岸田文雄首相が20日、新型コロナウイルス対策のマスク着用について、政府の考え方を見直す意向を示しました。屋内での着用を求めていましたが、症状がある場合などを除いて原則不要にする方向で検討するとみられます。政府の方針転換は社会にどのような影響を与えるのでしょうか。社会心理学が専門の大阪大学大学院の三浦麻子教授、感染症に詳しい二木芳人・昭和大学客員教授に聞きました。 「同調圧力を危ぶむ」大阪大学大学院の三浦麻子教授(社会心理学) 今回、マスクに関するルールが見直されることで、「マスクをしないことが当たり前」という空気が生まれるといやだなと思います。 その空気が、感染への不安な…