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書評に関するtacticslifeのブックマーク (1,212)

  • プーチン本その1:朝日新聞『プーチンの実像』:ゴシップに終始して最後はプーチンの走狗と化す危険な本 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Executive Summary 朝日新聞『プーチンの実像』(朝日新聞社、2015/2019) は、日のぶら下がり取材的にプーチンが日や自分たちと行った会見やその周辺人物のインタビューをあれこれ行っているが、明確な視点がないために、それが単なるゴシップのパパラッチに堕している。そのゴシップの価値にゲタをはかせようと、歪曲による祭りあげまで行ううえ、プーチンの軍事的な意図についてまったく触れず、このためプーチンは外国に対し、主権を持っているかとかいう抽象的な視点で判断を下しているという、ナンセンスな主張を行う。そしてそれは最終的に、日アメリカのイヌで主権がない、北方領土を返してほしければ日米安保を廃止して主権を回復せよ、という信じられない主張を暗に匂わせる、得たいの知れないプーチンの走狗と化している。 ぼくも人並み以上にミーハーなので、ウクライナ侵攻が始まってから、いろいろプーチ

    プーチン本その1:朝日新聞『プーチンの実像』:ゴシップに終始して最後はプーチンの走狗と化す危険な本 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    tacticslife
    tacticslife 2022/05/04
    そんな自分もほんの数年前までは、トランプ、習近平、金正恩、プーチンと4人並べたら、プーチンが一番マシだと思ってた(反省)。
  • 【第125回】百田尚樹の人気の秘密|世の中ラボ|斎藤 美奈子|webちくま

    ただいま話題のあのニュースや流行の出来事を、毎月3冊の関連を選んで論じます。書評として読んでもよし、時評として読んでもよし。「を読まないと分からないことがある」ことがよく分かる、目から鱗がはらはら落ちます。PR誌「ちくま」2020年9月号より転載。 百田尚樹はまちがいなく、二〇〇〇年代を代表するベストセラー作家である。デビュー作『永遠の0』は五〇〇万部。通史をうたった『日国紀』は一〇〇万部。おまけに彼は「お騒がせ作家」でもあって、ツイッターや右派論壇誌でも過激な発言を続けている。なぜ彼はそれほどまでに人気があるのか。 この謎を解くうえで、石戸諭『ルポ百田尚樹現象』は示唆に富んだだった。副題は「愛国ポピュリズムの現在地」。 巻頭で著者はいう〈日リベラル派・左派にとって、最も「不可視」な存在の一つが「百田尚樹」とその読者である。彼らからすると、なぜ過激な右派論客である百田のが読ま

    【第125回】百田尚樹の人気の秘密|世の中ラボ|斎藤 美奈子|webちくま
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    tacticslife 2020/09/20
    たとえそうだとしても『殉愛』はどう考えたらいいのか? 誰が望んで百田は書いたのか?
  • 『森瑤子の帽子』「女であること」と向き合い続けた作家の生涯 - HONZ

    確かあれは夏木マリさんの舞台を番組スタッフと観に行った帰り道だった。 「カッコいい女の人、というと誰を思い浮かべます?」 若いスタッフに訊かれた。たぶん彼女は夏木さんのパフォーマンスに圧倒されていたのだろう。質問のかたちをとってはいるけれど、言外に「夏木さんほどカッコいい女性はいないですよね」というニュアンスが込められていた。 もちろん夏木マリは文句なしにカッコいい。でもその時ぼくはあえて別の人物の名前をあげた。すると後輩からは「え?誰ですかその人」という反応が返ってきた。若い彼女が知らないのは無理もない。その人がこの世を去ってもう四半世紀が経つのだから。その人の名は「森瑤子」。1978年に作家デビューすると瞬く間に人気作家への階段を駆け上がり、1993年に胃癌のため52歳で亡くなった。彼女はバブルに沸く80年代を全力で駆け抜けた作家だった。 『森瑤子の帽子』は、時代のアイコンだった作家の

    『森瑤子の帽子』「女であること」と向き合い続けた作家の生涯 - HONZ
  • 2018年 今年の一冊 - HONZ

    HONZメンバーが選ぶ、今年最高の一冊。ようやく出揃いました! いや厳密に言うと、まだ出揃っておりません。まず最初に、少しだけ業務連絡をさせてください。 「成毛代表、原稿お待ちしております。何とか年内のうちに、よろしくお願いします!」 さて、世間では「平成最後」のキーワードが飛び交っておりますが、こちらのラインナップは、「平成最後」とは無関係なものばかり。そう我々は、平成最後だからといってを読むワケではないですし、元号が変わったからといってを読むワケでもない。ただ面白ければ、それでいいんです。 そんな珠玉のラインナップを、今回は原稿が届いた順にご紹介いたします。締切より前の日に届いた人たち、締切日当日に駆け込みで送ってきた人たち、そして締切を過ぎた後に送ってきた人たち。まぁ色んなタイプの人がいてホント面白いです。編集長冥利に尽きます。 それでは、どうぞ! 堀内 勉 今年最も「反響の大き

