【11月30日 時事通信社】英国際戦略研究所(IISS)のミサイル専門家マイケル・エレマン氏は29日、北朝鮮が同日発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)について、米本土を攻撃するには核弾頭の小型化が不可欠だと分析した。その上で、北朝鮮が米西海岸を弾道ミサイルで攻撃する能力を持つには1年程度かかると結論付けた。 エレマン氏は米ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院の米韓研究所のホームページに掲載された分析記事の中で、北朝鮮が発射したICBM「火星15」は、7月に2回発射した同「火星14」の2段目ブースターのエンジンを2基から4基に増やしたものだったと指摘。通常軌道で発射した場合の最大飛距離が約1万3000キロに伸びたのはこのためだったと分析した。 ただ、いずれの発射実験でも弾頭部分の重さは実際の核弾頭を搭載した場合よりはるかに軽い約150キロだったとみられる。エレマン氏は、弾頭重量がよ
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