米ミシガン州フリントの空港で21日朝(日本時間同日夜)、男が警察官の首などを刃物で刺し、その場で逮捕された。連邦捜査局(FBI)によると、男は犯行直前にアラビア語で「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいたといい、テロ事件として捜査している。単独犯とみられるという。 FBIによると、男はカナダ出身で50歳前後。今月16日に合法的に米国へ入国していた。「(米国は)シリアやイラク、アフガニスタンの人々を殺した」との趣旨も叫んでいたという。動機や入国後の足取りなどの解明を続ける。 乗客の被害はなく、警察官の容体は安定しているという。事件で空港は一時的に閉鎖された。(ニューヨーク=金成隆一)