アメリカ政府の高官は、先に行われたフランスの大統領選挙にロシア政府が影響を及ぼそうとサイバー攻撃を仕掛けていたと指摘したうえで、今後行われるイギリスやドイツの選挙でも攻撃を仕掛ける可能性が高いとして、警戒感を示しました。 この中でロジャーズ長官は、今週行われたフランスの大統領選挙について、「われわれはロシアがフランスでサイバー攻撃を仕掛けてネットに侵入しているのを監視していたので、フランス政府に警戒するよう事前に伝えていた」と述べました。 そのうえで、「ロシアがアメリカやフランスの選挙で行ったことを見れば、ロシアが自国の立場に好意的な指導者を支援しようと試みているのは明らかだ」と述べ、サイバー攻撃を通じてロシアに好意的な指導者を当選させる意図があるという見方を示しました。 さらに、ロジャーズ長官はロシアによるサイバー攻撃が減少しておらず、今後行われるイギリスやドイツの選挙でも攻撃を仕掛ける