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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (160)

  • ネコの表情は276種類あると判明、なぜそんなに多いのか?

    耳を前に向ける茶トラのネコ。耳を前に向けるのは、幸せで満足していることを示す重要なサインだ。(PHOTOGRAPHC BY JOEL SARTORE) 最新の研究によると、ネコには276種類の表情があるという。ネコがこれほど多様な表情を進化させたのは、人間のおかげである可能性が高い。およそ1万年前に人間によって家畜化され、人間とコミュニケーションをとってきたことで、ネコは豊かな表情を獲得したという。「私たち人間とネコとの間にはディープな歴史があります」と、10月18日付けで論文を学術誌「Behavioural Processes」に発表した米ライオン大学の比較進化心理学者であるブリタニー・フローキーウィッツ氏は言う。(参考記事:「ネコは自ら家畜化した、遺伝子ほぼ不変、最新研究」) 近年、ネコの感情を読み取る方法への関心が高まっているという。だが、ネコの表情に関する従来の研究のほとんどは、ネ

    ネコの表情は276種類あると判明、なぜそんなに多いのか?
    yamadar
    yamadar 2023/11/16
    "イエネコに比べて単独行動が多いヤマネコが、特定の意味のある表情を共有しているかどうかが分かれば、家畜化によってイエネコの表情が多様化したのかどうかを明らかにできるだろう"
  • アーサー王の師「マーリン」はもとは詩人だった、なぜ魔術師に?

    マーリンがアーサーを見せる 好色なユーサー王が貴族のを誘惑する際に魔法で助けた見返りに、マーリンはユーサーの息子アーサーを誕生時に渡すよう王に求める。エミール・ヨハン・ラウファーが描いたこの油絵では、マーリンが馬の上でアーサーを抱いている。(FINE ART/ALBUM) 魔法の力をもち、時には長い白ひげをたくわえた賢い老人は、魔法使いの典型的な姿だ。このような神秘的な男性は、シェイクスピアの『テンペスト』から『オズの魔法使い』『指輪物語』、そして『ハリー・ポッター』シリーズまで、多くの文学作品に登場する。 しかし、なぜこういう姿が定番になったのだろうか? それは、アーサー王伝説の中心人物であり、最も魅力的な人物の一人「マーリン」のせいだ。中世文学に初めて登場して以来、マーリンは何世紀にもわたって進化し続け、ウェールズの詩人から変幻自在の魔法使いへと変貌を遂げたのだ。 森に逃げ込んだ詩人

    アーサー王の師「マーリン」はもとは詩人だった、なぜ魔術師に?
    yamadar
    yamadar 2023/11/10
    "12世紀に生まれたアーサー王伝説のルーツは、政治的なプロジェクト"、"異教の神話から得た予言者の特徴と、キリスト教的価値観を組み合わせ、歴史的要素と伝説的要素を独自に融合"
  • 脳でトラウマ記憶がつくられる仕組みの一端、マウス実験で解明

    強い恐怖の体験をいつまでも忘れられない「トラウマ記憶」が脳でつくられる仕組みの一端を解明したと、自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)などの共同研究グループが発表した。マウスの動物実験で、恐怖の体験をすると脳の「前頭前野」に新しい神経細胞ネットワークができることを確認。研究成果は心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの難治性精神疾患の治療法研究につながる可能性もあるという。 トラウマ記憶は突然呼び起こされ、フラッシュバックとも呼ばれる。実生活にさまざまな不自由を強いることがある。これまでの研究で大脳皮質の前頭前野が関わり、多くの神経細胞の集団によって保持されていることなどは分かってきた。しかし、脳神経細胞の情報処理ネットワークの構造は複雑でトラウマ記憶ができる詳しいメカニズムは解明されていなかった。 生理学研究所の揚正和准教授、鍋倉淳一所長や大阪大学産業科学研究所の永井健治教授のほ

    脳でトラウマ記憶がつくられる仕組みの一端、マウス実験で解明
    yamadar
    yamadar 2023/11/05
    電気刺激でトラウマを植え付けられたマウス。
  • 冷戦時のスパイ衛星写真で古代ローマの砦を一挙に特定、定説覆す

