こちらの記事によると、原油の供給をほぼ100%ロシアに依存しているベラルーシが、今般初めて、イラン産原油を購入した。国営企業「ベラルースネフチ」の輸出子会社であるBeloil Polskaが、イラン国営石油会社から8万tの原油を購入する契約を結んだもので、ロイターが報じた。2月20日頃にタンカーへの積出が始まると見られ、時期は不明ながら、ウクライナのオデッサ港(黒海)またはラトビアのヴェンツピルス港(バルト海)で陸揚げされ、そこから鉄道でベラルーシに運ばれる。本件に関しては、2016年10月初めにルカシェンコ・ベラルーシ大統領が、原油供給につきイランと交渉している旨を明らかにしていた経緯がある。10月末にはオデッサ港経由でアゼルバイジャン原油が入荷していた。なお、今回イラン原油を調達したことに関し、ベラルースネフチの親会社に当たるベルネフチェヒムは、否定も肯定もしていない。 ブログランキン