世の中 70年ぶりのデング熱日本国内発症、マレーシアでは患者急増など世界的な脅威に 世界25億人の感染リスクでワクチン開発の競争も激化 | JBpress (ジェイビープレス)
世の中 70年ぶりのデング熱日本国内発症、マレーシアでは患者急増など世界的な脅威に 世界25億人の感染リスクでワクチン開発の競争も激化 | JBpress (ジェイビープレス)
歴史的にもワクチン開発には、ワクチン接種を進める公的機関などと製薬会社間の“特異”な関係を暴露する話が後を絶たない。 米国では、国立疾病管理予防センター(CDC)のジュリー・ガーバーディング元長官が、日本の旧万有製薬(現・MSD社)のかつての提携会社、世界最大級の「メルク」のワクチン部門社長に就任したり、インフルエンザワクチン接種義務付けを奨励する予防接種諮問委員会(ACIP)が、製薬会社から献金を受け取っていたと報じられるなど、ワクチンを巡る利権の周辺には常にきな臭い匂いが立ち込める。 そのうえで、「ワクチンは感染症には最も有効な予防手段だが、利権絡みの問題や、かえってウイルスを増強させることにもつながる懸念もある」(ハービー博士)と、その効果や安全性が確保されたワクチンか、同時に見極めることも求められる。 気候変動の影響でさらにデング熱の脅威が高まる可能性 厚労省によると、日本にはいな
マレーシアでは、在住する日本人の中で2年前に大流行し、毎年、感染者を出している。日本では珍しいが、在留日本人にとっては、とても身近な病気であるとともに、予防策や治療法がないため、不気味な存在として恐れられている。 マレーシア国内の感染者の数は先月時点で約6万8150人で、死者が131人に上る。前年同期は同約1万8930人、同38人で、感染者も死者同様、昨年の約4倍の勢いで過去最悪の事態となっている。 デングウイルスには4つのタイプ(DEN-1、DEN-2、DEN-3、DEN-4)があるとされ、マレーシアで今年被害が急増している最大の要因は、従来に比べ、「DEN-2」という毒性の非常に強いウイルスが台頭してきたことだ。 専門家らは「新型ウイルスへの抗体がないため、感染者や死者が拡大しやすい」と分析するとともに、気候変動も、もう1つの要因と断定。デング熱専門家のマラヤ大学のサザリー・アブ教授は
エボラ出血熱では、治療を受けていた英国人のウィリアム・プーリー氏が、ロンドンの病院で、治験段階の治療薬「Zmapp」の投与を含む治療を受け、退院し回復に向かっている。 しかし、デング熱は今のところ特効薬もなければ、ワクチンさえもない。感染しても点滴を打って、解熱剤をもらって寝ているだけの対症療法しかなく、結局のところ施す術のない病気で、本当はやっかいな「吸血鬼病」なのだ。 これまではインフルエンザや風邪だと見過ごされていた? 「突如、上陸した吸血鬼病」と日本列島のショックは隠せないが、実は、今年4月すでに国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)のウォルター・コット事務次長は、「地球温暖化に伴い、デング熱を媒介する蚊が北上し、さらに多くの人々を危険にさらしていくだろう」と感染拡大を予測していた。 また、IFRCが声明で「デング熱は前例のない拡大を見せているが、以前から全く関心が払われていない」と
国内感染者は戦後初で70年ぶりだが、先月末、菅(義偉)官房長官は「感染源を突き止め、感染拡大防止に努めるが、デング熱は重症化することは稀で、人から人への直接感染はない」と冷静な対応を求めた。 熱帯から温帯へ世界的な感染拡大が懸念されるデング熱 感染者は9日時点の届け出だけで88人に達するなど、今後100人の大台を超える可能性もあるが、「夏の風物詩で一過性のもの。ほとんどが大事にいたらない」と日本の報道を見る限り、どこか楽観視されているように見える。 実際、最初の“震源地”とされた代々木公園では、今夏、東南アジアや南米の文化や食のイベントが開催され、「外国人により運び込まれた可能性も」と憶測されるが、感染源のルートの確定は困難を極め、まさにミステリーだ。 デング熱は、確かに日本では聞き慣れない病気だが、世界ではマラリアに次ぎ多い昆虫媒介系感染症として恐れられている。WHOの調べでは、デング熱
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