昨年3月まで米国務省の北朝鮮担当特別代表を務めたジョセフ・ユン氏が来日し、毎日新聞のインタビューに応じた。トランプ米大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長による2回目の米朝首脳会談について「北朝鮮の非核化のプロセスで具体的な合意がなければ成功とは言えない」と述べた上で「前もって合意事項の実効性を担保できるかが鍵になる」として、ワシントンで18日に開かれるとみられる金英哲(キム・ヨンチョル)同党副委員長とポンペオ米国務長官の会談など事前協議の重要性を強調した。 ユン氏はオバマ前政権時代の2016年10月、特別代表に就任。就任1年目のトランプ氏が北朝鮮への強硬姿勢を加速させる中、路線対立などが原因で辞任した。