店だけれど、他の四軒は「インド・ネパール料理店」で、メニューも値段もえらく似通っている。 さらに不思議に思ったこともある。ちょうど5年前、トレッキングでネパールへ行った時にわかったのだが、カレーがほとんど出てこない。代わりによくべた、というよりべさせられたのはダルバートだ。豆(ダル)のスープと米(バート、もちろんインディカ種)がメインで、そこにカレーに似た、といってもそれほどスパイシーではないタルカリというのがついていて、アチャールという漬物や薬味が添えられている。トレッキングのガイドさんたちは毎ダルバー

    そうだ、インド・ネパール料理店へ行こう!『カレー難民の謎 日本を制覇するインネパ』 - HONZ
    masutaka26
    masutaka26 2024/04/28
    "代わりによく食べた、というより食べさせられたのはダルバートだ"
  • 『予測不能の時代』体の動きで心を変える、心の動きで組織を変える - HONZ

    未来は予測不能だ。そんなことは誰でもわかっているし、今ほどこの言葉が実感を伴うときもないだろう。しかし、である。世の中の仕組みの多くは「予測可能」を前提に成り立っているのが実態だ。 例えばルール。過去の経験に基づき作られたルールは、状況が予測不能に変化すると、まったく役に立たなくなる。それどころか、ルールの持つ硬直性が、新たな状況への適応を阻む結果にもつながってしまうのだ。同種のものに、計画、標準化、そして内部統制などがある。 ならば思い切って「未来は予測不能」という前提に立ち、変化の中でも変わらない、普遍的なものに着目してみたらどうなるだろうか? 書は前著『データの見えざる手』でデータを活用し、人間社会のさまざまな法則を明らかにした矢野和男氏が、「予測不能な世界の中で幸せに生きる」というテーマについて綴ったものである。著者は、前提を変えることによって、社会や企業の経営は大きく変えられる

    『予測不能の時代』体の動きで心を変える、心の動きで組織を変える - HONZ
    masutaka26
    masutaka26 2021/06/05
    あるだろうなあ... "幸せな組織の特徴として挙げられるのは、5〜10分の短い会話が高頻度で行われていること、そして会話中に身体が互いによく動くことだという"
  • そうだったのか!『ウォーキングの科学』で健康に - HONZ

    生活習慣病だけじゃなくて、がんや認知症の予防にまで適度な運動が望ましいとされてるらしいけど、適度な運動っていったいどれくらいやのん?よく受ける質問だが、どう答えたらいいかわからない。 ウォーキングがいいという噂なので、個人的には、3~4年前から1日1万歩を心がけている。雨の日や家に引きこもりの日もあるが、年間平均で1日あたり1万歩を超えていて、まぁ、ええ感じではある。 実感としては効果がある。格的なトレッキングなどへ出かける時には、スクワット50回×3ができるまで事前に鍛える。1日1万歩をルーチンにするまでは、何週間かかけて、少しずつ回数を増やしていく必要があった。それが、1万歩を始めてからは、いつだってできるようになっている。 ただ、1万という数に確固たる根拠がないという話はよく耳にする。主観的に効果があるからいいのだけれど、なんとなくモヤモヤした気分が拭えず、なんかエビデンスがない

    そうだったのか!『ウォーキングの科学』で健康に - HONZ
  • 『国境を越えたスクラム』なぜ彼らは日本代表として戦うのか - HONZ

    このところ泣いてばかりいる。 開幕戦のキックオフで泣き、釜石のスタンドに並んだ子どもたちの笑顔に泣き、アイルランド戦の勝利で泣いてしまった。まったくいい歳をした大人がどうしちゃったのかと自分でも思う。 でも、涙はラグビーによく似合う。 だいいち当の選手がよく泣く。彼らは勝っては仲間と抱き合って泣き、負けては相手と健闘を讃えあって泣く。いや、そもそも戦う前に国歌斉唱の時点で泣いている。気持ちが昂ぶるのを抑えられないのだ。鍛え上げられた筋肉の鎧をまとった男たちが人目もはばからず泣きじゃくる。それがラグビーだ。 故郷はラグビー熱の高い土地柄で、大分舞鶴高校というラグビー名門校がある。公立の進学校でありながら花園の常連だ。2学年上に今泉清という後に早稲田やサントリーでも活躍する花形プレイヤーがいたこともあって、この頃から熱心にラグビーを観るようになった。 大分舞鶴は、松任谷由実の『ノーサイド』のモ

