◆平昌五輪第7日(15日) 男子フィギュアスケートの昨季世界選手権2位で金メダル候補の一人、宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=は15日、団体戦ショートプログラム(SP)1位の好調をキープしたまま前日練習を終えた。日本代表では復帰戦の羽生が注目され、自身は初五輪のプレッシャーが軽減。冬季五輪で1972年札幌大会スキージャンプ以来2度目の日本勢ワンツーフィニッシュへ、16日のSPで好発進を決める。 個人戦の戦いを翌日に控えたこの日も、宇野はいつも通りだった。 「特に何か特別な思いがあるわけではない。率直な気持ちは、『久々に陰に隠れて試合を迎えるな』という感じがしています」。率直すぎる感想に笑いが起きた。 40分間の練習中、報道のカメラの動きは明らかに羽生の一挙手一投足を追っている。今季は12月のGPファイナル、全日本選手権、1月の四大陸選手権と羽生不在の試合が続いた。どの大会も宇野が注目選手の筆