自民党の臨時総務会で記念写真に納まる(左から)山口泰明選対委員長、佐藤勉総務会長、菅義偉総裁、二階俊博幹事長、下村博文政調会長=東京都千代田区の同党本部で2020年9月15日午後1時43分、竹内幹撮影 自民党の菅義偉新総裁(71)は15日の党役員人事で、総裁選で自身を中枢で支えた二階俊博幹事長(81)と森山裕国対委員長(75)を再任させ、政権の「骨格」に位置づけた。総務会長、選対委員長も初当選同期の「盟友」を据え、党運営での主導権確保を目指した。一方で閣僚人事では麻生太郎副総理兼財務相(79)の再任を調整するなど各派閥のバランスを考慮した布陣を目指す。「政高党低」とやゆされた安倍政権から様変わりし始めている。 支援5派閥に配慮しつつ「盟友」を起用 「論功行賞なんて露ほども思っていない。我々は菅さんを一生懸命支持したが、仕事をもらうとか役割をいただくとかは全く期待していないし、事実そんなこと