    2018年 今年の一冊 - HONZ
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    tacticslife 2018/12/31
    女性陣が提出したのがほとんど締め切り後なのは、どういうことなのだろう?/そして成毛さんは未だ出してないのかw
  • 『ホンダジェット 開発リーダーが語る30年の全軌跡 』 - HONZ

    「ホンダジェット」は、バイクや自動車のメーカーとして有名なあのホンダが、初めて市場に送り出した飛行機である。斬新なデザイン、美しい仕上げと塗装、ライバル機の群を抜く性能。デビュー初日にいきなり100機以上売れ、「航空界のノーベル賞」ともいうべき権威ある設計賞を総なめにした。一言でいえば、誰もが認める傑作機だ。 その「ホンダジェット」についての格的なノンフィクションである書の著者、前間孝則氏は私が航空機関係の記事やを書くようになるきっかけを作って頂いた方であり、まさに物書きとしての誕生の瞬間から御指導いただいている大先輩である。加えて、飛行機好きを自認する私にとって、ホンダジェットはぜひなにか書いてみたい題材でもあった。だが、文庫化のための解説の原稿依頼を勇んで引き受けてはみたものの、いざ読み返してみるとそう易々とはいかない。 何しろ書は、単なる航空機の開発史や技術論という枠組みを超

    『ホンダジェット 開発リーダーが語る30年の全軌跡 』 - HONZ
  • 【読書感想】筒井康隆、自作を語る ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    筒井康隆、自作を語る 作者: 筒井康隆,日下三蔵出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2018/09/19メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る Kindle版もあります。 筒井康隆、自作を語る (早川書房) 作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2018/09/30メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容紹介 デビューから「最後の長篇」まで―― 大作家、すべてを明かす。 日SF黎明期におけるSF同人誌〈NULL〉の創刊、短篇「お助け」での商業デビュー。“浸透と拡散の時代"を経て『日SFベスト集成』の編纂や日SF大賞の創設、エンタメ小説黄金期における大活躍と断筆活動、そして日文学界の大家となり「最後の長篇」『モナドの領域』執筆に至るまで――半世紀を超えるそのキャリアを、筒井康隆自身が語る。〈SFマガジン〉に連載され

    【読書感想】筒井康隆、自作を語る ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】2011年の棚橋弘至と中邑真輔 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    2011年の棚橋弘至と中邑真輔 作者: 柳澤健出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/11/16メディア: 単行この商品を含むブログ (7件) を見る Kindle版もあります。 2011年の棚橋弘至と中邑真輔 (文春e-book) 作者: 柳澤健出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/11/16メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容紹介 2000年代半ば、危機的な状況にあった新日プロレスの人気が復活するためには、多大なる努力と、長い時間が必要であり、常にその先頭に立っていたのが、ふたりのエース、棚橋弘至と中邑真輔だった。総合格闘技とは異なるプロレスの魅力をアピールして、新しいファンを呼び込もうとする〝100年にひとりの逸材〟、棚橋弘至。総合格闘技と関わることで、プロレスの強さを見せつけようとする〝キング・オブ・ストロング・スタイル〟こと中邑真輔。ま

    【読書感想】2011年の棚橋弘至と中邑真輔 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
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    tacticslife 2018/02/07
    中邑真輔がそんな学生だったとは知らなかった。
  • 【知的生産術】『知的戦闘力を高める 独学の技法』山口 周 : マインドマップ的読書感想文

    知的戦闘力を高める 独学の技法 【の概要】◆今日ご紹介するのは、先日の「未読・気になる」の記事でも一番人気だった「知的生産術」。 著者である山口 周さんの過去の著作は、当ブログにおいてどれも人気でしたから、書への期待が高いのも分かります。 アマゾンの内容紹介から一部引用。書は、限られた時間の中で、いかに費用対効果の高い「戦う武器」を手に入れ、実戦で手足のように使いこなすかについて、「戦略」「インプット」「抽象化・構造化」「ストック」の4つのステップから1冊に体系化する。 お飾りの知的武装ではなく、知識を当に使える武器へと変える、超実践的な手法を紹介。この世をしたたかに生き抜くための、最強の知的生産術。 なお、版元のダイヤモンド社さんは、めったにセールを行わないので、1割引きでもお得なKindle版がオススメです! Single study rooms / ocegep 【ポイ

