ソニーは30日、映画事業で1121億円の減損が発生する見通しになったと発表した。2016年4~12月期決算で営業損失として計上する。 主な対象は、1989年に買収したコロンビア・ピクチャーズ・エンタテインメント社の営業権。権利を得た映画のDVDやブルーレイディスクの市場が縮小し、将来の収益見通しを引き下げざるを得なくなったという。 一方、医療従事者向け情報サイトを運営するグループ会社「エムスリー」の株式の持ち分39・34%のうち、5・34%分をゴールドマン・サックス証券に売却するとも発表した。約370億円の売却益を見込む。