リチャードソン米海軍作戦部長が、National Interest誌のウェブサイトに10月3日付で掲載された論説において、今後米海軍としてA2AD(接近阻止・領域拒否)という用語を使用することは控える、と述べています。要旨、次の通り。 正確な定義のないA2AD A2ADの意味は正確でない。ある人には、立ち入り禁止地域を示唆し、そこに入るには多大な危険を伴う。他の人にはそれは技術の集まりを意味し、また別の人には戦略を意味する。つまりA2ADはぞんざいに使われている用語で、正確な定義がなく、いくつかのあいまいか、相反するメッセージを与えるものである。 海軍では、任務遂行のためすべてを明確に理解しなければならず、その観点からA2ADという用語は使わないことにする。 その理由は以下のとおりである。 1)A2ADは何も新しい現象ではない。紛争地域を含め、海域を支配し力を投影することは昔から行われてお
今日の横浜北部は午前中大雨で、午後はなんとか晴れました。ようやく涼しくなってきましたね。 さて、数日前の放送(https://youtu.be/2LjFyA3jkWY)でも触れましたが、米陸軍が新しいコンセプトを発表しまして、そこから示唆されている内容が我が国の実力組織にも影響がありそうということで記事を要約しました。 個人的には90年代から2000年代に流行ったRMAに関する議論のアップデート版だと示唆されているところが印象的です。 === 米陸軍の「マルチドメインバトル」:ジャミング、ハッキング、長距離ミサイル By シドニー・フリードバーグ 毎年開かれる最大の国防カンファレンスの数日前のことだが、陸軍のトップの計画担当者の一人が、陸軍の従来からの活躍の場である陸から、空、海、宇宙、そしてサイバーへとその役割を拡大することを目指す、新たな計画を発表した。 アメリカの国防費が削減に向かっ
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