自分で作って食べる「枯山水」が人気を呼んでいる。大阪や神戸に3店舗を構える「Mamezo&Cafe(マメゾウ・アンド・カフェ)」のメニュー「箱庭スイーツ」。味わえて写真映えもするため、SNSを愛用する女性客らを多く取り込んでいる。 注文すると、20センチ四方の黒いお盆と、おはぎやわらび餅などの和菓子が詰まった2段の木箱、飾りの松などの小物が運ばれてくる。お盆の上に和菓子を置けば、自分なりの枯山水を作ることができる。 6月下旬。大阪市福島区の中之島店では、2組の女性3人グループがオーダーしていた。「まずグラニュー糖を均一に敷いてから自由にお菓子を置いてください」。店員から説明があった。 グラニュー糖は「庭の砂」になる。池のスペースを作ったり、丸いクッキー型などで波紋をつけたり。「砂」を敷いたら、コケに見立てた青のりつきのおはぎ、「岩」のわらび餅、「小石」のチョコレート、飾りの折り鶴や松などを