【ニューデリー=馬場燃】インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方の紛争が再燃している。両軍の衝突を受け、インドのモディ政権は住民に避難を勧告し、軍の増派を決めた。パキスタンのカーン首相は米国に接近し、トランプ米大統領による「仲裁」に期待を示すが、インド側は第三者の介入を拒否している。事態が沈静に向かうかは見通せない。印パは1947年の独立以来、カシミール地方に互いが支配地を設けて争ってい
インドのコビンド大統領は5日、北部ジャム・カシミール州に与えられていた一定の自治権を剥奪する大統領令に署名した。同州は全国で唯一イスラム教徒が多数を占め、長年にわたりインドからの分離や独立を求めるテロや暴動が起きてきた。地元住民の反発は必至で、テロが起きる懸念が高まっているほか、カシミール地方の領有を争うパキスタンとの緊張が高まる可能性がある。【ニューデリー松井聡】 地元メディアによると、政府はテロや暴動を防ぐ目的で、今回の大統領令に前後して、治安部隊員約4万3000人を同州に増派。これまでに巡礼者や旅行者ら数万人を避難させたほか、一部の電話回線やインターネットも遮断され、地元の政治家が自宅軟禁になった。首都ニューデリーでも地下鉄の警戒が強化された。
インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方をめぐり両国の軍事的緊張が高まっています。パキスタン軍がインド軍の戦闘機を撃墜したと発表したほか、両軍が砲撃によって交戦するなど軍事行動のエスカレートが懸念されています。 撃墜したのは2機で、1機はパキスタン側に、もう1機はインド側に墜落したということで、乗っていたインド軍のパイロット2人を拘束したことも明らかにしました。 これに対し、インド外務省は記者会見でインド空軍の戦闘機1機が墜落したことを認めたうえで、パキスタン軍の戦闘機1機を撃墜したと発表しました。 一方、インド国防省によりますと、26日夜から27日朝にかけて、カシミール地方の境界線付近に駐留するインド軍が迫撃砲やミサイルでパキスタン軍と交戦し、これまでにインド軍の兵士5人がけがをしました。 インド政府は26日、カシミール地方のパキスタン側に戦闘機を越境させて、今月14日にインドの治
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く