オーストリアの首都ウィーンで新年を祝い打ち上げられた花火(2017年1月1日撮影)。(c)AFP/APA/HANS PUNZ 【1月5日 AFP】オーストリア西部チロル(Tyrol)州の州都インスブルック(Innsbruck)で大みそかに行われたカウントダウンイベントで、複数の男が相次いで痴漢行為に及ぶ前例のない事件が発生し、地元警察が捜査を進めている。警察当局が4日、明らかにした。 警察によると、新年を迎えるカウントダウンに約2万5000人が集まったインスブルック中心部の広場で、18人前後の女性が最大10人の加害者から痴漢行為を受けたと訴えている。 警察幹部はAFPの取材に対し、「前例のない出来事だ」と述べ、「男らは被害者女性たちの周りで踊っていた際に突然、女性らの胸をつかんだり股間に手を突っ込んだりした。お祭り騒ぎの中で起きたため、他の人たちが事態に気付きにくい状況だった」と説明した。