画像説明, いわゆる「イスラム国」と戦う勢力への米国支援が拡大している。写真は、ラッカ北でユーフラテス川を前にした、クルド系とアラブ系の連合勢力「シリア民主軍」(SDF)の戦闘員(3月8日)。 米国のティラーソン国務長官は先日、過激派組織のいわゆる「イスラム国」(IS)と戦う国や組織による広範な有志連合の閣僚級会合に出席し、IS打倒は米国にとって今でも「中東地域における第一の目標」だと述べた。 しかしトランプ政権の発足から3カ月が過ぎ、対IS戦略の全面的な見直しが行われた今になっても、オバマ前政権が取ったアプローチとの実質的な違いは見えてこない。トランプ氏はオバマ氏の処方を強化して軍事資源を増強し、より柔軟に運用している。そこが最大の違いかもしれない。