小さないのち 奪われる未来 九州地方に住む30代の女性は「そろそろ」と思っていた2年前の早朝、おなかが痛くなり、風呂場に駆け込んだ。生まれた赤ちゃんの顔に耳を近づけたが、息をしていなかった。 一緒に暮らす家族に言えないまま赤ちゃんを車に隠した。「自分にはできないけど、埋葬してほしい」と、数日後の夜、病院内にそっと置いた。 女性は亡くなった赤ちゃんを置き去りにした死体遺棄罪で有罪判決を受けた。 女性らへの取材や裁判記録によると、女性は実家に住み、パートで働いていたものの、生活費は親に援助してもらっていた。自宅とパート先を往復する生活の中で、ネットで知り合った男性とデートするようになった。「ドライブしてご飯を食べに行って。そういうことが楽しかった」 そして、妊娠。相手の男性に…
今はがんを治療しながら日常生活を取り戻していく時代です。仕事もその一つ。「がんと就労」というと、患者本人の休職や復職、再就職の悩みを想像する人が多いかもしれませんが、連載「がん、そして働く」の読者からは、自分の治療と家族の仕事や生活とのバランスについて悩んでいる人からも経験談が寄せられています。2回目は、神奈川県藤沢市に住む井上豊子さん(44)のメッセージです。(アピタル編集部) 私は44歳の専業主婦です。35歳のときから夫とともに、大学病院で人間ドックを受けてきました。もちろん、乳房と下腹部のエコー検査もしてきました。組合健康保険組合で、配偶者も人間ドックの補助があるからです。がんを含む三大疾病といった大きな病気が見つかることもなく、過ごしてきました。 ところが、今年の2月に下半身からの不正出血があり、地域の総合病院の婦人科を受診しました。そのときは子宮勁がんと子宮体がんの検査もしました
●「孤立させない」 行政との連携進める 全国で小学生から高校生の不登校は約17万6千人に上るという。彼らの学習や相談などの支援をする民間施設のフリースクールは、さまざまな特色があるものの、そうした情報が不登校に悩む親子に十分に届いていない。福岡県内ではフリースクールによる協議会が10月にも発足し、広報活動や行政との連携を進めようとしている。 ▼どうすれば届くか NPO法人ギフテッド(久保山博子代表)は今月、福岡市南区にフリースクールを開所した。 同法人は2010年、こだわりが強い、特定の学習が苦手など発達に偏りがある子について学ぶ任意団体として発足した。その後、同県那珂川町にフリースクールを開き、小学生から高校生までの計14人を支援したが、資金繰りが厳しくなり、昨年3月に閉鎖。訪問支援を続けていたところ、活動の趣旨に賛同した企業が事務所を無償で貸してくれることになり、フリースクールの再開が
日本福祉用具供給協会(小野木孝二理事長)は27日、要支援1から要介護2までの軽度要介護者の福祉用具利用が制限された場合、ヘルパーへの切り替えが増え、介護保険給付額が現在より年間約1370億円、介護人材の需要が10万人以上増えるとの試算結果を発表した。 国は昨年6月に閣議決定した経済財政運営の指針「骨太の方針」で、軽度者への福祉用具貸与を見直すとした。財務省は軽度者については原則自己負担(一部補助…
認知症の当事者でつくる「日本認知症ワーキンググループ」が、地域社会でよりよく暮らしていくための提案をまとめた。その中で「私たちが外出することを過剰に危険視して監視や制止をしないで」などと要望。認知症の男性が列車にはねられた事故で遺族がJR東海から損害賠償を求められた訴訟をめぐり、3月1日に言い渡される最高裁判決を前に打ち出した。 この訴訟の一、二審では、認知症の人による徘徊(はいかい)について他人に害を及ぼす危険性がある行為と判断。介護に関わる人からは、最高裁の判決次第で認知症の人を閉じ込める方向に進む懸念が示されている。 今回の提案では、過剰に監視したり外出を制止したりすることは「私たちが生きる力や意欲を著しく蝕(むしば)む」と指摘。これから高齢になる人たちも希望や尊厳を持って生きられなくなる、と訴えた。 そのうえで、認知症の当事者と地域の様々な人たちが一緒になって、外出を当たり前のこと
立川市主催のひだまり講座「旅と介護と温泉と~バリアフリーの温泉宿」当社発行の「バリアフリー温泉で家族旅行」著者山崎まゆみさんと編集部員が講演 東京都立川市で3月19日(土)に開催のひだまり講座「旅と介護と温泉と~バリアフリーの温泉宿」にて当社発行の「バリアフリー温泉で家族旅行」著者の山崎まゆみさんと当社編集部員がお話をさせていただきます。 ■講座内容(予定)~立川市Webサイトより抜粋 温泉は、人を癒します。体も整えます。どうぞ、大切な家族と温泉へ出かけて下さい。介護される人も介護する人もみんな笑顔になれるのが、バリアフリー温泉です。 講師の温泉エッセイスト山崎まゆみさんが、熱く語ります。 立川市のグループ旅行高齢者支援制度もご紹介します。温泉を紹介したガイドブックは数多くありますが、バリアフリーの温泉についての情報があまりに少なくて、困ったことはありませんか。 この講座では、高齢者でも介
イラスト/藤田としお 2013年以降、65歳以上の人口が3000万人を超え、4人に1人が「高齢者」となった日本(総務省統計局/2016年1月現在)。介護に関する人手不足のニュースなど、たびたび話題になっています。祖父母をはじめ、自分の親の介護を考え始めた、という人も少なくないでしょう。そこで、いざ介護をする立場になった時に役立つアプリを紹介します。 まずは、初心者向け。自宅周辺にどのような介護施設があるのか知っていますか? 「介護事業所ナビ」は、全国の介護サービス事業所を検索することができる厚生労働省の公式アプリ。老人ホームだけでなく、訪問介護やデイサービス、福祉用具の貸与など、介護サービス事業所のサービス内容や電話番号を調べられます。一人で背負いこまず、周囲の助けを借りることを覚えることも介護する側の大切な心構えですね。 そして、情報サイト「けあとも」の公式アプリ「介護の最新情報が集まる
とっておきの親孝行旅行に。3世代での大家族旅行に。『バリアフリー温泉で家族旅行』発売!温泉エッセイスト山崎まゆみ氏の長年の取材成果に基づく 株式会社昭文社は、日本全国の温泉の中から温泉エッセイストの山崎まゆみ氏が施設面のみならず心の面でも優れたバリアフリー対応の温泉を選び、取材の上執筆したテーマガイド『バリアフリー温泉で家族旅行』を11月20日に発売することをお知らせいたします。 多くの高齢の方々、体の不自由な方々は温泉旅行に行きたいと思いつつ、介護者の負担や宿への不安から旅行を躊躇しがちです。介護する立場の方々も疲労や心労が蓄積し、温泉でのリフレッシュが必要な方が多数おられるにもかかわらず、家族全員で旅行に行ける環境などない、と諦めてしまう現実があります。 著者は長年の温泉取材から、全国には体の不自由な方を受け入れたいという志がある宿の主人・女将が多数おられることを肌で感じ、実用使いに重
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