約40年間空き家となっていた古民家を改修した交野市の「私市保育園」(同市私市)が地元の話題を集めている。4月に開園。古民家を残したいという地元の意向などを反映し、外観にはほとんど手を加えていない。民家の外観は保育園としてはユニークで、周辺住民との交流の場ともなっている。 「地元の人たちも園児たちとの交流を楽しみにしているんですよ」 同園を運営する「一般社団法人 わくわくCOM 天野が原保育園」の加藤かおり理事長はそう語る。園の周辺を散歩するお年寄りたちも、園児たちに声をかけており、地元の新鮮な野菜などを園に提供する住民もいるという。 同社団法人は市内で別の保育園を運営していたが、加藤さんは、昭和40年代に建てられた空き家の木造古民家に注目。コンクリートの建物ではなく、園児らが遊べる中庭があり、木々や植栽に囲まれたこの古民家で保育活動を実践しようと考えた。 所有者に相談したところ、「建物をそ
毎年、初夏に開催される野外音楽フェスティバル『夏びらき MUSIC FESTIVAL』が、所沢航空記念公園で初めて開催されたのは2007年。昨年で10周年の節目を迎え、今年で4年目の大阪に加えて、福岡でも開催されることが決定した。都心から1時間で行ける「都市型近郊フェス」であり、12歳以下は入場無料という「子連れフレンドリー」なシステムをいち早く導入したイベントだ。SOIL&"PIMP"SESSIONSやSCOOBIE DO、RHYMESTERといったベテラン勢をはじめ、七尾旅人やハンバート ハンバート、SANABAGUN.、iriなど脂の乗り切った中堅勢から次世代を担う新人まで、今年も豪華なラインナップが発表されている。 今でこそ多くのフェスが、積極的に導入している託児所や児童向けのワークショップ。それを、まだまだ一般的ではなかった時期から『夏びらき MUSIC FESTIVAL』は積極
子どもの自殺防止について考えた連載「小さないのち 大切な君」(4月21~26日掲載)には、100通を超えるメールや手紙の反響が届きました。悩む子どものSOSをどうキャッチして周囲が支えていくのか。学校でのいじめをなくしていくために何ができるのか。読者の声や取材をもとに、2日間にわたって考えていきます。 子どもが自ら命を絶とうとする前には、多くのケースでSOSが発せられます。周囲はどう受け止め、支えていけばいいのでしょうか。 NPO法人ライトリングは、支え手を養成する講座を開いたり、支え手から悩みを聴いたりする活動に取り組んでいます。 ライトリングによると、悩む人を上手に支えるコツは①共感しながら話をよく聴く②適切な距離を保ちつつ寄り添う③独りで抱え込まずに専門家らにつなぐ④支え手自身の心身を健康に保つ(セルフヘルプ)――の4項目だそうです。 ライトリング代表理事で精神保健福祉士の石井綾華さ
子育ては幸せであると同時に、苦悩の連続でもある。だから、子育て中のママにはそんな思いを共感する仲間、「ママ友」が必要だ。 しかし、ママ友を作るのは普通の友達を作るのとは少し勝手が違う。子ども同士を遊ばせることができるよう、子供の年齢が近いことが前提で、さらにママ同士の相性も合う必要があるからだ。 日本と同様、米国、特に筆者の住むニューヨークは共働き世帯の比率が高く、ママが普段の生活の中でママ友を作るのは簡単ではない。 そんな彼女らの悩みから生まれ、米国で人気を博しているのが、今回取り上げるスマートフォンアプリ「Cardamom」。近所のママ友を探せるアプリだ。 今回は実際にこのアプリを使ってママ友を作った筆者の体験談を元に、ニューヨークの子育て事情をお伝えする。 ママ向け交流アプリ、位置情報で近くのママ友を検索 Cardamomの使い方はシンプル。ユーザーの名前と作りたい友達のタイプ(自分
図表①は、前回のさいたま市長選挙(2013年)について、横軸に有権者数・縦軸に投票率をとり、バブル(丸)の大きさで投票者数を表しています。 早速、有権者数から確認してみましょう。有権者数は40代有権者(19.8万人)が最も多く、続いて70歳以上有権者(17.6万人)、30代有権者(17.6万人)となっています。20代有権者は12.9万人と最も少ない状況です。 続いて、投票者数です。こちらも、多い方から順に、70歳以上有権者(8.9万人)、60代有権者(8.1万人)、40代有権者(6.8万人)となっています。20代有権者の推定投票者数は2.6万人と最も少なくなっています。 20代有権者と60代有権者を比較をしてみると、20代有権者の数は60代有権者に対して、有権者数では8割程度であり、投票者数では3割程度であることが分かります。 これまでの選挙はどうなっているの? 20代有権者の投票者数は一
これまでのイメージを超えた役割を担う、個性的な図書館が増えている。 日本図書館協会の調査では、全国の約500自治体で、図書館を拠点にした地域振興の取り組みが進行中だという。 岩手県紫波町では、農業の専門書やデータベースを充実させて、地元の農家を支援する。併設された農作物の直売所に料理本の紹介パネルを置いたり、住民と農家の交流会を開いたりしている。 神奈川県大和市の図書館は、健康関連の書籍や器具を集めた専用階などが人気を集め、昨秋の開館から140万人超が来館した。 地元企業のためにビジネス情報を提供する。認知症の家族に必要な書籍を紹介する。そんな工夫を凝らす図書館もある。 多様な住民が集まり、その中で思いがけない交流が生まれる。地域活性化の観点からも、こうした図書館の機能を大切にしたい。 活字文化を守るためには、若年層への働きかけが肝心だ。 親子でゆっくり読書を楽しめるよう、児童書の充実に力
「ゆでたまご」の会議で、児童養護施設出身者向けガイドブックについての考えを話す阿部さん(右)=東京都世田谷区の日大文理学部で4月20日、清水健二撮影 親元で暮らせない子が集団生活する児童養護施設は、原則として高校を卒業する18歳で退所して自立しなければならない。その後に孤立して社会からこぼれ落ちてしまわないようにと、退所後すぐに役立つ「相談支援ガイドブック」の作製に施設出身の若者らが取り組んでいる。支援する大人が周囲にいることを知ってもらい、離職や貧困化を防ぐのが狙いだ。【清水健二、黒田阿紗子】 4月下旬、日本大文理学部キャンパス(東京都世田谷区)の一室に、20~60代の十数人が集まった。会の名前は「ゆでたまご」。人も卵も温かさに包まれて形になる。そんなイメージで付けたという。
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