ロシアは、国際共同捜査チーム(JIT)の結論に疑問を抱かせるとともに、責任をウクライナに転嫁しようとしている。 ウクライナの分析グループ「Da Vinci Analytic Group」が報告書を発表した。 報告書には、「クレムリンの基本戦術は、JITが集めた証拠に疑問を抱かせ、『代替的見方』を偽造し、責任をとりわけウクライナに転嫁することにある」と書かれている。 また、10月末にオランダにて、ドキュメンタリー映画「MH17 - Call for Justice」の上映が行われると書かれている。そのプロデューサーは、ロシアのテレビ局「RT」(ロシアの今日)の元記者であるロシア国民のヤナ・エルラショヴァ氏であり、これまで米国、欧州、中近東での偽情報キャンペーンにかかわってきたことで繰り返し批判されてきた人物であるとのこと。 報告書には、「2019年、エルラショヴァ氏は、オンライン・プラットフ
オランダ議会は、マレーシア航空機MH17撃墜事件の際にウクライナ上空が完全封鎖されていなかったことの追加分析を行うことを支持する決定を下したが、それは新たな捜査の話ではない。ウクライナは、国際民間航空機関(ICAO)の義務基準と勧告に応じて行動していた。 ウセヴォロド・チェンツォウ駐オランダ・ウクライナ大使がウクルインフォルムへのインタビュー時に発言した。 チェンツォウ大使は、「空間マネージメントに関しては、技術捜査の時点で本件に注意が割かれており、最終報告書の中に別途項目がある。その捜査の一環で、ウクライナはMH17撃墜の時点で有効だったICAOの義務基準と勧告にのっとって行動していた、との結論が出されている。また、指摘すべきは、同最終報告書には、ウクライナにより上空が閉鎖されていなかったことが、事件の原因であるかのような記述は一切ないことである」と強調した。 大使はまた、10月9日のス
調査報道サイト「べリングキャット」創設者のエリオット・ヒギンス氏は、23日にハーグで公開される「正義の探求」という名のマレーシア航空機MH17撃墜事件に関する「映画」につき、制作者たちは何としてでもウクライナの罪を証明してみせたいのだろうとコメントした。 23日、「べリングキャット」のヒギンス氏が、ウクルインフォルムのハーグ特派員にコメントした。 ヒギンス氏は、「私は、その人たちは、ウクライナに罪があるということを証明するために絶望的な努力をしていて、あらゆる理論に手を伸ばしているのだと思っている。彼らの発言に一貫性が全然ないということは、彼らにとって意味を持たない。私は、その様々な理論の分析に5年かけているが、彼らは一つの理論から別の理論へと飛び回り続けているのだ。なぜなら、それらが現れる度に否定されるからである。彼らは、彼らの分析がうまくいかなくても、疑問を持たない。彼らにとって重要な
ロシアがマレーシア航空機撃墜捜査の証言者であるヴォロディーミル・ツェマフ氏を被拘束者交換リストに加えるよう要求したことは、同国の同事件関与を再確認するものである。 7日、イヴァン・バカーノウ保安庁(SBU)長官がインターファクス・ウクライナ通信へのインタビュー時に発言した。 バカーノウSBU長官は、「私は、専門家たちの考えに同意する。モスクワが、ツェマフ氏を自らのリストに加えるよう要求したことは、MH17撃墜にロシア連邦が関与していたことを改めて確認するものである」と発言した。 また、同長官は、今回の被拘束者交換には、ヴィクトル・メドヴェチューク野党プラットフォーム・生活のため党議員(編集注:プーチン露大統領の宗教上親族)は関与していないと説明した。 バカーノウ長官は、「いや(関与していない)。彼のロシアへの渡航はいずれも、自分PRである」として、メドヴェチューク氏の今回の交換への関与を否
経済悪化による地方の惨状を語る鈴木氏(左)と拉致問題で安倍政権は失敗したと言及する佐藤氏(右)北朝鮮の拉致問題に、ロシアとの北方領土問題など長引く外交問題を抱える日本。それに加え、国内では経済悪化という悩みの種もある。いったい日本はどうなるのか。 鈴木宗男・新党大地代表と元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏が毎月第4木曜日に衆議院第二議員会館で行なっている「東京大地塾」の詳細をレポートする第2回。 ■拉致問題は北朝鮮の崩壊後にしか解決しない? 佐藤 安倍政権は政権浮揚策として北朝鮮の拉致問題に力を入れています。しかし、これはわれわれが期待しているような解決は絶対に出てこないでしょう。この問題はもっと冷徹な目で見ないといけません。 国家を維持していくためには、絶対に表に出さない秘密や大ウソが必ずあります。そして国家は崩壊するまでそのウソをつき続ける。北朝鮮にとっての拉致問題は、その種のものだと
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