7月16日、新興国では成長という「果実」の分け前に十分あずかっていないと怒りを抱える中間層が増えており、大手資産運用会社は新興国に対する評価の再考を迫られている。写真は反政府デモを行う市民ら。タイのバンコクで3月撮影(2014年 ロイター/Damir Sagolj) [ロンドン 16日 ロイター] - 新興国では成長という「果実」の分け前に十分あずかっていないと怒りを抱える中間層が増えており、大手資産運用会社は新興国に対する評価の再考を迫られている。 政治リスクは新興国を主な対象とする投資家にとって避け難い現実だが、資産運用会社の多くは、「アラブの春」後の世界で貧富の差への不満が高じて混乱化するのを防げる組織や政府を備えた国はどこか、判別を進めている。