安倍晋三首相は、1月17日〜21日にかけて中東歴訪を行なったが、出発前の1月7日にフランスで週刊紙銃撃テロ事件が起きると、外務省内から今回の首相の中東訪問は「タイミングが悪い」という声が上がった。 ところが、安倍首相の反応は逆だった。官邸関係者がこんな重大証言をした。 「総理は『フランスのテロ事件でイスラム国がクローズアップされている時に、ちょうど中東に行けるのだからオレはツイている』とうれしそうに語っていた。『世界が安倍を頼りにしているということじゃないか』ともいっていた」 周囲はその言葉を聞いてさすがに異様に感じたという。関係者が続ける。 「総理は総額25億ドル(約3000億円)の中東支援についても、『日本にとってはたいしたカネではないが、中東諸国にはたいへんな金額だ。今回の訪問はどの国でもありがたがられるだろう』と自信満々で、常人の感覚とは違うなと感じた」 テロは対岸の火事
フランスの右翼政党として知られる、ナショナル・フロントの党首マリーネ・ル・ペン女史が『何故トルコはEUに加盟したがるのか。』とトルコのジハーン通信社とのインタビューで語っている。 同女史に言わせれば、EU 諸国は借金だらけであり、その借金国を支えるために、比較的経済に余裕のある国も、四苦八苦している。そんな中にトルコが入って、何のメリットがあるのか、ということであろう。 マリーネ・ル・ペン女史はシリアへの反体制側への支援も、ギリシャなどへの資金協力も、したくない考えのようだ。彼女はトルコはリビアやシリアの過激派に対して、支援を送るべきではない、と語っている。 私は8年ほど前であろうか、トルコのイズミール市で講演を依頼され、その冒頭で『トルコはEUに加盟するな,オスマン帝国の末裔がEUに加盟して、二等市民になって何の得があるのか、恥を知れ。』といった内容のことを、訴えたことがある。 その会場
安倍総理のトルコ訪問で、正式に日本がトルコの原発を建設することが、決定したようだ。それは、今後のトルコと日本との関係を考えた上で、大きな意味があろう。原発は3年や5年で廃棄になるようなものではなく、30〜50年と長期にわたるものだからだ。 エルドアン首相も安倍総理も、互いにこの契約で一蓮托生というか、戦略的パートナーになった、と自覚したのではないか。今回の原発受注については、中国や韓国もだいぶ本腰を入れていただけに、今後これらの国々の動きも、考慮しなければなるまい。 もう一つ考慮しなければならないのは、今回の日本の出した援助が、中国の半分であったことだ。したがって、それでも日本から受注したということでは、国民に説得できまい。そのためエルドアン首相は、それ以外の案件で日本の援助を、求めてくるものと思われる。 それらの計画は、イスタンブールに大空港を建設する計画であり、人工ボスポラス海峡の建設
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く