    『国境を越えたスクラム』なぜ彼らは日本代表として戦うのか - HONZ
    masutaka26
    masutaka26 2019/10/07
    "感動したリーチは「その恩はラグビーで返すしかない。何があっても、日本以外の国の代表になるわけにはいかないと思いました」と語っている"
  • 『海の歴史』未来は宇宙よりも海 - HONZ

    海から眺める人類史を一冊にしたで、海好きにはたまらない内容だ。海については、生活・科学・文化・物流・軍事などの様々な視点から数多くの書籍が出版されているが、これまで海の歴史を網羅的かつ包括的にまとめた書物はほとんどなかった。今回その壮大な歴史をまとめあげたのが、知の巨人ジャック・アタリ。壮大な世界観の歴史書を書かせれば彼ほどの適任者はいない。 書は、130億年前の宇宙と水の誕生という地球科学から始まり、動物や人類の誕生という生物史、ローマ帝国や中国王朝という権力者による海の支配史、蒸気船やコンテナ船という海を舞台にしたビジネスイノベーション、海を中心に広がる環境汚染問題と多岐にわたる題材を取り扱う。それぞれのトピックで一冊のが仕上がるほどの内容が、一冊に詰まっているのだ。 「人類の将来にとってより重要なのは、宇宙の探査よりも海だ」と著者は強調する。たしかに書のように海という視点から

    『海の歴史』未来は宇宙よりも海 - HONZ
    masutaka26
    masutaka26 2018/12/15
    へぇ “南部が権力を衰退させたのは、後の大統領リンカーン率いる北軍による南軍の水域と領土の海上封鎖作戦が功を奏しはじめてから”
  • 話下手でもあきらめるな。We Shall Never Surrender『リンカーンのように立ち、チャーチルのように語れ』 - HONZ

    話下手でもあきらめるな。We Shall Never Surrender『リンカーンのように立ち、チャーチルのように語れ』 「礼儀正しい始まりは、愚かしい始まりである」 これはチャ-チルの言葉だ。スピーチやプレゼンにおいて、一番大事なのは第一声である。それなのに「みなさまの前でお話しできることを嬉しく思います。」というような、ありきたりで退屈な言葉で話しをだす人がいかに多いことか……。 「Boring boring」退屈で、くだらない!そういった社交辞令をスピーチにいれたければ話の途中に挟み込めばよい。とにかくはじめに相手の心をつかまなくてはなにも始まらないのだ。集中力が持続しない今の時代において、これはスピーチに限らず、すべてのことに言えるのではないだろうか?動画でも文章でも、始めこそが肝心なのだ。 始めこそが肝心という話をしているのに、文章のはじまりが退屈だと何の説得力もない!と思って

    話下手でもあきらめるな。We Shall Never Surrender『リンカーンのように立ち、チャーチルのように語れ』 - HONZ
  • 今週のニュースはこれを読め!1/20〜1/26 - HONZ

    『「戦場のピアニスト」を救ったドイツ国防軍将校 ヴィルム・ホーゼンフェルトの生涯』憎悪と暴力の渦の中で人間愛を失わなかった男

    今週のニュースはこれを読め!1/20〜1/26 - HONZ
    masutaka26
    masutaka26 2018/01/28
    小室哲哉と笹塚とつんくと野茂の話。がらんどうはあの辺りか
  •  絶望的にヒーロー不在『八甲田山 消された真実』フィクションとノンフィクションと - HONZ

