南米のブラジルで、治安の問題が改めて浮き彫りになりました。今週の初め、サンパウロに住む67歳の日本人男性が自宅に侵入しようとした少年に撃たれて死亡する事件が起きたのです。ことし就任したボルソナロ大統領は治安の改善を公約に掲げていますが、具体的な解決策は見いだせていません。 ことし就任したボルソナロ大統領は、国会議員時代には、すべての国民が銃を持つ権利を主張したこともあり、治安の改善を公約に掲げています。ただ民間団体などによりますと、去年1年間に銃で撃たれて死亡した人は、少なくとも5万人以上に上ると見られていて、具体的な解決策は見いだせていません。 ブラジル最大の都市サンパウロでは、日系人や現地に駐在する日本人をねらった犯罪が毎週のように報告されています。日本人も通う語学学校などに侵入し、中にいる人を銃で脅してお金やパソコン、携帯電話などを奪う事件が連続して起きていて、日本人をねらった犯罪と
某大学から依頼されて新入生用の人権パンフレットの原稿を書きました。そのうちの一部をこちらにも置いておきます。 ————————————— 放置される子どもたち──日系ブラジル人の教育問題── 現在、日本に住む外国籍の住民はおよそ200万人、これは全人口の約1.5%にあたります。もっとも多いのが中国人で67万人、ついで(在日コリアンを含む)韓国・朝鮮籍の人びとが55万人。3番目に多いのが、知らないと意外に思うかもしれませんが、ブラジル人で、21万人です。リーマンショック以降の製造業不況や東日本大震災の影響などで、ブラジル人は若干その数を減らしていますが、日本経済の長引く低迷にもかかわらず、中国人を中心として、日本社会に暮らす外国人たちは着実にその数を増やしています。日本はすでに「多民族・多文化国家」になりつつあるのです。 大阪には非常に多くの在日コリアンの方々も暮らしていますが、ここでお話す
ところが彼の思いを継いだ家族らの奮起で先月30日に約400キロ、800袋分の漬け込み作業がビリチバ・ミリン市の北澤農場で行われ、無事販売の準備が整った。 「日本の文化を続けたい気持ちが心の底にあった」と語るのは、重喜さんの長男マリオさん(51、二世)だ。高田会長から野沢菜漬けの協力を頼まれたのは、父重喜さんが亡くなってすぐのことだった。 マリオさんは「母や弟は野沢菜漬けをほぼ諦めていた。でも自分はやらなくてはいけないと思い承諾した」と当時の心境を語る。家族に相談したらダメだといわれるのではと考え、独断で野沢菜作りを請け負った形だ。 兄妹と共に経営する農業会社の業務を調整し、栽培と収穫を会社で行えるように、まず外堀を埋めた。その上で「大変な作業はこちらでやるから協力してほしい」と家族に頼んだ。 母アキエさん(85、北海道)は、夫が亡くなったことと肩と腰の痛みから、今年の野沢菜漬けを諦めていた
ニッケイ新聞 2014年7月12日 百年に一度のW杯大敗に国中が悲しみに沈んだ8日、少なくも一人だけ幸運に喜んだ日系人がいた。パラナ州マリンガ市の法学部学生エルトン・エイジ・サトウさんは、この大敗を予測し、14万8000人が賭けた「Sport TV」によるスポーツくじでたった一人勝利した。 誰もが予想しなかった7対1で負けると賭けて思いがけず的中、景品の液晶テレビを獲得した。そんな千里眼を話題にした。 伯字紙によればエルトンさんは「ありがちな結果に何度か賭けたけど全然ダメ。だから誰も賭けない点数に賭けてみた。普通は自国チームの負けに賭けたりしないからね。でも、まさかそれが当たるなんて思いもしなかった」と話す。 友人と開いた観戦会ではドイツが4点目を決めた瞬間から誰もがセレソンの勝ちを諦め、エルトンさんのくじの勝ちを祈ったとか。 「オスカーがゴールを決めた時は、もう狂乱状態だった。ブラジルの
ニッケイ新聞 2014年5月9日 ブラジル代表チームの正式メンバーも発表され、W杯開始までいよいよ1カ月に迫った。日本外務省や当地の日系団体等が続々と、W杯に合わせて訪伯する日本人旅行客のために、情報サイトを公開するなど方々で動きが出てきた。 宮城県人会はW杯期間中の交流の場として会館を開放し、全試合を大サロンのスクリーンに投影する予定だ。その他、秋田県人会、福島県人会、高知県人会などが臨時宿泊場所(場所のみ)を提供する。 日本からの観戦目的の来伯者には、試合チケットがあれば「ブラジルW杯ビザ」という特別なビザが用意される。通常観光ビザで3000円かかる手数料が免除され、受付日の翌日より数えて3日間と、通常より早く取得ができる、家族等同伴者にも適用するなどと優待されている。 日本から実際どれほどの旅行客が当地を訪れるのだろうか。FIFAは各試合で試合国サポーターに、会場収容人数の8%分のチ
◇念佛明奈(ねんぶつ・はるな) ◇登録、目指す必要あるのか――立ち止まり考える時 カナダ・ケベックで7月に開かれたユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会で、岩手県の「平泉―浄土思想を基調とする文化的景観」が登録延期となった。日本の推薦で初めて登録が認められなかったケースで、文化庁や県は11年の再審査を目指し、今月22日に推薦書作成委員会の初会合を開いた。しかし、これまでの過程にいくつかの疑問を抱く。本当に世界遺産を目指すべきなのだろうか。 現地で取材にあたり、登録延期決定直後、日本政府代表を務めた近藤誠一ユネスコ大使に個別のインタビューをした。昨年、日本が推薦した石見(いわみ)銀山遺跡(島根県)がユネスコの諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)から「登録延期」の勧告を受けたものの、近藤大使が委員国へのロビー活動を展開し、逆転で登録に持ち込んだ経緯があるからだ。 質問に、
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