ワシントン(CNN) 北朝鮮の弾道ミサイル開発を巡り、米情報機関がミサイル誘導技術の向上が続いていると判断していることが3日までに分かった。最新の評価内容を知る政府当局者が明らかにした。 こうした技術の向上の一部は、先週末に閉幕した韓国・平昌(ピョンチャン)五輪で緊張が比較的緩和していた時期に実現したものだという。 一方で、北朝鮮は依然、弾頭の大気圏再突入能力を確保するという技術的な課題に苦戦しているとも指摘した。また、評価の基本的な概要は既に公に議論されているとも注意を促した。 米中央情報局(CIA)のポンペオ長官は1月23日の講演で、北朝鮮は米国に到達可能なミサイルに弾頭を載せるという目標の達成まで、あと数カ月しか残されていない可能性を指摘している。 北朝鮮は直近では昨年11月に大陸間弾道ミサイルを発射した。米国はその後、北朝鮮がどこまで技術改善を実現しうるかを継続的に評価。北朝鮮がロ
韓国と北朝鮮の両当局者が昨年秋から年末にかけ、少なくとも2回、平壌で接触した。ソウルの情報関係筋が明らかにした。韓国は基本的に北朝鮮との交流を禁じており、当局者の訪朝は異例。接触を通じ、北朝鮮は平昌(ピョンチャン)冬季五輪参加と南北対話路線を決めるに至った。米国は南北対話の行方を不安を持って注視しているという。 米国内には韓国の動きに対する不満の声も出ており、ペンス米副大統領が訪韓した際に北朝鮮との接触を拒む事態につながった。 南北の接触は、五輪を契機に関係を改善したい韓国側が求めた。昨年11月以降、中国経由で訪朝し、北朝鮮の五輪参加問題を巡って協議した。北朝鮮は参加の条件として米韓合同軍事演習の中止を求めたという。 米韓軍当局は昨秋の段階で…
平昌(ピョンチャン)冬季五輪を舞台に北朝鮮にやみくもに歩み寄る韓国に対し、専門家が苦言を呈した。国連安保理北朝鮮制裁委員会専門家パネル元委員で、朝鮮半島情勢に詳しい古川勝久氏(51)は、日米との連携を崩しかねない文在寅(ムン・ジェイン)政権の外交姿勢を「センスがない」「勘違いしている」と突き放す。 朝鮮日報(日本語版)は1月30日、女子アイスホッケーの南北合同チーム結成について文大統領が、「南北関係を改善し、平和五輪のためにも良いことだと考えていたが、選手たちの立場を前もって十分に推し量ることができなかった」と述べたと報じた。 五輪直前になって南北融和路線に突き進んだ文政権に対する国内外の視線は厳しい。 著書に『北朝鮮 核の資金源 「国連捜査」秘録』(新潮社)があり、韓国についても幅広い人脈や知見を持つ古川氏は、韓国の外交センスには2つの問題点があると疑義を呈する。
1998年2月14日、イランのテヘラン空港に米国レスリング国家代表選手5人が入国するや空港は歓声に包まれた。現地の記者200人が集まり、彼らの到着場面は生放送で中継された。米国との関係正常化を希望するイランのハタミ大統領の提案が導火線になった。米大使館人質事件で国交が断絶してから18年ぶりの交流を米国務省も祝った。5日後、アザディ・スタジアムに米選手たちが入場すると1万2000席を満員で埋めたイラン観衆は起立拍手で歓迎した。同盟国同様だった。両国関係の雪解けを見るような瞬間だった。それから4カ月。フランス・ワールドカップ(W杯)サッカー予選で正面対立した米国-イランの試合でイランが勝利すると、最高指導者のハメネイ師はこのように叫んだ。「我々は今夜、傲慢な我らが敵に敗北の苦味を舐めさせた」。 「ならずもの国家外交」の権威者であるイェール大学のマイケル・ルービン博士(歴史学)は「国際スポーツイ
【ワシントン=黒瀬悦成】マティス米国防長官は5日、韓国の宋永武国防相と電話会談した。マティス氏が同日、記者団に明らかにしたところでは、両者は板門店で9日に開かれる南北高官級会談に関し、北朝鮮の平昌五輪参加問題だけが議題となることを確認した。両者はまた、米韓が韓国の長期的な防衛と朝鮮半島の非核化を目指す立場に「違いは全くない」と述べ、北朝鮮が米韓の離反を画策する余地はないとの見方を強調した。 マティス氏は「五輪は政治と切り離して扱われるのが長い伝統だ」とした上で、今回の南北会談には日米や中国など他の関係国が参加しておらず、「(核などの)突っ込んだ話をする際にいるべき国がそろっていない」と指摘した。 マティス氏はまた、平昌五輪の期間中は米韓合同軍事演習は実施しないものの、北朝鮮情勢で不測の事態が生じた場合は「いつでも行動に移る準備ができている」と強調した。 一方、ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮
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