    神成大尉は、二一〇人の兵隊を凍死させたのは自分の責任であるから自分は自殺する、舌を噛んで自殺すると。…… ベッドの上で正座して話す老齢の男性――その人は、世界最大級の山岳遭難事故の最後の生存者・小原中三郎元伍長であった。 1902年(明治35年)1月。日露戦争を前に陸軍は寒冷地での行軍を調査・訓練するため、青森の陸軍歩兵第五聯(れん)隊と弘前の第三十一聯隊が豪雪の八甲田を異なるルートで越えることになる。結果的に三十一聯隊は八甲田を越え帰還したが、五聯隊は山中で遭難。210人あまりの将兵のうち、199人もが凍死した。世に言う「八甲田山雪中行軍遭難事故」である。 これをもとに書かれた新田次郎の小説『八甲田山死の彷徨』は、大ベストセラーになった。映画化された「八甲田山」で北大路欣也演じる第五聯隊の神成(役名は神田)大尉が猛吹雪のなか、こう叫ぶシーンをご存知の方も多かろう。 天はわれらを見放した

     絶望的にヒーロー不在『八甲田山 消された真実』フィクションとノンフィクションと - HONZ
  • 『生命、エネルギー、進化』この生物学の本にはぶっとんだ! 客員レビュー by ビル・ゲイツ - HONZ

    昨年、私たちの財団でグローバル・ヘルス関連の仕事を手掛けているトレヴァー・マンデルが私に、このを読むよう勧めてくれた。私はそれまで書のことも、著者であるユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのニック・レーンという生物学者についてもまったく知らなかった。数か月後には、私はたんにこのを読み終えていただけでなく、ニックのほかの著書3冊を取り寄せ、うち2冊を読み終わり、ニューヨークで彼と会う手筈を整えていた。 ニックはジャレド・ダイアモンドのような書き手を思い起こさせる。世界について多くを説明する壮大な理論を考え出す人々だ。彼はそんな独創的な思索家のひとりで、あなたにこう言わせる。「この男の仕事についてもっと多くの人が知るべきだ」 ニックの著作は質的には、すべての生きとし生けるものにとってのエネルギーの役割を読者に深く認識させ、科学におけるボタンの掛け違いを正そうとする試みである。『生命、エ

    『生命、エネルギー、進化』この生物学の本にはぶっとんだ! 客員レビュー by ビル・ゲイツ - HONZ
    masutaka26
    masutaka26 2016/10/10
    ビル・ゲイツ本人による書評の翻訳。数日前うっかりタイトルをスルーしてしまった...。
  • 今週のいただきもの:2016年10月2日週 - HONZ

    体育の日は1964年10月10日の東京五輪開会式に由来します。2000年より10月の第2月曜となったので、今年は曜日の並びがよかったですね。夏季五輪が10月開催になったのは高温多湿の真夏の東京は選手にとって厳しい環境となるからでした。 2020年の東京五輪は7月24日から8月9日開催と暑さのまっただ中ですが、これには理由があります。オリンピックはテレビの放送権料の収入が大きく、秋の欧州はサッカー、米国は野球、アメフトの試合と競合し、多額の放送権料を得られず運営が成り立ちません。1964年は中継技術が格段に向上した時期でテレビオリンピックと言われ、これ以降テレビマネーの存在感が増していくのでした。 それでは今週献いただいた新刊のご紹介です。 版元のみなさま、毎度ありがとうございます!

    今週のいただきもの:2016年10月2日週 - HONZ
    masutaka26
    masutaka26 2016/10/10
    へー “2020年の東京五輪は7月24日から8月9日開催と暑さのまっただ中ですが、これには理由があります。”
  • 謝罪道という様式美『謝罪大国ニッポン』 - HONZ

    ベッキーや舛添要一前東京都知事をはじめ、謝罪のやり方を誤ったことで、奈落の底に追い込まれる例が後を絶たない。現代では謝罪の必要がないのに、第三者が謝罪を求め、そしてその人たちに向けて謝罪会見を開くというようなことが多くなっている。「世間をお騒がせして申し訳ございません」というのがその時に使われる常とう句であるが、世間は勝手に騒いでいるだけなのだから、それに対していちいち謝罪する必要はない。このでは謝罪は適切にすべきだが、不要な謝罪はすべきではないというスタンスで書かれている。 茶道、武道、剣道、柔道など数々の「道」があるように、謝罪にも「道」があるのではないか?と著者はいう。現代の日では謝罪が来の目的から逸脱し、様式美やなんらかのルーティーンのようになっている。謝罪は実際に被害を与えたことに対して行う行為だけではなく、とりあえずは「型」をつくるためにやるものになったのだ。 謝罪の会見

