軽自動車市場における年間(暦年)販売順位を振り返ると、N-BOXは、2013年/2015年/2016年/2017年にわたり1位であった。2012年と2014年も2位。しかも2017年以降は、トヨタ自動車の「プリウス」や「アクア」が登録台数を下げた影響もあり、小型/普通車を含めた4輪車の国内総市場でも1位を獲得している。 2018年度上半期の11万7100台は、国内総市場で2位のスズキ「スペーシア」(7万3606台)、3位の日産自動車「ノート」(6万3303台)、4位のダイハツ工業「タント」(6万3273台)に大差を付けた。1位と2位の差は、2018年度上半期だけでも4万台を超える。 なぜN-BOXは、6年近くにわたって販売上位を保つのか。人気の理由を考えたい。 軽乗用車の中で車内が最も広い クルマを好調に売るには外観が重要だ。機能性が抜群に高くても、外観が不評では販売台数を伸ばせない。N-