    ヨルダンの砂漠にあるきわめて保存状態のよい古代ローマの砦、カスル・バシル。機密解除されたスパイ衛星写真を活用した新たな研究により、シリアやイラクの砂漠から、これまで知られていなかった古代ローマの砦跡と思われる遺跡が400カ所近く見つかった。(PHOTOGRAPH BY ROBERT CLARK, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 機密解除された米国のスパイ衛星コロナとヘキサゴンの写真から、シリアやイラクの砂漠にある古代ローマ時代の砦(とりで)が約400カ所特定され、10月26日付けで学術誌「Antiquity」に発表された。その配置パターンから考えると、砦の目的は定説となっている防衛ではなく、キャラバンによる交易、軍隊の移動、地域の情報伝達など、交流を円滑に進めるためだったという説を論文の著者らは主張している。(参考記事:「CIAが歴史的な「機密地図」の数々を公開」) こ

    冷戦時のスパイ衛星写真で古代ローマの砦を一挙に特定、定説覆す
  • トコジラミ、ダニ、寄生虫…旅の「危険な虫」5選とその対策

    旅行先でトコジラミに刺されると、旅は台なしになる。ただし、もっと深刻な健康被害をもたらす害虫もいる。(PHOTOGRAPH BY ALLEN BRISSON-SMITH/THE NEW YORK TIMES/REDUX) 最近、トコジラミがフランスで大発生し、話題になっている。吸血性のトコジラミは、危険というよりは不快な昆虫だ。実際に、米国のテキサスA&Mアグリライフ研究所の昆虫学者で、害虫管理を専門とするモリー・ケック氏は、「世界でもっとも危険な生物は蚊です」と述べている。 だが、昆虫やクモ、ミミズのような形の蠕虫(ぜんちゅう)といった気持ちの悪い生きものはどこにでもいるものだ。そんな「虫」たちは、細菌、線虫、原虫、ウイルスといった病原体を運ぶことがあるし、じかに寄生虫として感染する場合もある。 こうした病気は時に診断しにくく厄介だ。デング熱やライム病などの病気は、頭痛や疲労、発熱といっ

    トコジラミ、ダニ、寄生虫…旅の「危険な虫」5選とその対策
    yamadar
    yamadar 2023/10/25
  • 20世紀の英国に実在した最後の「魔女」、ヘレン・ダンカン

    降霊中、鼻と口からエクトプラズムを出すヘレン・ダンカン。しかし、降霊術に懐疑的な人々は、これが単なるチーズの漉し布であると主張している。(PHOTOGRAPH BY DAILY MIRROR ARCHIVE, MIRRORPIX/GETTY IMAGES) 英ロンドンにある中央刑事裁判所、通称「オールドベイリー」は、過去200年間、英国で起きた数々の悪名高い犯罪を裁いてきたことで知られている。そのなかでも特に変わった裁判が、第二次世界大戦真っ只中の1944年3月23日に始まった魔女裁判だ。 英国で最後に魔女が処刑されてからすでに数百年が経過していたが、この日、ヘレン・ダンカンという霊媒師が同じ罪で裁判にかけられた。その結果、ダンカンは有罪となり、魔法行為禁止法で投獄された英国最後の女性となった。その生い立ちから魔法行為、そして、魔女裁判の顛末までを紹介しよう。 幼い頃の二つ名は「地獄のネル

    20世紀の英国に実在した最後の「魔女」、ヘレン・ダンカン
  • 野生の緯度から離れたパンダ、より無気力で異常行動が増加、研究

    フランスのボーバル動物園で飼育されているオスのジャイアントパンダ(Ailuropoda melanoleuca)。中国には、野生のパンダが約1800頭生息している。(PHOTOGRAPH BY ERIC BACCEGA, NATURE PICTURE LIBRARY) 転がったり、滑ったり、楽しそうに遊んだりして、動物園の来園者を楽しませてくれるジャイアントパンダ(Ailuropoda melanoleuca)。しかし、新たな研究により、飼育されるパンダに潜む問題が明らかになった。 動物園で飼育されているパンダは、来の生息地とは異なる緯度で生活している場合、野生で生活しているときより活動レベルが下がり、異常行動も示しやすかった。この論文は2023年9月18日付けで学術誌「Frontiers in Psychology」に掲載された。 英国スターリング大学の博士課程の学生で、心理学を専攻し

