昨日の記事 に書いたとおり、ローカルPCと判別できないくらい画面描画がなめらかであることが VDI 化の重要なポイントであり、そのためにはある程度の回線帯域が必要です。 そして、VDI 製品を提供する Citrix, VMware, Microsoft は各々異なる描画プロトコルを推進しており、必要帯域は各々のプロトコルによって違います。 Citrix ICA プロトコルは本当に 20〜30kbps で大丈夫? 必要帯域の少なさをマーケティング的に非常に訴求しているのが、Citrix の ICA プロトコルです。 このプレゼン資料からも分かる通り、ICA プロトコルは差分情報のみの転送であり 消費帯域は 20〜30kbps と謳われています。 これは、ISDN や 56kbps モデムの半分、少し前の FOMA(384Kbps) の 10分の1 以下の速度です。 1秒間に 4KB しか通信