欧州中央銀行(ECB)は30日に理事会を開催し、新型コロナウイルス危機への対応として、必要に応じて量的緩和(QE)を拡大する用意があると表明した。フランクフルトのECB本部で1月撮影(2020年 ロイター/Ralph Orlowski) [フランクフルト 30日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は30日に理事会を開催し、新型コロナウイルス危機への対応として、必要に応じて量的緩和(QE)を拡大する用意があると表明した。一方、通常の資産買取対象にジャンク債(投資不適格債)を含めるかどうかについては議論しなかった。 市中銀行への長期資金供給の際に適用する金利はマイナス1%に引き下げるほか、新たにパンデミック緊急長期資金供給オペ(PELTRO)を行うとした。資産買取制度は、先に導入したパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を含め、現状を維持した。主要政策金利はリファイナンス金利を0.00