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中央銀行と金融に関するookitasaburouのブックマーク (14)

  • 「量的緩和」という物語

    率直にいって、マクロ経済学を学んだだけでは金融政策を理解するために十分ではないと思われる。金融政策のトランスミッション(伝播)メカニズムを正しく理解するためには、準備預金制度や短期金融市場などの金融政策に関連する制度的機構についての金融論的な知識も必要だからである。 とはいっても、通常の議論のためには勘所となるポイントさえ押さえていればよいのであって、分かってしまえばそれほど難しい話ではない。とりあえず押さえてほしいポイントは、金融政策は中央銀行と民間銀行の間の取引を通じてしか遂行され得ないというところである。この点が必ずしも理解されていないことから、無用な混乱が生じているきらいがあるので、この機会にできるだけやさしく説明しておきたい。 貸金業者と銀行の大きな違いは、貸金業者は借り手に現金を渡すかたちをとるのに対して、銀行は自行に設けられた借り手の預金口座に振り込むかたちをとる(その後、借

    「量的緩和」という物語
  • 金融業はこれから低収益産業になる?複雑多岐で難解な新金融規制「バーゼル3」の衝撃度を読み解く【前編】

    2008年9月のリーマン・ショックから丸2年がたった。この倒産劇が、世界金融・経済危機の引き金となったことは、まだ記憶に生々しい。この9月12日には、バーゼル銀行監督委員会(BIS)が新たな「自己資規制案」を発表した。この2年の間、金融・経済危機の再発を防ぐために、世界の金融当局の間で、さまざまな議論が行われ、それがいま新たな形となって姿を現しつつある。 金融危機の原因は、複雑多岐にわたったために、新たな金融規制もまた複雑なうえ、技術的な側面も強く、非常に分かりにくい。だが、金融規制改革は、銀行をはじめとする金融機関の経営のみならず、経済全体へも大きな影響を及ぼす。また、いまの規制改革論議は、「国際的に活動する巨大金融機関の話」とばかりも言っていられない。こうした規制が一つの基準となれば、地方銀行など国内だけで活動している銀行にも、市場の評価を通じて影響を及ぼしかねないからだ。 そこでこ

  • econdays.net - econdays リソースおよび情報

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  • ユーロ圏の苦境と優等生スイスの頭痛  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2010年7月2日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) また1週間が経ち、またユーロ圏が激しく揺れた。ドイツのアンゲラ・メルケル首相は言うまでもなく、欧州中央銀行(ECB)のジャン・クロード・トリシェ総裁やギリシャのヨルゴス・パパンドレウ首相が切に夏休みを必要としているように見えるのも無理はない。 だが、ユーロ圏が痛みにもだえ苦しんでいる今、ユーロ圏の問題とは別だがそれと関係する、スイスの中央銀行を悩ますジレンマも一考に値するだろう。 経済成長は欧州で2番目の高さ、昨年は債務も減らしたのに・・・ 確かに、スイス政府にはパニックするような理由はあまりないように見える。スイスの成長率は最近、欧州で2番目の高さとなっている(スイスを凌ぐのはスロバキアだけ)。昨年は、債務を削減するというなかなかの偉業もやってのけた。 しかし、今の混乱した世界では、この見上げた「成果」がスイス国立銀行(SNB)の頭

    ookitasaburou
    ookitasaburou 2010/07/07
    7月5日の記事
  • ECB、3カ月物オペで1319億ユーロ供給:識者はこうみる

    ookitasaburou
    ookitasaburou 2010/07/01
    ECB、3カ月物オペで1319億ユーロ供給:識者はこうみる
  • http://www3.keizaireport.com/report.php/RID/113773/

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    ookitasaburou 2010/06/30
    窓口指導
  • ポールソン回顧録 「三菱UFJ、モルガン救済の舞台裏」 - 日本経済新聞

    リーマン・ブラザーズが経営破綻し、米保険大手のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が米政府の管理下に入った後、最大の焦点は米証券2位のモルガン・スタンレーに移った。同社株はリーマンショック後の3日間で42%も下落。米財務・金融当局はモルガンの破綻回避策として三菱UFJフィナンシャル・グループによる出資に期待を寄せる。 ポールソン前米財務長官回顧録の4回目は、モルガン救済に向け、日の財務省や三菱UFJとやり取りを繰り広げた2008年9月20日から10月13日までの記録から。主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議をとらえ、ポールソン氏は中川昭一財務・金融相(当時)に協力を要請。三菱UFJには書簡を送った。

    ポールソン回顧録 「三菱UFJ、モルガン救済の舞台裏」 - 日本経済新聞
    ookitasaburou
    ookitasaburou 2010/06/29
    ポールソン回顧録 三菱UFJ モルガン救済の舞台裏
  • デフレ脱却に向けた対応 - 備忘録

    ※文章を適正化しました。(05/27/10) 前回に引き続き、デフレについて、日米のデータを比較しながら分析します。なお、「デフレ」の定義については、「物価下落が2年以上継続している状態」をさすのが一般的ですが、ここでは、より広範に「持続的な物価の下落と所得の停滞」をさすものとします。 日経済は、このところ景気は着実に持ち直しつつありますが、長期にわたるデフレからの回復にはほど遠い状況です。2002年〜2007年秋までの景気拡張過程では、内需デフレーターでみたインフレ率がゼロ近傍まで回復しましたが、その後、貨幣供給は引き締められ、結果的には、デフレ脱却はかないませんでした。 結論からみれば、金融の引き締めが早すぎたことになります。ちなみに、日銀行は、2001年3月に量的緩和政策を導入し、その後、消費者物価指数でみたインフレ率が「安定的にゼロ%以上となるまで」量的緩和政策を継続することを

