(在ロンドン国際ジャーナリスト・木村正人) [ロンドン発]経済危機に揺れるスリランカが1948年の独立以来、初のデフォルト(債務不履行)に陥った。スリランカ中央銀行のナンダラール・ウィーラシンハ総裁は19日、「債務が再編されるまで支払いはできない」と“先制デフォルト”を宣言した。 コロナ危機とエネルギー危機が起きる以前から、スリランカは無謀なインフラ整備で債務を膨らませてきた。 「債務の罠」にハマったスリランカ ウィーラシンハ総裁は「インフレ率は30%前後。変動が激しい食料品やエネルギー価格を含むヘッドラインインフレ率は今後数カ月で40%程度にハネ上がる」と警戒する。スリランカの主要金利はすでに14.5%に引き上げられている。無償で支給されるパンに人々は殺到し、ガソリンを求める列は何キロメートルも続く。街頭では政府への抗議活動が吹き荒れる。
[シドニー 19日 ロイター] - 19日のオーストラリアン・フィナンシャル・レビュー紙は、日米豪印の4カ国が中国の「一帯一路」構想に対する代替策として共同インフラ計画を検討していると報じた。中国の影響力拡大に対抗する狙いがあるとみられる。 同紙が米政府高官の話として伝えたところによると、計画はまだ初期段階にあり、ターンブル豪首相による今週の訪米時には発表されない見通し。ただ、ターンブル首相とトランプ大統領の会談の議題には含まれているという。 高官はさらに、この計画は一帯一路への「対抗策」ではなく「代替策」と呼ぶのが望ましいと指摘した。「中国がインフラを建設すべきではないとは誰も言っていない」とし、「中国は港を建設するかもしれないが、単独では経済的に存立できない。われわれが港につながる道路や鉄道を建設すれば、経済的に存立が可能になる」と述べた。 ターンブル首相の関係者やビショップ豪外相、チ
[北京 15日 ロイター] - 中国が進めるシルクロード経済圏構想「一帯一路」の国際会議が14日、2日間の日程で北京で開幕し、習近平国家主席は、平和や自由貿易の推進に向けて同構想に関連し1240億ドルを投じると表明した。 5月14日、中国が進めるシルクロード経済圏構想「一帯一路」の国際会議が、2日間の日程で北京で開幕し、習近平国家主席(写真)は、平和や自由貿易の推進に向けて同構想に関連し1240億ドルを投じると表明した。写真は14日北京で撮影(2017年 ロイター/Wu Hong) 会議には29カ国の首脳のほか、国連や国際通貨基金(IMF)、世界銀行など国際機関のトップが出席した。 習主席は開幕に当たり「開かれた協力の基盤を構築し、開かれた世界経済を維持・拡大する必要がある」と訴えるとともに、開かれた開発を促進し、「公正かつ合理的で透明性の高い世界貿易および投資」の枠組み作りを促すような環
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