韓国・ソウル(CNN) オーストラリア国防省は5日、中国の戦闘機が攻撃的な飛行を行って、南シナ海周辺の上空をパトロール中だったオーストラリアの哨戒機を危険にさらしたと発表した。 オーストラリアのマールズ国防相によると、中国の戦闘機J―16が先月、公海上空で通常の偵察飛行を行っていたオーストラリアの哨戒機P―8に接近し、フレアとチャフを放出。少なくとも1片がオーストラリア軍機のエンジンに入った。 チャフはアルミニウムまたは亜鉛の小さな金属片で、軍用機がミサイルを混乱させる目的で放出するが、航空機を妨害する目的で使用することもできる。 オーストラリア国防省は声明を発表し、中国戦闘機の飛行について「P―8機とその乗員の安全を脅かした危険行為」と位置付けた。 マールズ国防相がオーストラリアのテレビ局9ニュースに語ったところによると、J―16はP―8に異常接近し、至近距離を並んで飛行しながらフレアを
北朝鮮北東部の要衝・羅津港(羅先特別市)に入港する北朝鮮の漁船(写真:2019年8月13日、筆者撮影) 2019年10月7日に日本の排他的経済水域(EEZ)にある大和堆の周辺で水産庁の漁業取締船と北朝鮮籍漁船が接触し、漁船が沈没した。沈没した漁船の船員約60名は全員無事に水産庁の漁業取締船に救助され、近くを航行していた別の北朝鮮船に引き取られたという。 なぜ船員に事情聴取をしなかったのかという声があるが、それは難しい。日本まで連れてきたのならばともかく、EEZは領海ではないので、操業の明らかな証拠でもなければ、強制的に事情聴取はできない。現場では任意での事情聴取を打診したそうだが、同意を得られなかったという。 しかし、10月12日に朝鮮外務省のスポークスマンは、次のように日本を批判した。「日本政府の当局者らとメディアは、我が漁船が取り締まりに応じず、急旋回をしたために自国の取締船とぶつかっ
韓国軍は、韓国が領有権を主張する島根県の竹島付近の空域で、ロシア軍機1機が「領空を侵犯した」として、戦闘機による警告射撃を実施したと発表しました。事態を重く見た韓国政府はロシア側に厳重に抗議し、再発防止を求めました。 それによりますと、ロシア軍機は午前9時9分からの3分間と9時33分からの4分間の2回、韓国が主張する「領空」に入りました。 これに対し、韓国空軍のF15K戦闘機とKF16戦闘機が緊急発進して警告射撃を実施し、1回目が80発余り、2回目が280発余り、合わせて360発余りの実弾を発射したとしています。 ロシア軍機は、このあと午前9時37分に韓国の「領空」から、そして9時56分には韓国の防空識別圏から出たということです。 また、これに先立って午前6時44分から9時4分の間に、中国軍のH6爆撃機2機が韓国の防空識別圏に入り、いったん圏外に出たあと、日本海の上空でロシア軍のTU95爆
先月、アメリカの無人偵察機がイランに撃墜された事件をめぐって、撃墜はイラン指導部の了承をえずに行われたとの情報をアメリカ政府が把握し、これが報復攻撃を中止した決定の背景にあったとアメリカ軍の元高官が明らかにしました。 これについてアメリカ軍の元高官で、トランプ大統領から二度にわたり国防長官のポストを打診されるなど、今も安全保障問題などについて大統領から相談を受けているというジャック・キーン氏が、NHKの取材に応じ、撃墜はイラン指導部が意図したものではなかったという機密情報が、当日、大統領に伝えられていたと明らかにしました。 この中でキーン氏は「イランの最高指導者のハメネイ師もロウハニ大統領も指導部は撃墜を了承していなかった。それどころか撃墜を知って、指導部は動揺した。犠牲者の数と合わせたこの2つの情報によって、トランプ氏は決定を翻した」と述べました。 このときの無人偵察機の撃墜をめぐっては
アメリカのトランプ大統領は、イランとの間で緊張が高まっているホルムズ海峡について、アメリカが他国のために報酬も得られないのに海峡を守る必要性はないとして、石油を輸送する日本などの国々はみずから自国の船を守るべきだという考えを示しました。 そのうえで「なぜ、われわれがほかの国々のために報酬も得られないのにこの輸送路を守るのか。すべての国々は自国の船を自分で守るべきだ」と書き込みました。 さらに「われわれはホルムズ海峡にいる必要性もない。アメリカは世界で最大のエネルギー産出国になったからだ!」と指摘しました。 アメリカ政府はイランの脅威に備えて、現在、中東地域にアメリカ軍の部隊を派遣していますが、トランプ大統領は、アメリカ軍の海外展開についてこれまでにも、軍事的・経済的にアメリカへの負担が大きいと主張し、他国に応分の負担を求めるなどしてきました。 今回のツイッターはこうしたみずからの持論を展開
フィリピン大統領、中国に再び融和姿勢=南シナ海「当て逃げ」軽視 2019年06月24日08時18分 南シナ海での「当て逃げ事故」に抗議し、フィリピンの外務省前で中国旗を燃やす活動家ら=21日、パサイ市 【マニラ時事】南シナ海でフィリピンの漁船が中国船に「当て逃げ」された事故をめぐり、ドゥテルテ大統領が事態を軽視する発言をして波紋を呼んでいる。先月の中間選挙前には中国に対するけん制が目立った大統領だが、中間選で政権が大勝した後、再び融和姿勢を強めたとみられる。 フィリピン政府によると、事故は領有権問題がある南シナ海のリード礁で9日深夜に起きた。停泊中の漁船が中国船に激突されて沈没。中国船は、海に投げ出された乗員22人を救助せずに逃走した。22人はベトナム船に救助された。 「非人道的で野蛮だ」。パネロ大統領報道官やロレンザーナ国防相は当初、中国側を激しく非難した。故意の衝突との見立てもあり、外
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