フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領(中央)、首都マニラで(2018年2月6日撮影)。(c)AFP PHOTO / TED ALJIBE 【2月7日 AFP】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は6日、多数の死者を出している同国の「麻薬撲滅戦争」を非難する欧州連合(EU)を「ばかな組織」と一蹴し、今年ブリュッセルで行われる予定のアジア欧州会議(ASEM)の首脳会合への招待を断ったと明らかにした。 ドゥテルテ氏はフィリピンにとって第2位の貿易相手であるEUを痛烈に批判するとともに、自身が推し進める犯罪取り締まりに対する欧州諸国の非難には口をつぐむようなことはしないと強調した。 ドゥテルテ氏の目玉政策である麻薬撲滅戦争ではこれまでにおよそ4000人が殺害され、欧州諸国が非難の声を上げているほか、人権団体などはドゥテルテ氏が人道に対する罪に当たると指摘してい
日本の慰安婦像撤去要求、フィリピンが拒絶「表現の自由」 フィリピン政府が、首都マニラに建てられた従軍慰安婦追悼像を撤去してほしいという日本の要求を、「憲法上の表現の自由」を理由に拒否した。日本はフィリピンにとって最大の援助国、かつ米国に次ぐ貿易相手国だ。 フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は16日、現地メディアのインタビューで「被害者追悼像の設置は、私には妨げられない憲法上の権利。最近フィリピンを訪れた日本の野田聖子総務相に、『まだ生存している元慰安婦の女性や家族が、銅像を通して表現したいことを表現する自由を妨げることはできない』と伝えた」と語った。 フィリピンの国家歴史委員会と元慰安婦の団体は昨年12月、マニラ湾の散策路に高さ3メートルの慰安婦像を初めて建てた。1942年から45年まで日本に占領されていたとき、フィリピン人女性およそ1000人が慰安婦として強制動員され、現在およそ70
ベトナム中部ダナンで開催されるAPEC首脳会議の関連イベントで演説するフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領(2017年11月9日撮影)。(c)AFP/HOANG DINH Nam 【11月10日 AFP】ベトナムを訪問しているフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は9日、ベトナムで暮らすフィリピン人の会合で演説し、自身が10代の頃に人を刺し殺したことがあると発言した。 ドゥテルテ氏はアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するために訪れているダナン(Danang)で「10代の頃は刑務所を出たり入ったりしていたものだった。そこかしこでけんかしていた」「16歳の時には既に人を殺していた。本物の人間をだ。けんかで刺した」と語った。 ドゥテルテ氏は昨年の大統領選で、麻薬の違法取引を撲滅するために最大10万人を殺害するという前代未聞の取り締まりを公約に掲
フィリピン・マニラの議会で演説するロドリゴ・ドゥテルテ大統領(2017年7月24日撮影)。(c)AFP/NOEL CELIS 【10月13日 AFP】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は12日、欧州諸国がフィリピンを国連(UN)から追放しようとしていると非難し、そうした国々の大使らを24時間以内に国外追放すると脅迫した。 ドゥテルテ大統領は報道陣に対し「お前らがわが国に言っている『国連から追放される』という言葉をそのまま返す。やってみろ」と述べ、欧州諸国を非難。 またフィリピンの貧しさに付け込んでいるとし、「お前らはわが国にお金を与えた後、わが国で行われるべきこと、起きてはいけないことについて口を出し始めた。ふざけるな。わが国が植民地だったのは過去のことだ。なめるなよ」と批判した。 「お前らはわが国をうすのろの集まりだと思っているのだろうが、うすのろは
アメリカのトランプ大統領は、北朝鮮のリ・ヨンホ外相がアメリカの爆撃機について「撃ち落とす権利を保有することになる」などと述べたことに対し、軍事的な選択肢の準備は完全に整っており、北朝鮮にとって壊滅的なものになると警告しました。 これに対しトランプ大統領は26日、記者会見で「第2の選択肢の準備は完全に整っている。望ましいものではないが、もしわれわれがその選択肢をとれば、北朝鮮にとって壊滅的なものになるだろう。それが軍事的な選択肢と呼ばれるものだ。そうしなければならないならそうする」と述べて警告しました。 また、「北朝鮮の核・ミサイル開発は全世界に脅威を与えている」と述べ、非核化に向けて北朝鮮を孤立させるため圧力を強めるようすべての国に呼びかけました。 一方、アメリカでプロフットボールの一部の選手が人種差別への抗議として国歌斉唱で起立を拒んだことについてトランプ大統領は「国歌や国旗のために戦っ
フィリピンの首都マニラのマラカニアン宮殿(大統領府)で行われた銃の受け渡しのセレモニーで、演説中に中指を立てるロドリゴ・ドゥテルテ大統領(2017年7月18日撮影、資料写真)。(c)AFP/TED ALJIBE 【8月3日 AFP】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領(72)は2日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長について、核戦争を引き起こしてアジアを破壊する可能性がある「狂人」と呼んだ。 北朝鮮の外相も参加して首都マニラ(Manila)で開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会合を控えたドゥテルテ大統領は、持ち前の露骨な言い回しで金氏へのいらだちを表現。全国放送されたテレビ演説で「金正恩は危険なおもちゃで遊んでいる。正気じゃないこの男はまるまる太った人の良さそうな顔をしているが、だまされてはいけない」と述
