今月17日、習近平国家主席はセルビアを訪問した。首都のベオグラードに到着早々、真っ先に訪れたのは市内にある旧中国大使館の跡地である。1999年5月、コソボ紛争の中で米軍機が当時の駐ユーゴスラビア中国大使館を誤爆し、中国人記者ら3人が死亡した。その時、中国政府は「強い抗議」を行ったものの、有効な対抗措置を取ることもなく、「誤爆」という米国側の言い分をそのまま受け入れた。後に、破壊された中国大使館の跡地に、ベオグラード市政府が記念碑を建てた。 そして先日、ここを訪れた習主席は、夫人とともに記念碑に献花して中国人犠牲者のための追悼式典を執り行った。誤爆から17年もたち、事件のことが既に風化している今、習主席があえてこのような行動をとったのは、何を意図しているのだろうか。 今までの17年間、中国政府はむしろ、事件を忘れたかのようなふりをしてきた。米国に対する外交的配慮が理由の一つだが、やはり中国側
拓殖大学大学院博士前期課程修了。岡崎研究所研究員などを経て2019年より現職。日本国際問題研究所研究委員等を兼任。専門は日米の防衛政策、核・ミサイル防衛を含む拡大抑止政策。 10月19日、ニューヨーク・タイムズ紙は、トランプ政権がロシアとの間で締結している中距離核戦力全廃条約(以下、Intermediate-range Nuclear Forces:INF条約)の破棄を検討していると報じ、20日には、トランプ大統領自ら条約を破棄する考えであることを明らかにした。 INF条約をめぐっては、2014年にロシアが条約に違反する地上発射型巡航ミサイル(GLCM)を開発しているとして、米政府が公式に非難。2017年にはその実戦配備が確認されたことを受け、2018年2月に公表された「核態勢見直し(NPR)」(参照:http://wedge.ismedia.jp/articles/-/12095)では、
北朝鮮は核・弾道ミサイルだけでなくサイバー攻撃の能力も強化しているとされる。米軍は中露などからの攻撃も警戒して対策を拡充するなど、サイバー攻撃は深刻な脅威となっている。2008年の米大統領選でオバマ前大統領の安全保障問題に関する顧問を務めたリチャード・ダンジグ元海軍長官に話を聞いた。 ◇ --サイバー攻撃による最悪のシナリオとは 「何者かが核兵器のコントロールシステムに不正侵入することだ。人々はシステムをデジタル技術だけでつくらないことや分離することは意識しているが、懸念はある。他国が、彼らの核指令統制システムに米国などが不正侵入するのではないかと神経質になり、行動を起こすという懸念もある。他国の核指令統制システムへの攻撃に利益はない」 --サイバーは兵器と認識すべきか 「その通りだ。抑止や、何者かがシステムへの攻撃に成功しても、壊滅的なダメージとならないように強いシステムをどうつくるか考
Ereni The more unstable the global environment becomes, the more Japan will need to play a global role commensurate with its size and economic strength. That role should take advantage of multilateral organizations, but it will, realistically, privilege Japan’s security./( 安全保障軍事 日本 China FA 西太平洋 アメリカ 分析 politics 外交
日本では詳しく報じられないが、最近のトルコ外交の変節は、中東レバント地域はもちろんのこと、欧州、湾岸中東地域にも大きな影響を与えかねない。 というわけで、今回の「一神教世界の研究」はトルコ外交の行方を取り上げる。 今トルコをめぐり何が起きているのか いつもの通り、事実関係に関する各種報道を取りまとめてみた。すべては直近の総選挙でエルドアン大統領率いる与党が大敗北を喫したことに始まる、と言っても過言ではない。 最近の主な動きは以下の通りだ。ちょっと複雑なので、それぞれの事件につき、筆者の独断と偏見に基づく背景説明を付してみた。 ●6月7日 トルコ総選挙で与党・公正発展党(AKP)が過半数割れ、クルド系の人民民主党(HDP)が躍進 ●6月9日 ダウトオール首相が内閣総辞職の意向を表明 【筆者の見立て1】 現在トルコの有権者総数は約5700万人、今回も投票率は83.9%と極めて高かった。各党得票
Photograph taken over Baltic airspace by Royal Air Force Typhoon pilots, intercepting Russian Mikoyan MiG-31 aircraft on 24 July 2015 during a NATO� patrol. Photograph: British Ministry of Defence/EPA Photograph taken over Baltic airspace by Royal Air Force Typhoon pilots, intercepting Russian Mikoyan MiG-31 aircraft on 24 July 2015 during a NATO� patrol. Photograph: British Ministry of Defence/EP
South Ossetia may be tiny, but it has become the scene of an event of colossal proportions: the return of great-power politics. Tanks once again decide what happens. “Soft power”, on which so many hopes had been pinned, has just been exposed as irrelevant. The Russians clearly don’t care. Their tanks have rolled in, and nothing except a bigger, more powerful force can stop them. The huge change fo
政治と経済 'I add my voice to those calling on Russia to urgently release Savchenko' - Mogherini - uatoday.tv
19:20 Putin says troops build-up near Ukraine borders was part of "exercises" 19:00 Volodymyr Zelensky tells Boris Johnson Nord Stream 2 commissioning by Russia "unacceptable" 18:20 Zelensky asks U.S. for clarity on NATO MAP – media 16:20 U.S. financial institutions prohibited to buy Russian bonds 15:40 Education minister: Best lecturers at President's University in Ukraine to be paid at least US$
世の中 『Business & Financial News, Breaking US & International News | Reuters.com』へのコメント
(米「パシフィックフォーラム CSIS」ニュースレター、2014年45号) By Mendee Jargalsaikhan 「カーン・クエスト」(米・モンゴル共催多国間共同訓練)は、当初は沖縄のアメリカ海兵隊やアメリカ国防省からはっきりした反応をもらえず、質素に始まった小規模な2カ国間演習であった。だが、それ以来10年以上も続けられ、現在は米軍とモンゴル軍によるモンゴル外交の討議の場であり、複雑な近隣地域における独特な平和維持訓練行事となっている。 モンゴル人は、モンゴル軍の国際平和維持活動への貢献を促進し、また旧ソ連の訓練基地(ファイブヒル)を地域の平和維持訓練センターへ転用させることを進めるため、2カ国間演習の実施を熱心に要請した。その結果、アメリカ国務省はファイブヒル訓練基地で軍事援助を提供することを検討し、アメリカ海兵隊がモンゴル軍と小規模訓練を実施することを許可したのである。 こ
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