    野生の緯度から離れたパンダ、より無気力で異常行動が増加、研究
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    yamadar 2023/10/19
    人間も日照時間みじかいと鬱になりやすいしな
  • 世界最高峰の野生生物写真コンテスト2023、受賞作13点 ナショジオ写真家が大賞

    極寒の海で繰り広げられる捕者と獲物の駆け引き。動物の母と子の安らぎのひととき。英国のロンドン自然史博物館が主催する野生生物写真コンテスト「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」では、世界中の一流の写真家たちによる傑作が披露される。 シャチの群れが氷に向かって突進し、波を立ててアザラシを海に落とすという特殊な方法で狩りをしている様子。ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラー、バーティー・グレゴリー氏が撮影した。気温の上昇によって氷床の融解が進み、アザラシが陸地で過ごす時間が増えているため、今後、こうした狩りの方法は見られなくなるかもしれない。(PHOTOGRAPH BY BERTIE GREGORY, WILDLIFE PHOTOGRAPHER OF THE YEAR) 参考記事:バーティー・グレゴリー氏撮影「【動画】シャチのアザラシ狩りになんとクジラが乱入、なぜ?

    世界最高峰の野生生物写真コンテスト2023、受賞作13点 ナショジオ写真家が大賞
  • 処刑された英王妃アン・ブーリンの愛読書、消された文字を発見

    かつてアン・ブーリンが所有していた時祷(じとう)書に紫外線を当てると、肉眼では見えない文字が余白に浮かび上がる。運命に翻弄された王妃の時祷書は、1536年に彼女が処刑された後に所在が分からなくなり、1903年ごろに発見された。(PHOTOGRAPH COURTESY HEVER CASTLE & GARDEN) 英国王ヘンリー8世の2番目のであるアン・ブーリンはしばしば「男を誘惑する女」として、また最終的に英国の宗教のあり方が変わる原因となった女性として描かれる。だが実際のブーリンは、教育と宗教改革に身をささげる知的で信仰心のあつい女性だった。 しかし、1536年5月にブーリンが姦通と近親相姦という無実の罪を着せられて逮捕され、処刑された後、ヘンリー8世は彼女のことを忘れようと決意した。ブーリンの紋章は宮殿の壁から取り去られ、きらめく宝石は暗い金庫にしまい込まれ、彼女が所有していた貴重な

    処刑された英王妃アン・ブーリンの愛読書、消された文字を発見
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    yamadar 2023/08/18
    「女性たちが時祷書を守り続けたという事実そのものが連帯やコミュニティーの力、勇気を表す本当に美しい物語です」
  • 太平洋ゴミベルトを調べてみたら生命の宝庫だった、驚きの報告

    美しい見た目のアオミノウミウシ(Glaucus atlanticus)は、空気をのみ込んで海面に浮く。(PHOTOGRAPH BY DENIS RIEK) 世界で最も多くの海洋ごみが漂う太平洋ゴミベルトが、多くの海洋生物のすみかになっていることが明らかになった。そこにはアオミノウミウシやカツオノカンムリなど、海面近くを浮遊する水表生物が大量に生息していたのだ。これまで海のごみ溜めだと思われてきた太平洋ゴミベルトは、実は知られざる生物学的ホットスポットかもしれない。 「海洋ゴミベルトは、当に重要な海の生態系になっているのです。ところが私たちは、これについてほとんど何も知りません」と話すのは、5月4日付けで学術誌「PLOS Biology」に発表された論文の筆頭著者で、米ジョージタウン大学の海洋生物学者レベッカ・ヘルム氏だ。「これまでプラスチックごみにばかり焦点が当てられてきて、生態系は完全

