ウェブは人類が有史以来初めて手に入れた「無名の生活者の発信メディア」である。 WWW登場以前は、何かを世の中に広く発信しようと思ったら、なんとかしてマスメディアに出るとか、出版社に原稿を持ち込んで本にしてもらうとかしかなかった。その確率は非常に低く、よっぽど意志が強い人以外はみんな最初から諦めていた。 でも、ウェブは違う。発信メディアであると同時に、自分が書いたものが世の中に取り上げられたり本になったりする確率がウェブ以前に比べて飛躍的に増大した。ブログで何気なく書いたことがメガサイトやマスメディアで取り上げられたことがある人も意外といらっしゃると思う。もしくはアマゾンとかでレビューを書いてもいい。それが「そのまま」多くの人の目に触れる。こういうのって、たった15年前は「ありえなかったこと」。世の中、根っこから変わった。そう思う。 ボクが本を出せるようになったのは、1998年にこのサイトに