ベルリンで開かれた「Hy! Summit」で講演するピーター・ティール氏(2014年3月19日撮影)。 Photo by Dan Taylor, Heisenberg Media via flickr. ハイテク億万長者がリバタリアンから企業論のニーチェ主義者へ変身を遂げた。 ピーター・ティール氏はスポットライトを浴びることに不慣れな人ではない。ペイパルの共同創業者、フェイスブックの最初の外部投資家、シリコンバレーの起業家十数人の後ろ盾として、世界で最も成功したハイテク投資家と言える人物だ。 リバタリアンを自称し、一風変わったいろいろな目標のために私財を投じていることでも知られる。政府の支配が及ばない島を作る、大学進学をやめて起業する若者に資金を援助する、死という運命に戦いを挑む、などがその主なところだ。 米国のケーブルテレビ大手HBOが制作した人気コメディードラマ「シリコンバレー」で風刺