    太平洋ゴミベルトを調べてみたら生命の宝庫だった、驚きの報告
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    yamadar 2023/07/31
    専門家の研究の続報を待ちたい
  • 閉経した母親が守るのは息子だけ、シャチで判明、娘や孫は守らず

    北部ノルウェーの冷たい海でニシンの大群を襲うシャチの群れ。子どももいる。シャチは閉経後も長く生き続けるわずか6種類の動物の1種だが、その有益さを科学者たちは解明し始めている。(PHOTOGPAPH BY TONY WU, NPL/MINDEN PICTURES) 墨を吐いたり、体の色を変化させたりする動物の能力は、人間から見れば不思議に思えるかもしれない。しかし動物界全体から見れば、「閉経」こそもっとも不可思議な現象であることはご存じだろうか。 「自然界において閉経は非常にまれな特性です」と指摘するのは、英国エクセター大学の動物行動学者チャーリー・グライムス氏だ。閉経し、生殖能力を失ったあとも長く生き続ける動物はたったの6種類。ヒトと5種のハクジラだけだ。 ハクジラ類のシャチもそうした動物の仲間だ。そこで、なぜシャチのメスが閉経を迎えたあとも20年以上生き続けるのか、大規模な調査が行われて

    閉経した母親が守るのは息子だけ、シャチで判明、娘や孫は守らず
  • 世界は観測史上最も暑い夏になる可能性、日本でも猛暑に警戒を

    世界はこの夏、観測史上最も暑い夏になる可能性があるという。世界気象機関(WMO)は6月が史上最も暑くなり、7月7日には世界の平均気温が最高値を更新したと発表した。ここ数年は北半球を中心に「熱波」が常態化し、干ばつ、豪雨など気象の「極端化」が顕著だ。WMOは7年ぶりに発生したエルニーニョ現象が世界平均気温をさらに高める可能性があるとの懸念を示した。 エルニーニョ現象は日に涼しい夏をもたらす傾向にあったが、現在、日の南方では既に太平洋高気圧の張り出しが強い。梅雨明け前から高温が続き、各地で熱中症リスクが高まっている。梅雨が明けて格的な夏を迎えるにあたり、記録的猛暑に対する最大限の警戒が必要だ。

    世界は観測史上最も暑い夏になる可能性、日本でも猛暑に警戒を
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    yamadar 2023/07/21
    環境問題は人類の将来にとって大きな脅威で、人類同士で争ってる場合じゃない筈なんだがな
  • 途方もない重力波を検出、波長は数光年から数十光年、初の証拠

    2つのブラックホールがお互いの周りを回りながら近づく様子を描いた図。このときに重力波を発する。(ILLUSTRATION BY MARK GARLICK, SCIENCE PHOTO LIBRARY) 時間と空間が織りなす巨大な重力波が検出されたことを示す証拠が得られた。その波長は、なんと数光年から数十光年だという。新たに発表された研究によると、このような波長の重力波の存在を示す証拠が見つかったのは初めてで、最大で太陽の100億倍という質量をもつ超巨大ブラックホールどうしの合体によるものではないかと考えられている。今回の発見の詳細は、2023年6月29日付けで学術誌「Astrophysical Journal Letters」に掲載された一連の論文にまとめられている。 この波を観測したのは、「北米ナノヘルツ重力波観測所」(NANOGrav)の研究者グループだ。68個のパルサーと呼ばれる回転

    途方もない重力波を検出、波長は数光年から数十光年、初の証拠
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    yamadar 2023/07/10
    相変わらず宇宙はスケール大きすぎて理解できないけどそれが良い
  • 【動画】ダイバーになでられてうれしそうなアザラシ

    英国ファーン諸島の近くでダイビングをしていた幸運なダイバーたちが、アザラシがどれほど遊び好きかを体感することになった。1頭のアザラシが、ダイバーたちをよく見ようと近づいてきたのだ。動画にはなでられてうれしそうなアザラシの様子が収められている。 アザラシやアシカ、オットセイは陸上では臆病で不器用だが、水中では好奇心旺盛で遊び心があり、動きも速く、リラックスしている。しかし、どれだけかわいくても、彼らは鋭い歯を持ち、病気を媒介し、縄張りを守ろうとすることもある。そのため、研究者は注意を呼び掛けている。目を合わせられるほど近づかないように、という考えが生物学者たちの経験則だ。 米海洋哺乳類保護法では、少なくとも150フィート(約45メートル)の距離を保つように推奨されている。 とはいえ動画なら、最も魅力的な海洋生物の一つである彼らを間近に(しかも、安全に)見ることができる。そしてここでは、アザラ