    【知的生産術】『知的戦闘力を高める 独学の技法』山口 周 : マインドマップ的読書感想文
  • 【読書感想】名門校「武蔵」で教える 東大合格より大事なこと ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    名門校「武蔵」で教える 東大合格より大事なこと (集英社新書) 作者: おおたとしまさ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2017/09/15メディア: 新書この商品を含むブログを見る Kindle版もあります。 名門校「武蔵」で教える東大合格より大事なこと (集英社新書) 作者: おおたとしまさ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2017/09/15メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 校内の一等地にやぎがいる。英語の授業で図画工作。おまけに、きのこを見つけたら成績が上がる!?時代が急速に変わりゆく中、恐ろしいほどのマイペースさで独特の教育哲学を守り続ける名門進学校がある。それが書の舞台、私立武蔵中学高等学校だ。時に理解不能と評されることもある武蔵の教育が目指しているものとはいったい何なのか…。斬新な視点から数々の学校や塾を論じてき

    【読書感想】名門校「武蔵」で教える 東大合格より大事なこと ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】笑福亭鶴瓶論 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    笑福亭鶴瓶論 (新潮新書) 作者: 戸部田誠(てれびのスキマ)出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/08/10メディア: 新書この商品を含むブログを見る Kindke版もあります。 笑福亭鶴瓶論(新潮新書) 作者: 戸部田誠(てれびのスキマ)出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/08/25メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 鶴瓶こそが“最強”の芸人である―。大物と対等にわたりあう一方で、後輩にはボロクソにイジられる。全国を訪ねて地元の人々と交流した翌日には、大ホールで落語を一席。かくも老若男女に愛される「国民的芸人」の原動力とは何か。生い立ちから結婚、反骨の若手時代、「BIG3」との交遊、人気番組「家族に乾杯」秘話まで、その長く曲がりくねった芸人人生をたどり、運と縁を引き寄せるスケベで奥深い人生哲学に迫る。 笑福亭鶴瓶

    【読書感想】笑福亭鶴瓶論 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 『子育ての大誤解 重要なのは親じゃない 』「言ってはいけない」真実が示す、親と子の幸福なあり方 - HONZ

    『子育ての大誤解 重要なのは親じゃない 』「言ってはいけない」真実が示す、親と子の幸福なあり方文庫解説 by 橘 玲 『子育ての大誤解』は掛け値なしに、これまででわたしがもっとも大きな影響を受けたのひとつだ。なぜなら長年の疑問を、快刀乱麻を断つように解き明かしてくれたのだから。 いまでいう「デキ婚」で24歳のときに長男が生まれたのだが、その子が中学に入るくらいからずっと不思議に思っていたことがあった。親のいうことをきかないのだ、ぜんぜん。13、4歳のガキと30代後半の大人では、経験も知識の量も圧倒的にちがう。どちらが正しいかは一目瞭然なのに、それを理解できないなんてバカなんじゃないのか、と思った。 しかしよく考えてみると、自分も親のいうことをまったくきかなかった。だとすればこれは因果応報なのだとあきらめたのだが、それでも謎

    『子育ての大誤解 重要なのは親じゃない 』「言ってはいけない」真実が示す、親と子の幸福なあり方 - HONZ
  • 『石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの』良き敗者の魂 - HONZ

    「二課の花はサンズイ」と言われる。警視庁捜査二課は、汚職や詐欺、横領、背任、選挙違反などを摘発する部署だ。「サンズイ」は汚職の「汚」のサンズイに由来する隠語で、ゴンベン(詐欺)やギョウヨコ(業務上横領)などに比べ事件の格が一段上とされる。二課の刑事にとって、汚職事件の摘発は、命がけで成し遂げたい悲願である。 『石つぶて 警視庁二課刑事の残したもの』は、警視庁創設以来初めてといっていい巨大な事件に立ち向かった刑事たちの活躍を描くノンフィクション。「石つぶて」とは、小さな石ころを意味し、転じて価値のないもののたとえにも使われるが、書に登場する無名の刑事たちの奮闘ぶりは、眩い輝きを放って読者の心に強い印象を残す。 警視庁創設以来、二課が手がけた事件の中で、もっとも複雑かつ巨大な事件。それは外務省内閣官房報償費流用事件、いわゆる「機密費」流用事件だ。 発端はささやかな内部告発だった。外務省に出入

    『石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの』良き敗者の魂 - HONZ
  • 『世界一訪れたい日本のつくりかた』観光の基本は「楽しい」にあるべき - HONZ

