聖フランシスコの愛と清貧と祈りの道。 21年の歳月をかけて、92歳の影絵の巨匠が、世界的に愛されている聖人、フランシスコの生涯をえがき、現代の人びとに、生きる喜び、励まし、いやしをとどけるける渾身の作。 すべてのものを「兄弟姉妹」と呼び、とくに弱く小さなものを愛して、貧しく、きよく、平和に生きた聖人が、今、ここに! とにかく美しく、力強く、優しい影絵に魅了される大型絵本。 監修者紹介(著者) 藤城清治(ふじしろ せいじ) 1924年、東京に生まれる。慶応義塾大学経済学部卒業。 12歳から油絵を始め、独立美術協会展、新制作派展に入選。 卒業後、名編集者の花森安治に認められ、雑誌「暮しの手帖」に影絵を連載。テレビ、影絵、国内外での展覧会の開催など、多彩な活動を続ける。 1983年には『銀河鉄道の夜』で、ブラチスラヴァ国際絵本原画コンクール・金のりんご賞を受賞。 ほかに紫綬褒章、勲四等旭日小綬賞