    【動画】ダイバーになでられてうれしそうなアザラシ
    yamadar
    yamadar 2023/06/15
    まじでかわいい/『どれだけかわいくても、彼らは鋭い歯を持ち、病気を媒介し、縄張りを守ろうとすることもある。そのため、研究者は注意を呼び掛けている』あ、はい。。。
  • クマの仲間の祖先“子ネコカワウソクマ”の化石、新種として記載

    新しい化石種「Eoarctos vorax」。約3200万年前、現在の米国ノースダコタ州の川辺に暮らしていた。アライグマに似たこの種は、哺乳類の進化における重要な時代を生きていた。(ILLUSTRATION BY MARK HALLETT) クマの最も古い仲間の一つは、グリズリー(ハイイログマ)というよりはアライグマに似た姿をしていて、カタツムリの殻をかみ砕くのが好きだったようだ。「Eoarctos vorax」と名付けられたこの化石哺乳類は、格的な哺乳類の時代に突入した約3200万年前、スカンクやアライグマ、クマ、さらにはアザラシを含むグループがどのように始まったかを解明する手がかりになるかもしれない。(参考記事:「太古の「百獣の王」、新種の絶滅哺乳類を発見」) 古生物学者たちは何十年も前から、Eoarctosの謎を解こうと試みてきた。米国ノースダコタ州のフィッテラー・ランチでは194

    クマの仲間の祖先“子ネコカワウソクマ”の化石、新種として記載
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    yamadar 2023/06/10
    猫なのかカワウソなのかクマなのか
  • カエルの胃腸を「屁」で攻撃、嘔吐させる虫を発見

    お尻から熱い化学物質を噴射して、カエルに吐き出させるミイデラゴミムシ(Pheropsophus jessoensis) 動画の説明:ミイデラゴミムシは、カエルに簡単にべられてしまうが、のみ込まれた後も巧妙な防御機能を働かせ、自分を吐き出させる。危険にさらされると、熱い化学物質を驚くべき力で噴射する。カエルにべられた甲虫の43パーセントが吐き出されて生き延びたという研究が発表された。 オサムシ科ホソクビゴミムシ亜科の甲虫は、危険にさらされると、お尻のほうから高温で臭い化学物質を噴出する。俗に「屁っぴり虫」と呼ばれ、日のほか韓国中国に生息するミイデラゴミムシ(Pheropsophus jessoensis)もその一種だ。 だが、それだけではない。カエルなどにべられると、のみ込まれたあとにその「屁」を噴射して捕者に吐き出させるという。しかも、この昆虫は両生類の消化管の中でもしばらく生

    カエルの胃腸を「屁」で攻撃、嘔吐させる虫を発見
    yamadar
    yamadar 2023/06/02
    カエル、本当に辛そうに吐いてるなぁ。
  • 歴史をたどる巡礼路、古代ローマの“高速道路”を歩いてみよう

    3世紀建造の「ドルススのアーチ」が、アッピア街道に沿って整備を進める全長580キロのウォーキング・コースの起点だ。(PHOTOGRAPH BY ANDREA FRAZZETTA, NATIONAL GEOGRAPHIC) すべての道はローマに通ず。そうたたえられた古代ローマの道路網の始まりが、2300年前に造られたアッピア街道だ。イタリアの華やかな都ローマからアドリア海に面した港町ブリンディシまで、全長はおよそ580キロ。往時には一般市民が行き交い、兵士たちが行軍し、詩人ホラティウスや皇帝コモドゥスといった古代ローマの上流階級たちも往来した。 ローマ帝国が滅びると、街道は廃れていったが、忘れ去られることは決してなかった。現在、アッピア街道は再興しようとしている。イタリア政府が中心となって、往時の街道の位置を特定し、発掘し、古代の敷石の保存が進められている。アッピア街道を現代の旅行者たちが楽