    謝罪道という様式美『謝罪大国ニッポン』 - HONZ
    masutaka26
    masutaka26 2016/08/29
    語り継いでいきたい様式美。
  • 『大学でまなぶ日本の歴史』そうだったのか!が次々に - HONZ

    歴史の基礎を一冊で総覧すると言えば、高校の教科書がまず浮かぶ。高校時代は試験のために仕方なく開き、太文字を拾って闇雲に暗記するものの、短時間で詰め込んだものは短時間で記憶の彼方へ。教科書なんて無味乾燥、淡々とした記述の羅列…。子供たちはみんなそう思っている。 だが、大人になってみると分かってくる。実は、教科書ほど基的な教養を網羅しているものはない。知っておいて損はないことが過不足なく記述されているのだ。 何年か前に歴史の教科書でおなじみの山川出版社が『もういちど読む 山川日史』を出版し、ベストセラーになったことを覚えておられる方も多いだろう。かくいう私も買ってみたが、実に新鮮だった。時代の流れがさらさらとわかるし、あらためて興味をひかれるところも次々に出てきて、読んでいて楽しかった。試験のためではなく、楽しみとして読む教科書は、「おとなの教養」の基を固めてくれるこの上ない

    『大学でまなぶ日本の歴史』そうだったのか!が次々に - HONZ
    masutaka26
    masutaka26 2016/04/24
    面白そう
  • 【連載】『世界の辺境とハードボイルド室町時代』第1回:かぶりすぎている室町社会とソマリ社会 - HONZ

    8月26日発売の『世界の辺境とハードボイルド室町時代』は、人気ノンフィクション作家・高野 秀行と歴史学者・清水 克行による、異色の対談集である。「世界の辺境」と「昔の日」は、こんなにも似ていた! まさに時空を超えた異種格闘技の様相を呈す内容の一部を、HONZにて特別先行公開いたします。第1回は「高野秀行氏による前書き」と「かぶりすぎている室町社会とソマリ社会」について。(HONZ編集部) はじめに by 高野 秀行 私はふつうの人が行かないアジアやアフリカなどの辺境地帯を好んで訪れ、その体験をに書くという仕事をしている。こんなことで生活できるのはありがたいと思うが、一つ困るのは話し相手がいないことだ。 たとえば、ここ5年ほど通って取材を行っているアフリカのソマリ人。彼らは数百年前から続く伝統的な社会システムを現在でも維持しており、それに従って内戦も和平も恋愛 も海賊行為も行われている。

    【連載】『世界の辺境とハードボイルド室町時代』第1回:かぶりすぎている室町社会とソマリ社会 - HONZ
    masutaka26
    masutaka26 2015/08/13
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  • 初めて本を書く人にお願いしている事 - HONZ

    ハマザキカクの著者の実に9割以上の方々が、私が編集者として処女作を世に送り出しています。類書、先行書がない前代未聞の究極を作ることに編集者として、最大のやりがいを感じている私は、まだ無名の方がライフワークとして人知れず、陰でひっそりと勤しんでいる珍研究・珍コレクションを探し当てては、それをにしています。 を書く事となるとは思ってもみなかった人にお願いするので、あまりに奇想天外な質問を受ける事もあれば、基礎的な事を一から説明しなければいけない事も少なくありません。そこで今回のハマザキ書クでは、私がを書いた事がない人に最初の打ち合わせで必ずお伝えしている、「やってはいけない事」、「やるべき事」を列挙したいと思います。またこれから新しく出会う著者の皆様にもこの記事を読んで貰えれば話が早いですし、他の出版社の編集者と一緒にデビュー作を書く事となる新人著者の皆様も参考にして頂ければ幸いです。

    初めて本を書く人にお願いしている事 - HONZ
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