1970年の自衛隊市ヶ谷駐屯地、三島由紀夫・森田必勝割腹自殺事件に衝撃を受けた活動家が集まり、鈴木邦男を代表として発足した右翼民族派団体「一水会」の国内外での活動を記録したドキュメンタリー。1999年。平成天皇の在位十年記念式典が行われ、日の丸と君が代が国旗・国歌として法制化、日本国内のナショナリズムが異様に高揚してきていた時期。金子遊監督は自分の内側にも芽生え始めていた「内なるナショナリズム」の問題を探るためにカメラを持ってフィールドワークを開始。そんな折、バビロン音楽祭に出演する恋人の姿を16ミリフィルムに収めるため、イラク戦争前のバグダッドへ入る。恋人はそれがきっかけで新右翼「一水会」の事務局で働きだし、当時、書記長だった木村三浩に急速に接近していく。木村が行うトークショー、三島・森田を祀る「野分祭」、一水会フォーラムにおける西部邁の講義、新宿駅前における雨宮処凛らの街宣活動、アメリ
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