2016その他イスラーム過激派 公開日:2016/08/18 2016年8月17日、アル=カーイダの広報製作部門である「サハーブ」がSNS上でウサーマ・ビン・ラーディンの息子であるハムザ(1991年生まれ)の演説ファイルを発表した。ハムザは2016年に入り5月(シリア、パレスチナでのジハード扇動)、7月(世界規模でのジハード扇動)に演説ファイルを発表するなど、イスラーム過激派の広報場裏での活動を活発化させている。今般の演説はサウード家に対する非難と蜂起呼びかけであるが、要点は以下の通り。 二聖地の国(注:アラビア半島)で不正と暴虐が増し、支配体制によるシャリーアに反する行為が増している。我々のメッセージは、暴虐に対し立ち上がれということだ。これは、アメリカの代理人たちへの蜂起の呼びかけだ。 二聖地の国には、ムスリムにとって聖なる重要性があると共に、地理的・戦略的・経済的な特質がある。それは