液化天然ガス(LNG)ビジネスの境界が急速に消えつつある。買い手である電力・ガス会社がガス田開発や液化などの上流事業に進出する一方、石油開発会社は消費国での受け入れ基地や小売りなど川下分野に手を広げる。業態の垣根を越えた競争が加速する中で、存在感を増す意外な伏兵がいる。LNG輸送を手掛ける商船三井である。2018年11月、福岡市で世界のLNG輸入企業で構成する「LNG輸入者国際グループ(GII
香港(CNNMoney) ロシアの海運企業「ソブコムフロット」は27日までに、運航する液化天然ガス運搬船が砕氷船の助けも借りず北極圏海域を横断する航行に成功したと発表した。一般商船としては初の成果としている。 ノルウェーから韓国までの航行日数は19日間で史上最短記録としている。同企業によると、スエズ運河を通航する通常航路の日数を約3割縮めた。 同船「クリストフ・ドマルジュリ」はロシアの遠隔地にある2カ所の港をつなぎ、北方航路として知られる北極圏の北端海域を新記録となる6日半で航行したという。 クリストフ・ドマルジュリは、厚さが最大2.1メートルの氷の中の移動が出来る性能を持つ。夏季だけでなく一年中を通じ厳しい海洋環境にある北極圏海域の利用が可能であることを意味する。 ソブコムフロット社によると、今回の航行では厚さ1.2メートルの氷が広がる海域で2000カイリ(約3700キロ)以上進んだ。運
1972年東京生まれ。専門は国際政治、コーカサスを中心とした旧ソ連地域研究、紛争・平和研究。主な著作に『旧ソ連地域と紛争――石油・民族・テロをめぐる地政学』(慶應義塾大学出版会)、『強権と不安の超大国・ロシア――旧ソ連諸国から見た「光と影」』(光文社新書)、『コーカサス――国際関係の十字路』(集英社新書)【2009年アジア太平洋賞特別賞受賞】など。 今年の5月14~15日に、中国が推進している現代版シルクロード経済圏構想である「一帯一路」の国際会議が中国の首都・北京で開催された。同会議には、全世界の計130カ国の1500人、そして29カ国の首脳が参加した。「一帯一路」は中国が4年の年月をかけて推進してきたものだが、このような会議が行われるのは初めてであり、中国は大国の威信をかけてこの会議に臨んだ。この会議は、中国の最近の外交政策の成否のメルクマールとなり、また今後の「一帯一路」の発展を展望
スト中の運転手を取り囲み、トラックの撤去を命じる警察官=モスクワ州レウトフで2017年4月17日、杉尾直哉撮影 【モスクワ杉尾直哉】ロシア各地で大型長距離トラックの運転手たちが3月以降、ストライキを繰り広げている。政府が2015年に導入した通行料金徴収制度「プラトン」の撤廃を主張しているが、同時に「政府の無能ぶり」を糾弾しており、新たな反政府運動に発展しそうな様相を見せている。 17日、モスクワ中心部から約20キロ東の大型モールの駐車場。大型トラック7台を止めてストを展開した。フロントガラスには「プラトン撤廃」と書かれた横断幕。警察がパトカー7台で駆けつけ、退去を命じたが、運転手たちは「誰にも迷惑をかけていない」と訴え、押し問答となった。 このストに参加した運転手のアレクサンドルさん(45)は「燃料費が高騰する中、プラトンまで取られれば、収入はない。死活問題だ」と語った。
こちらの記事の内容を簡単にメモしておくと、このほどウクライナの駐EU通商代表のナタリヤ・ミコリシカが記者会見を開き、ロシアによるウクライナ商品の輸入禁止、ウクライナ貨物トランジットの停止により2016年にウクライナが被った喪失は9億ドルと推計されると発表した。 他方、EUがウクライナ向けの農産物・食品関税割当の枠を拡大することを計画しており(注:本当だろうか?)、それによりウクライナは年間1.5億~2億ドルを獲得できる。 EUとのFTA成立後、貿易が逆に減っているとの言説があるが、それは的外れである。なぜなら、2014年には主に鉄鋼と農産物をEUに輸出しており、鉄鋼はドンバス紛争で生産が急減しており、農産物はロシアによるEU産食品の禁輸でEUで飽和状態になっているからである。ミコリシカ代表は以上のように述べた。 ブログランキングに参加しています 1日1回クリックをお願いします
こちらの記事によると、ウクライナ経済省のN.ミコリスカヤという幹部がこのほど出版社とのインタビューで、ロシアとの対立によるウクライナ側の経済的損害について語ったということである。それによれば、2016年1~5月のウクライナの対ロシア輸出は、前年同期比36.2%低下した。カザフスタン向けの輸出は46.2%低下した。2016年通年では、ロシア側の導入した措置の打撃を受け、ウクライナ経済にとっての損害は10億ドルに上ると推察されると、ミコリスカヤは述べた。ロシアの安全保障および国益を保証するための大統領令により、7月1日からウクライナの商品をロシア領を自動車および鉄道で経由してカザフスタンおよびキルギスに輸送することが一次的に禁止されている。 ブログランキングに参加しています 1日1回クリックをお願いします
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