    去る6月19日、東京大学の伊藤国際学術研究センターで行われた、東京大学政策ビジョン研究センター主催の『文化を基軸とした融合型新産業創出研究ユニット キックオフシンポジウム「日文化政策の新たな姿を探る」』に参加して来た。 その基調講演がデービッド・アトキンソン氏で、日の観光政策についての中身がある非常に良い講演だった。アトキンソン氏のポイントは幾つかあったが、一番印象に残ったのが、「日の外国人に対するunwelcomingな姿勢を変えなければならない。ただ単に文化財を囲い込んでいるだけでは、文化財を管理しているつもりで実は破壊している。観光の基は『楽しい』にあるべきで、もっと積極的に文化財を観光資源として活用すべきだ」という点である。 要は、文化財を後生大事に抱え込んで大事にしている姿勢こそが、文化財を人々から遠ざけ、資金不足から修復もままならない状況に陥れ、それが文化財を破壊する

    『世界一訪れたい日本のつくりかた』観光の基本は「楽しい」にあるべき - HONZ
  • 『ブスの本懐』盛り込みすぎて、何のことだか分からなくしてしまえ! - HONZ

    美人について書かれた書物は、数多く存在する。一方ブスに焦点を当てたは、実に少ない。皆が触れてはいけないと思っているからだ。ブスーーそれは響きだけで人を殺すパワーをもった言葉。人道的な理由から、禁止令が出されてもおかしくないほどだ。 私もタイトルを見たとき、強く惹きつけられるのと同時に、目を背けたくなるような感情に襲われた。レジへ持っていくまでに要したのは、実に1ヶ月の期間と4度の挑戦。 ブスが『ブスの懐』を買う、これ以上の屈辱があるだろうか。しかし書を読み始めてみたら、そんな瑣末なことで悩んでいた自分が馬鹿らしくなった。 書は、日頃タブー視されがちな「ブス」という言葉を、これでもかというほど盛り込んでいる。ブスという言葉を避けるのではなく必要以上に用いることによって、最終的にブスとは何なのかを分からなくしてしまおうというのが、著者の狙いなのだ。いまだかつて、こんな画期的な解決策があ

    『ブスの本懐』盛り込みすぎて、何のことだか分からなくしてしまえ! - HONZ
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    tacticslife 2017/02/04
    「心臓が止まっている以外、元気」ワロタwwそれ死んでるからww/執筆した篠原さん、髪型とメイク変えたら、普通に可愛いと思うが。
  • 20代の自分に読ませたい 『コンプリメントで不登校は治り、子育ての悩みは解決する』 - HONZ

    昔から、休み明けは学校に行きたくないもの、と相場は決まっていた。大人だって、きっと大して変わらないだろう。読みさしのがあれば最後まで読みたいし、クライマックスのゲームはさっさとクリアしてしまいたいものだ。でも「不登校」ときくと、途端にドキドキしてしまう。それが、悪いことだと教えこまされてきたからだ。 ここ数年、不登校は増加傾向にあると報道されている。議論百出だが、解決策はなかなか見つからない。先日もフリースクールを義務教育として認めようという議論がなされたが、法制度の変更には至らなかった。一方で、書の主張は力強い。「親の力で子どもの心に自信の水を満たせば、不登校は治る」と断言しているのである。 しかも、その主張は実証研究に基づいている。教育現場で読まれる雑誌『教育技術』の編集長の薦めでまとめられたというから、その信頼性は高い。前著『不登校は99%解決する』の読者レビューは300件以上あ

    20代の自分に読ませたい 『コンプリメントで不登校は治り、子育ての悩みは解決する』 - HONZ
  • 【知らなんだ!?】『歯はみがいてはいけない』森 昭 : マインドマップ的読書感想文

    歯はみがいてはいけない (講談社+α新書) 【の概要】◆今日ご紹介するのは、明日終了予定である講談社さんのKindleセールからの健康。 タイトルを見て、普通なら「ありえない」ですし、「また煽りか」と思われていそうですが、確かに書を読んで「みがいてる」場合じゃないことが分かりました。 アマゾンの内容紹介から。「後すぐの歯みがきは、世界で韓国と日だけ」「世界で一番口臭がひどい!? 日男女」「3列歯ブラシの効果はわずか30%」「スウェーデンは80歳で歯が21以上で寝たきりなし。日は80歳で10未満、寝たきり100万人以上」……世界に30年遅れた日の歯の常識をアップデートし、口腔細菌の増殖を抑え、全身病を回避する「世界標準の予防歯科」の知恵と具体的ケア法を教示する、すべての日人必読の1冊。 新書の中古に、現時点でプレミアが付いている以上、明日までなら「50%ポイント還元

