【第1の意義】自衛隊が南シナ海へ踏み込む道を切り開いた 今回のガイドラインの改定では、大きく3つの意義があったと指摘できます。 第1に、南シナ海への日米共同の哨戒活動、将来的なフィリピン空軍基地への自衛隊展開の道を開いたということです。既に複数の米紙は、今回のガイドライン改定は、日本周辺の防衛から、南シナ海での平時における哨戒活動、有事にはフィリピンへ展開する米軍への後方支援を射程に収めたものだと報道しています。また、匿名の米軍筋は、今後の自衛隊哨戒機のフィリピン空軍基地への展開を示唆するコメントをしています。 今回のガイドライン改定により、これまでは日本周辺に限定されていた後方支援を、地理的な制約なしに自衛隊が行っていく方向性が示されました。これらの報道は、その具体的な地域がこれまでの日本周辺から南シナ海に広がるということを指摘しています。 実は、安倍首相もこうした傾向を示唆する発言を就