9月1日放送の最終回の一場面。メイ(多部未華子、右)は田所優太(瀬戸康史)に自分の正直な気持ちを打ち明ける=TBS提供 多部未華子が主演するTBS系の火曜ドラマ「私の家政夫ナギサさん」(火曜午後10時)が9月1日の最終回を前に、盛り上がりを見せている。第5話(8月4日放送)から番組平均世帯視聴率が右肩上がりで番組最高を更新し続け、第8話(8月25日放送)には16・7%(以下、視聴率は全て関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録。すでに今から「もう最終回、寂しい」などの声がネット上にあふれている。登場人物はみんないい人ばかりの、一見お気楽なラブコメディーに見えるドラマだが、そこには多くの女性の心を捉えた“メッセージ”があるのかもしれない。番組制作者や研究者に話を聞き、「わたナギ」の人気のわけを考えてみた。【大沢瑞季】 MR(医薬情報担当者)としてバリバリ働くメイ(多部)は、28歳の誕生日に妹の唯