    デフレ脱却に向けた対応 - 備忘録
  • 米国の貨幣乗数の低下 - 備忘録

    先日のエントリーでは、多くの人に注目していただきありがとうございました。先日の文章では、足許における貨幣流通速度の低下がやや強調されていますが、より注目すべきなのは、米国では、経済成長に見合う以上の貨幣量の拡大が継続的にみられていることの方でしょう。*1この点は、日のデフレ時とは違っており、日では、経済成長に見合うだけの貨幣量の拡大はみられませんでした。そして、その理由として指摘されているのが、中央銀行がマネタリーベースを拡大しても、信用創造が十分に行われていないために市中の貨幣量(マネーストック)は増加しないこと、つまり、貨幣乗数(=信用乗数)の低下です。 日における貨幣乗数の低下については、以下の2つの論文がそれぞれ異なった視点から見解を述べていますので、ご参照ください。 小林慶一郎「金融システム不安定化による信用乗数の変化」(ESRI Discussion Paper Seri

    米国の貨幣乗数の低下 - 備忘録
  • 単一通貨ユーロの緊急処置  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2010年5月15日号) 多額の債務を抱えた政府に約束された巨額の救済資金と中央銀行の支援は、ユーロ圏の危機を和らげた。各国は時間稼ぎした一時的な猶予をうまく利用しなければならない。 欧州の政策立案者たちは何週間も、対応が遅すぎ、不十分すぎると批判されていた。ギリシャを飲み込んだソブリン債危機は、ポルトガル、スペイン、アイルランドばかりでなく、それ以外の国へも飛び火する恐れがあった。 5月7日になると、ユーロ圏の脆弱な国々の国債利回りが急上昇し、これらの国の資金源である外国資の流入が止まる現実的な脅威があるように見えた。 それが今度は、欧州各国政府や民間の借り手向けの銀行のエクスポージャー(投融資残高)に対する懸念を引き起こした。欧州版のリーマン・ショックの瞬間が目前に迫ったかのように思われた。 欧州連合(EU)の政策立案者たちは、いつにない速さと前例のない力強さで行

  • 財政的支援が欠かせない信用緩和--池尾和人(@kazikeo)

    ギリシャの財政危機に端を発した欧州金融市場の動揺に対するEUの追加的な政策対応が、今週の初めにようやくまとまった。対応の一環として、欧州中央銀行(ECB)も国債の買い取りを決めた。これまでECBは、FT紙の表現を借りれば「財政政策と金融政策の境を曖昧にする措置(measures that blurred the boundary between fiscal and monetary policy)」には反対してきた。それが危機の圧力で「劇的に後退(a dramatic backdown)」させられることになった。 非伝統的な金融政策のうちでも、とくに「信用緩和」と呼ばれる範疇のものには財政政策的な要素がきわめて強いといえる。それゆえ、その種の政策にどれだけ積極的に取り組めるかは、その中央銀行が暗黙ないし明示的なかたちでの支援を財政当局からどれだけ期待できるかにも大きく左右されることになる

    財政的支援が欠かせない信用緩和--池尾和人(@kazikeo)
  • ギリシャ危機の拡散警戒 : 金融ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

  • 緩む「禁じ手」日銀に圧力 ECB国債購入 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

    欧州の信用不安の沈静化に向け、欧州中央銀行(ECB)が行う国債購入が波紋を広げている。中央銀行の国債引き受けは財政規律が緩む「禁じ手」として、ECBは封印してきたが、危機対応を求める声に押し切られた。デフレ不況の中で歳出圧力が増す日でも、日銀への圧力が強まりそうだ。 ECBは、国債購入について、加盟国の財政規律のたがが緩み、将来のインフレにつながる恐れが強いとの姿勢を貫いてきた。トリシェ総裁も6日の理事会後の会見で、「その選択肢は協議すらなかった」とにべもない答えだった。 それが一転した理由を、ニッセイ基礎研究所の矢嶋康次主任研究員は「ここまで危機が拡大した状況では、ECBとしても動かない方がリスクが大きい」と指摘。ユーロ圏が財政健全化へ一応の協調を確認したことも、トリシェ総裁の背中を押したとみている。 米連邦準備制度理事会(FRB)も金融危機後の市場安定化策の一環として、国債の購入を昨

  • Nuclear option! 厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

    最終兵器とか人によっては「禁じ手」とか訳すんでしょうか。ともあれ、ギリシャ問題に端を発した欧州の金融システム動揺に対し、ECBがついに「国債買い入れ」という手段をとることを公表しました。 これのもつ意味は非常に大きいと思います。第一に(もっと早うださんかい!という批判はともかく)これまで理念的に単純な通貨増発につながるものとしてインフレファイターとして忌み嫌っていた手段まで思い切って踏み込んだと言うこと、第二にやはりそこは節は曲げないということを言いたかったのだと思うけれど、不胎化によって資金を吸収しながらやるということですが同時に3ヶ月と6ヶ月のタームレポの上限撤廃を復活させると言うことで、まあ事実上「なんでもあり」であることを公言しました。そしてFRBを中心としてドルのスワップ協定をECBを含む各国中央銀行間で復活させ、ドルの資金繰り問題にも対応可能としました。 すでに週末から大規模な

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