    【知らなんだ!?】『歯はみがいてはいけない』森 昭 : マインドマップ的読書感想文
  • 慟哭のノンフィクション 『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』 - HONZ

    大崎善生は大好きな作家の一人である。もちろん最初の一冊はあの『聖の青春』で、いきなりファンになってしまった。以後、著作のほとんどを読んでいる。どのも面白いのだが、なかでも、稀代のSM作家・団鬼六を描いた『赦す人』などは、誰にでも勧めたくなる出色のノンフィクションだ。 いちばん好きな作品は、短編集に収められた『優しい子よ』である。重い病に冒された子どもとの交流に題材をとった私小説は、大崎の作品に限らず、これまでに読んだの中で最高に泣けたである。いや、である、ではなくて、今や過去形だ。『いつかの夏』がいちばん泣けたの座を奪ったのである。何度も何度も嗚咽をこらえられないほど泣いたのは、このが初めてだ。 2007年におきた『名古屋闇サイト殺人事件』は、ネットで知り合った見知らぬ同士がおこした事件であったこと、まったく面識のない罪なき女性が帰宅途中で犠牲者になったこと、そして、その殺人方法

    慟哭のノンフィクション 『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』 - HONZ
  • 『進化の教科書 第1巻 進化の歴史』 進化入門の決定版 - HONZ

    ハーバード大学やプリンストン大学をはじめ、全米200以上の大学で採用さている教科書『Evolution: Making Sense of Life』の邦訳3分冊の第1巻である。「教科書」といっても、書は議論の余地のない事実が淡々と積み上げられた退屈なものではない。原著者は『ウイルス・プラネット』等で知られる大人気サイエンスライターのカール・ジンマーと『動物たちの武器』のモンタナ大学教授ダグラス・J・エムレンであることからも分かるように、科学読み物としての楽しさを保ちながら、確かな知識を与えてくれる内容となっているのだ。またAmazon.comでは『Evolution』の価格は12,000円以上と高価だが、この第1巻はフルカラーの図を多く含みながら、1,680円(税別)だというのだから買うしかない。さらに、邦訳者の1人には、『化石の生物学者』の著者であり『ネアンデルタール人は私たちと交配し

    『進化の教科書 第1巻 進化の歴史』 進化入門の決定版 - HONZ
  • 『会議でスマートに見せる100の方法』働く時間があったら昼寝しろ! - HONZ

    会議でスマートに見えること。それが私の一番の望みだが、だれだってそうだろう。とはいっても、会議中は眠くなったり、次の休暇やランチのことで頭がいっぱいになったりしてスマートに見せるのが難しくなるときもある。そんなときこそ裏ワザの出番だ。このでは、頼りになる 100の裏ワザを紹介しよう。 先人は「やみくもに働くのではなく、スマートに働け」とよくいうが、私のモットーは「働く時間があったら昼寝しろ」だ。こので紹介するワザを学び、身につけ、実行すれば、あなたはいつのまにか企業のトッププレイヤーへと駆け上がっているだろう。たとえ企業のトッププレイヤーがどんなものか分かっていなくても。 その前にあなたにちょっと質問がある。 あなたは会議にしょっちゅう出ている? あなたはキャリアを向上させたいと思っている? あなたはこんなあたりまえの質問

    『会議でスマートに見せる100の方法』働く時間があったら昼寝しろ! - HONZ
  • 『バブル 日本迷走の原点』バブルを知らない我らが世代に送る 客員レビューby 岩瀬 大輔- HONZ

    「岩瀬君のようにバブルを知らない世代に読んで欲しいを書いている」 バブル時代に日経証券部のキャップとして大活躍したジャーナリスト、永野健二氏からそのように言われていたが、ようやく上梓された。 あの時代をMOF担として渦中で過ごし、最近では読売新聞の書評委員として筆をふるう当社の出口会長をして、「あのバブルの時代は何だったのか、誰かにきちんと総括してほしいとずっと渇望していた。やっと読み応えのある1冊に出会った気がする。」と言わしめた一冊である。 私なりに書の内容を整理すると、次の通りである。 1973年の変動相場制への移行とオイルショックを受けて、80年代には世界的な金融の自由化が進み、膨大な量のマネーが世界中を動き回るようになる。日米独の当局は米国の不況脱出を後押しするドル安為替介入・金利引き下げなど協調的なマクロ経済政策を実施するが、国内で求められる経済政策とは必ずしも整合性が取

    『バブル 日本迷走の原点』バブルを知らない我らが世代に送る 客員レビューby 岩瀬 大輔- HONZ