    歴史をたどる巡礼路、古代ローマの“高速道路”を歩いてみよう
    yamadar
    yamadar 2023/04/24
    "3世紀建造の「ドルススのアーチ」が、アッピア街道に沿って整備を進める全長580キロのウォーキング・コースの起点だ"
  • ギャラリー:いつか訪れたい世界の旅先25 2023年版

    ラオスの古都ルアンパバーンにて、ろうそくの明かりに囲まれて座るナンケオ(ランサン王国を建国したファーグム王とケオ女王に奉げる踊り)の若い踊り子。ルアンパバーンには、高速列車でアクセスできるようになった。(PHOTOGRAPH BY KIKE CALVO, NAT GEO IMAGE COLLECTION) この写真の旅先紹介はこちら「高速鉄道でより身近に、ラオスの古都で伝統に触れる」 ギリシャ、カルパトス島のプロフィティス・イリアス山の尾根を歩くハイカー。ギリシャのドデカネス諸島では比較的旅行者が少ない島だ。(PHOTOGRAPH BY CIRIL JAZBEC, NATIONAL GEOGRAPHIC) この写真の旅先紹介はこちら「岩だらけの景観、ギリシャのドデカネス諸島で自撮りを楽しむ」 アクラの通りでオセイ・デューロのドレスをまとった女性。ガーナのファッションは、このような明るい色彩

    ギャラリー:いつか訪れたい世界の旅先25 2023年版
  • 消えゆく伝説の茶馬古道を歩く、中国の少数民族の村が残る奥地へ

    かつての交易商のように、四川省甘孜(かんし)で購入した茶を徒歩で運ぶ遊牧民。茶色い包みには、1包につきレンガ状に押し固めた磚茶(たんちゃ)が4個入っていて、重さは9キロ以上。チベット人は1日に40杯もの茶を飲むため、この量では1カ月と持たない。(PHOTOGRAPH BY MICHAEL YAMASHITA, NAT GEO IMAGE COLLECTION) どうやら道に迷ってしまったようだ。 ドキュメンタリー写真家のチャン・ホンギさんと私(筆者のポール・サロペック)は、シルクロードの南に延びる中国の茶馬古道をたどろうとしていた。 迷路のように入り組んだ石畳の茶馬古道が生まれたのは、数百年前のことだ(2000年以上前だという意見もある)。商人たちがかつて、この道を通って雲南省と四川省で採れた茶の塊をチベットまで運び、そこで丈夫な子馬と交換したことから、茶馬古道と呼ばれるようになった。 四

    消えゆく伝説の茶馬古道を歩く、中国の少数民族の村が残る奥地へ
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    yamadar 2023/04/24
    いつか中国の奥地を旅したいなぁ
  • 歯周病の影響は全身に、関節リウマチとの関連で新たな発見

    歯周病を防ぐには、日常的な歯磨き、フロスの使用、口のすすぎが重要だ。歯茎の感染症が慢性的になると、免疫系との戦いが長引き、関節など全身の組織に悪影響が及ぶことになる。(PHOTOGRAPH BY REBECCA HALE, NATIONAL GEOGRAPHIC) 関節炎は何千年も前から人類を苦しめてきた。「西洋医学の父」として知られるヒポクラテスは2000年以上前に、口の感染症が関節炎に関係しているのではないかと気づき、歯を抜けば関節炎が治る可能性があると考えた。これは、ある点では正しかったようだ。(参考記事:「ネアンデルタール人が鎮痛剤、歯石分析で検出」) 歯茎が感染症にかかると、細菌が血流に入り込む。血流中の細菌は免疫系によって攻撃されるが、歯茎の感染症が慢性的になると、この戦いは長引くことになる。その結果、免疫細胞が体中を巡り、関節など口から遠く離れた場所も組織が破壊されるなどの悪

    歯周病の影響は全身に、関節リウマチとの関連で新たな発見
    yamadar
    yamadar 2023/04/22
    歯茎は大事