【北林晃治】「イスラムの人々はなぜ日本が好きなのか」と題し日本経済新聞出版社から刊行予定だった新書が、アルジェリア人質事件の後で読者の理解が得られないとする同社の判断で出版中止になっていたことが15日、分かった。 著者は現代イスラム研究センターの宮田律(おさむ)理事長(57)。自身のソーシャルメディア・フェイスブックで明らかにした。 新書は、日本人の礼儀正しさや道徳観がイスラム社会で高く評価されている理由をイスラム教の教義や歴史的背景から分析した内容。宮田さんによると、出版社側からの提案で昨年9月に出版契約を結び、12月には脱稿した。今年1月には装丁の見本もでき、2月上旬の「日経プレミアシリーズ」からの刊行に向けた最終段階だった。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介