【マニラ=杉本康士】河野太郎外相は8日、フィリピン・マニラでドゥテルテ比大統領と会談した。中国が一方的に軍事施設建設を進める南シナ海や、7月に2度の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を強行した北朝鮮をめぐり、日比両国が連携していくことで一致した。 河野氏は会談で、フィリピン南部ミンダナオ島でのテロとの戦いに支持を表明し、ドゥテルテ政権が進めるインフラ整備、違法薬物対策、治安・テロ対策を支援する意向を示した。ドゥテルテ氏は日本からの支援に感謝の意を表した。 また、河野氏はベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相とも会談し、日本による巡視船供与など日越両国間の防衛協力を強化する方針を確認した。 ミン氏は、河野氏が6、7両日の東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会合で繰り返し中国を批判したことについて「南シナ海問題の協議の進展に向けた大きな契機となったと高く評価している」と歓迎した。 河野氏
WASHINGTON (Reuters) - In a call last month with the Philippines' president, U.S. President Donald Trump described North Korea's leader Kim Jong Un as a "madman with nuclear weapons" who could not be let on the loose, according to a leaked Philippine transcript of their call. Trump told Duterte in the April 29 call that the United States would "take care of North Korea," and had a lot of firepower
北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)が配信した、中長距離弾道ミサイルの発射実験を視察する金正恩朝鮮労働党委員長(中央)の写真(2017年5月22日配信)。(c)AFP/KCNA VIA KNS 【5月24日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が、先月フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領と行った電話会談で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長を「核兵器を持った狂人」と呼んでいたことが23日、米メディアの報道で明らかになった。 4月29日の電話会談の内容をフィリピン政府が文字起こししたものを米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)と米調査報道サイト「ジ・インターセプト(The Intercept)」が報じた。 この電話会談についてホワイトハウス(White House)は声明で
【モスクワ=黒川信雄】フィリピンのドゥテルテ大統領は露メディアとのインタビューで、ロシアから「小規模なテロ集団との戦闘」に有効な武器の購入を希望していると明らかにした。イタル・タス通信が22日、報じた。ドゥテルテ氏は25日にロシアのプーチン大統領と会談予定。ドゥテルテ氏は偵察用機器や小型武器、ヘリコプターなどが必要と指摘し、「プーチン大統領を説得する」と語った。 ドゥテルテ氏は米国からの武器輸入は、同国が人権擁護など「自分たちがやりたいことを押しつけてくる」ため、もう行わないことにしたと発言。 一方、外国との軍事協力については、「信頼できるのは中国とロシアだけだ」などと述べ、露側を持ち上げた。 ドゥテルテ氏はトランプ米大統領について、「米露がテロとの戦いを議論することに何の問題があるのか」と指摘し、対露関係をめぐりトランプ氏が米国内で批判されている状況は不当だとの認識を示した。
【シンガポール=吉村英輝】フィリピンのドゥテルテ大統領は19日の演説で、中国の習近平国家主席と会談した際に、南シナ海で領有権を主張して天然資源採掘を実施した場合、「戦争になる」と警告されたことを明らかにした。ロイター通信などが伝えた。 ドゥテルテ氏は15日、現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」がテーマの国際会議に合わせ、北京で習氏と会談。その際、「(南シナ海の係争海域は)私たちのものだと主張し、海底油田の掘削をするだろう」と話したという。 その発言に習氏は、友好的ながら決然として「現在の良好な関係を維持したい。だが、その問題を強行するならば、戦争になる」と返答したという。 習氏はまた、中国の南シナ海での主権主張を全面否定した国連海洋法条約に基づく仲裁裁定について、現在は応じないが、将来は議論すると約束したという。ドゥテルテ氏は、ベトナムなどがフィリピンに続いて提訴する事態を警戒している
「中国に圧力をかけられると思うなんて夢を見ているのか」。東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議を目前に控えた27日、議長国フィリピンのドゥテルテ大統領は首都マニラで記者団にそう語り、南シナ海の領有権問題で対立する中国を会議で非難することに消極的な姿勢を示した。 ドゥテルテ氏は中国が南シナ海で人工島建設を進めていることについて、「何もできないのに議論をする意味がない」と指摘。フィリピンの訴えを受けて、南シナ海の領有権に関する中国の主張を退けた、昨年7月の仲裁裁判所の判決についても、「ASEANに支援を呼びかけるべき内容ではない」として、29日の首脳会合で取り上げない意向を示した。(マニラ=鈴木暁子)
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