滋賀県米原市で6月29日に発生した竜巻とみられる突風被害の全容が徐々に明らかになる中、被災地では地道な復旧作業が続いている。住民やボランティアの活動でがれきなどの撤去が進む一方で、市が設けた相談窓口には電話も含めて約70件の相談が寄せられた。「家の修復を考えると気分が落ち込む」。そんな声も上がっており、元の生活を取り戻すまでにはまだ時間がかかりそうだ。 「地道な作業になるが、家族だけではどうしようもなかった。自治会やボランティアの人の力が本当に心強い」 30日朝、同市朝日の森和彦さん(53)は、汗をぬぐいながらがれきなどの撤去を続けた。 森さん宅は屋根瓦が数カ所飛ばされたほか、トラクターを置いていたプレハブ車庫が1棟丸ごと飛ばされた。車庫は隣人宅のビニールハウスを直撃したとみられ、周辺でバラバラになっていた。森さんは「こんなことが起こるなんて思いもしなかった。一刻も早く原状復帰したい」と話
熊本県に寄せられたアルコール依存症に絡む相談件数が2017年度は211件に上り、熊本地震(16年4月)前の15年度の58件に比べて3・6倍と急増していることが、県への取材で分かった。最大震度7の激震が2度襲った地震では自宅や仕事を奪われた被災者が多い。過度のストレスを解消するために酒に頼ったという相談もあり、県は専門のソーシャルワーカーを窓口に配置するなど態勢を強化して相談に応じている。 県は県精神保健福祉センター(熊本市東区)で保健や福祉に関する相談を受けている。その電話相談のうち、アルコール依存症についての相談は地震前の5年間は年間50~80件台で推移していたが、熊本地震があった16年度は149件と15年度の約2・6倍となり、17年度は211件に増えた。
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