韓国と北朝鮮の両当局者が昨年秋から年末にかけ、少なくとも2回、平壌で接触した。ソウルの情報関係筋が明らかにした。韓国は基本的に北朝鮮との交流を禁じており、当局者の訪朝は異例。接触を通じ、北朝鮮は平昌(ピョンチャン)冬季五輪参加と南北対話路線を決めるに至った。米国は南北対話の行方を不安を持って注視しているという。 米国内には韓国の動きに対する不満の声も出ており、ペンス米副大統領が訪韓した際に北朝鮮との接触を拒む事態につながった。 南北の接触は、五輪を契機に関係を改善したい韓国側が求めた。昨年11月以降、中国経由で訪朝し、北朝鮮の五輪参加問題を巡って協議した。北朝鮮は参加の条件として米韓合同軍事演習の中止を求めたという。 米韓軍当局は昨秋の段階で…
平昌五輪:ペンス米副大統領、金永南氏と握手せず5分で退席 マイク・ペンス米副大統領が9日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が五輪開会式直前に竜平リゾート(江原道平昌郡)で主催した晩さん会を兼ねたレセプションに遅れて来たが、5分で退席した。これによりペンス副大統領、日本の安倍晋三首相、北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長、中国の韓正・中央政治局常務委員を1つのテーブルに就かせて食事をさせようとした文大統領の計画も失敗に終わった。ペンス副大統領は金永南氏とどのような形の接触でも拒否するという意思を表明したものと受け止められている。 ペンス副大統領と安倍首相は文大統領の来賓歓迎行事の時は現れなかったが、午後6時11分ごろ、このレセプションが始まった後に会場入りした。 文大統領は歓迎のあいさつで「平昌五輪でなかったら一堂に会するのが難しかった方々もいる。私たちが一緒にいるという事実
韓国が、条約にも等しい日韓慰安婦合意をないがしろにする中での安倍晋三首相の平昌五輪開会式出席をめぐっては、首相官邸や外務省の幹部にも慎重意見が根強かった。また、首相の支持者の間でも反対論が圧倒的だったにもかかわらず、首相があえて出席を決断したのはなぜか。 今回の産経新聞のインタビューや、首相の周辺取材を通じてみえてきたのは、リスクを取ることをいとわず、批判を覚悟して為すべきことを為そうとする「政権を担う者の責任」(安倍首相)だった。 「韓国の文在寅大統領は日韓合意をおとしめ、日本に新たな措置を求めることを表明して、それで話を終わらせようとしていた。そうはいかない。安倍首相は文氏に、合意を履行して在韓日本大使館前などの慰安婦像を撤去しろと言う」 首相周辺は語る。大統領選で、合意見直しを公約していた文氏の国内世論対策に日本政府は付き合わず、あくまで誠実な合意履行を突き付け続けるということである
ソウル(CNN) 北朝鮮の核問題をめぐりカナダ西部バンクーバーで開かれている関係国の外相会合で、日米両国は16日、平昌(ピョンチャン)五輪参加に向けて韓国と協議を進める北朝鮮に対して警戒感を示した。 河野太郎外相は会合で、国際社会は北朝鮮の狙いを見極める必要があると強調。「北朝鮮は核・ミサイル計画を続けるための時間稼ぎを意図している」との見方を示し、北朝鮮に対する圧力を緩めるべきではないと主張した。 米国のティラーソン国務長官も、北朝鮮が「非核化への決定的な一歩」を踏み出すまでは圧力をかけ続けるとの方針を示した。 韓国と北朝鮮は17日、南北軍事境界線に近い板門店で3度目の協議を開き、北朝鮮がどのような形で五輪に参加するかについて具体的な案を詰めた。20日には国際オリンピック委員会(IOC)との話し合いも予定されている。 この日の協議が始まった後に韓国統一省から届いたメールによると、北朝鮮は
【ワシントン=黒瀬悦成】マティス米国防長官は5日、韓国の宋永武国防相と電話会談した。マティス氏が同日、記者団に明らかにしたところでは、両者は板門店で9日に開かれる南北高官級会談に関し、北朝鮮の平昌五輪参加問題だけが議題となることを確認した。両者はまた、米韓が韓国の長期的な防衛と朝鮮半島の非核化を目指す立場に「違いは全くない」と述べ、北朝鮮が米韓の離反を画策する余地はないとの見方を強調した。 マティス氏は「五輪は政治と切り離して扱われるのが長い伝統だ」とした上で、今回の南北会談には日米や中国など他の関係国が参加しておらず、「(核などの)突っ込んだ話をする際にいるべき国がそろっていない」と指摘した。 マティス氏はまた、平昌五輪の期間中は米韓合同軍事演習は実施しないものの、北朝鮮情勢で不測の事態が生じた場合は「いつでも行動に移る準備ができている」と強調した。 一方、ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮
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