財務省で国際業務を担う責任者が財務官です。官僚トップの次官級のポストになります。重要な仕事の一つが通貨政策です。主要国の担当者と交渉・調整にあたり「通貨マフィア」とも呼ばれます。財務省設置法では「財務省の所掌事務のうち、国際的に処理を要する事項に関する事務を総括整理する」と規定されています。為替介入は財務省国際局の為替市場課が担い、通称タメシカと呼ばれます。現在の財務官は神田真人氏が務めてい
財務省で国際業務を担う責任者が財務官です。官僚トップの次官級のポストになります。重要な仕事の一つが通貨政策です。主要国の担当者と交渉・調整にあたり「通貨マフィア」とも呼ばれます。財務省設置法では「財務省の所掌事務のうち、国際的に処理を要する事項に関する事務を総括整理する」と規定されています。為替介入は財務省国際局の為替市場課が担い、通称タメシカと呼ばれます。現在の財務官は神田真人氏が務めてい
日本銀行の円買い介入が機能する可能性は低いと、ドイツ銀行の為替調査グローバルヘッド、ジョージ・サラベロス氏が指摘した。同氏は円を、新興国通貨で過去10年間のパフォーマンスが最も悪い2つの通貨と同列に置いた。 サラベロス氏は顧客向けリポートで、「利回りや対外収支といった円相場を動かしている要因を一見すると、円はトルコ・リラやアルゼンチン・ペソと同じ部類に属する」と指摘。「円を防衛する日本の介入は良くて無力、最悪の場合には状況を悪化させることになるだろう」と続けた。 国際的な投資家にとって、円は伝統的に安全資産としての地位を確立している。それを過去10年でドルに対して90%余り下落したリラとペソになぞらえるのは目を引く。円は世界で取引量が3番目に多い通貨であり、日本の経済規模は世界で4番目に大きい。 為替介入にスタンバイ、1ドル=151円台で「背景に投機」-財務官 (3) サラベロス氏は、日本
20日の東京外国為替市場ではドルを買って円を売る動きが強まり、円相場は去年11月以来、10か月ぶりに1ドル=148円台まで値下がりしました。 外国為替市場では、19日のアメリカの債券市場で長期金利が15年10か月ぶりの水準まで上昇したことを受けて日米の金利差の拡大が意識され、ドルを買って円を売る動きが広がりました。 このため東京市場では夕方の取り引きで、円相場が去年11月以来、10か月ぶりに1ドル=148円台まで値下がりしました。 午後5時時点の円相場は、19日と比べて49銭円安ドル高の1ドル=148円13銭~15銭となっています。 ユーロに対しては、19日と比べて46銭円安ユーロ高の1ユーロ=158円34銭~38銭となっています。 ユーロはドルに対して、1ユーロ=1.0689~91ドルでした。 市場関係者は「財務省の神田財務官が円安をけん制する発言したことで午前中は円を買い戻す動きも見ら
イエレン米財務長官は19日、日本の通貨当局による円相場下支えの外国為替市場介入について、為替レートの水準に影響を及ぼすことでなく、ボラティリティーを滑らかにするスムージングが目的であれば、理解できるとの認識を明らかにした。ニューヨークで開催中の国連総会の場で記者団に語った。 日本の通貨当局が外為市場で円買い介入に動く場合、米財務省は容認するかとの質問に対し、イエレン財務長官は「大いに詳細に左右されるだろう。こうした介入について、われわれはいつも彼らと連絡を取り合っている」と答えた。 財務省の神田真人財務官は20日、米財務長官の発言を受け、米国をはじめ海外当局とは「過度な変動は望ましくないとの認識を共有している」とした上で、「行き過ぎた変動に対しては適切な対応をあらゆる手段を排除せずに取っていきたい。海外当局、とりわけ米国とは日ごろから極めて緊密に意思疎通を図っている」と記者団に述べた。 日
神田真人財務官は20日、イエレン米財務長官の為替介入を巡る発言を受け、米国をはじめ海外当局とは「過度な変動は望ましくないとの認識を共有している」とした上で、「行き過ぎた変動に対しては適切な対応をあらゆる手段を排除せずに取っていきたい」との考えを示した。財務省内で記者団に語った。 神田財務官は、「海外当局、とりわけ米国とは日ごろから極めて緊密に意思疎通を図っている」と説明。「引き続き高い緊張感を持って市場を監視、注視する」とも述べた。 イエレン財務長官は19日、日本の通貨当局による為替介入について、為替レートの水準に影響を及ぼすことでなく、ボラティリティーを滑らかにするスムージングが目的であれば、理解できるとの認識を明らかにした。 日本の為替介入、スムージングが目的なら理解できる-米財務長官 20日朝の東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=147円台後半で推移。イエレン財務長官の発言を受け
1日の外国為替市場で円が対ドルで下落し、一時1ドル=143円台前半を付けた。7月上旬以来、1カ月ぶりの円安・ドル高水準。日銀の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の柔軟化後も国内金利の上昇は限定的で、円を売って高金利のドルを買う動きが広がっている。日銀は7月28日、YCCの柔軟化を公表。長期金利の上限を事実上0.5%から1%に引き上げた。28日午後に円相場は一時138円
というNBER論文が上がっている(ungated版へのリンクがある著者の一人のページ)。原題は「The Dollar in an Era of International Retrenchment」で、著者はRyan Chahrour(コーネル大)、Rosen Valchev(ボストン大)。 以下はその要旨。 Recent trends suggest the world economy may be tending towards an equilibrium with two distinct trading blocs, each internally integrated, but with significant isolation between the blocs. This paper uses a quantitative theory to explore how fa
ニューヨーク外為市場では、米連邦準備理事会(FRB)が利上げ停止の可能性を示唆したことを受け、ドルが下落した。2022年2月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic) [ニューヨーク 3日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、米連邦準備理事会(FRB)が利上げ停止の可能性を示唆したことを受け、ドルが下落した。 FRBはこの日までの2日間の日程で開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、全会一致で0.25%ポイントの利上げを決定。前回のFOMC声明で「幾分の追加的な金融政策引き締めが適切になるかもしれないと予想する」としていた部分を「追加的な金融政策の引き締めがどの程度適切かを決めるに当たり、委員会は金融政策の度重なる引き締め、金融政策が経済活動とインフレ率に及ぼす影響の遅れ、および経済と金融の動向を考慮する」に変更した。
People line up outside of the shuttered Silicon Valley Bank (SVB) headquarters in Santa Clara, California Photographer: Justin Sullivan/Getty Images 13日の米国債市場で2年債利回りが急速に低下し、今年の最低水準を記録。安全への逃避で政府債相場が急伸し、米銀破たんを受けて連邦公開市場委員会(FOMC)は金融引き締め停止に追い込まれると市場はみている。 今の引き締めサイクルについて、金利スワップ市場が現在織り込む25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)利上げの確率は50%を割り込んだ。金融政策との連動性が高い2年債利回りは一時60bp低下して3.99%と、昨年10月以来の低水準となった。 国債直近値前営業日比(bp)変化率
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